59 / 78
59
しおりを挟む
パンケーキを食べて下宿に戻ると、またウカノ兄ちゃんがやらかしていた。
ちなみに今日はエリィさんも一緒である。
今回のことについて、エリィさんもウカノ兄ちゃんの考えを聞いておきたいらしい。
さて、そのウカノ兄ちゃんが何をやらかしたのかだが。
まず、農業ギルドへ住み込みの仕事をもらいに出かけた先で、力がいるんだーと武器屋にて暴れていた悪漢を取り押さえたらしい。
「なんて言ったかなぁ、クーラ? とかいう名前の小生意気なガキだった」
「そんな名前の知り合いいないけど」
「そうなのか?
でも、お前の名前出して復讐してやるーって駄々こねてたぞ」
そこでエリィさんが、あえて目の前の光景は見ないようにして言ってきた。
「それ、もしかしてクラウって名前じゃないのか?
ほら、シンの元仲間の」
あ、あー、はいはい。
居たな、そんなやつ。
もう嫌いな奴だし、関わりたくないから記憶の中から消してた。
俺の反応を見て、クレイ兄ちゃんがケラケラ笑った。
「なんだ、お前もパーティ仲間からハブにされてたのか!」
「まぁね。お陰で骨を折ることになったけど」
この辺の話は、ウカノ兄ちゃんはともかくクレイ兄ちゃんの耳には入ってると思ったけど、もしかして知らないのかな?
と思いきや、
「あー、アレだろ?
百姓一揆やったんだってな」
クレイ兄ちゃんは知ってた。
しかし、なんのことかわからないウカノ兄ちゃんはキョトンとしている。
クレイ兄ちゃんが、ウカノ兄ちゃんにその辺のことを簡単に説明してくれた。
説明を聞いたウカノ兄ちゃんは、目を細めて、
「シンも社会の荒波の中、苦労してたんだなぁ」
なんて言ってくる。
とりあえず、それは今は脇に置いておこう。
俺は、自分の部屋にある光景について、その光景を作り出した兄へ訊ねた。
「ところで、ウカノ兄ちゃん」
「ん? なに?」
「その逆さ吊りになってる人達、誰?
見たところ魔族っぽいけど」
そう、ウカノ兄ちゃんは魔法で見ず知らずの魔族二人を逆さ釣りにして拷問している真っ最中だったのだ。
ちなみに、先日の暗殺部隊の人達の時のように部屋が真っ赤に染まっていたりする。
掃除するの大変なのになぁ。
俺の言葉に、ウカノ兄ちゃんが答える。
「なんだ、お前の知り合いじゃないのか。
それじゃ、もう手加減しなくていいよな。
あ、大丈夫、外に音が漏れないようにちゃんと魔法かけてあるから」
「いやいやいや、答えになってないから!!
なんなの、この人たち?!」
「んー? お前のストーカーじゃないの?」
どこか呑気に言うウカノ兄ちゃんへ、クレイ兄ちゃんが例の短剣を見せて、ほんの数時間前のダンジョンのことを話す。
ウカノ兄ちゃんは、クレイ兄ちゃんの説明を聞きつつ短剣を手に取り興味深そうに眺める。
眺めた後に、大きく息を吐き出した。
「すみません、領分を侵した非礼は謝ります。
この二人、連れて行って貰っていいですか?」
ウカノ兄ちゃんは突如、虚空に向かってそんなことを言う。
その直後、部屋の扉が開いて暗殺部隊の部隊員三人が俺の部屋に入ってきた。
「暗殺部隊?!」
エリィさんが、驚いて声をあげる。
しかし、三人は軽く会釈しただけだった。
どうでもいいけど、かなり密度高いなこの部屋。
吊るされた二人を含めて、俺、エリィさん、ウカノ兄ちゃん、クレイ兄ちゃん、暗殺部隊員三人。
九人はさすがにキツいものがある。
「あ、はい。なんかすみません」
「非礼なんてとんでもない、協力感謝します」
「それでは引き取らせてもらいます」
そう言って、暗殺部隊の人達が吊るされた魔族の二人を回収していった。
こう、なんていうか、もっとこう、登場の仕方とかさぁ。
なんてどうでもいいことを考えてる俺に、ウカノ兄ちゃんは言ってくる。
「なんかわかったら連絡くれるかもな、あの人たち。
それはそれとして、魔族と遭遇戦したって?
それも軍人ねぇ?」
そしてまた短剣を、ジロジロ見る。
「どうもきな臭くなって来てるなぁ。
それも、この前俺が倒した暗殺者と同じ気配がまとわりついてる。
それに、クレイ、お前気づいててこの短剣持ってきたな?」
俺はわけがわからず、疑問符を浮かべる。
それはエリィさんも同じだった。
話を振られたクレイ兄ちゃんはと言えば、苦笑している。
その反応を見て、ウカノ兄ちゃんは溜息をつく。
それから、実に申し訳なさそうにエリィさんへ言った。
「すみません、エリィさん。
ちょっと家族会議を開きたいので、退室してもらっていいですか?」
当然、いきなり過ぎてエリィさんが面食らう。
俺としては家族会議の前に部屋の掃除をしたいんだけどなぁ。
「いや、しかし」
エリィさんが、ちらっと俺を見てくる。
俺はウカノ兄ちゃんを見て、それからエリィさんを見た。
ウカノ兄ちゃんは、お前からも言ってくれと無言の圧力を感じたし、エリィさんからは、まさか私を外さないよな? というこれまた、無言の圧力を感じた。
「エリィさんが居ちゃ話しにくい内容?」
俺は確認する。
ウカノ兄ちゃんが頷く。
少し場の空気が重くなったところで、クレイ兄ちゃんが言った。
「話しにくいって言うか、アレだよ。
お前が苦手なクロッサ兄ちゃんが、魔族側に関わってるかもしれないんだ」
クレイ兄ちゃんが言った直後、ウカノ兄ちゃんがその頭を小突いた。
「クレイ、バラすなよ!」
ちなみに今日はエリィさんも一緒である。
今回のことについて、エリィさんもウカノ兄ちゃんの考えを聞いておきたいらしい。
さて、そのウカノ兄ちゃんが何をやらかしたのかだが。
まず、農業ギルドへ住み込みの仕事をもらいに出かけた先で、力がいるんだーと武器屋にて暴れていた悪漢を取り押さえたらしい。
「なんて言ったかなぁ、クーラ? とかいう名前の小生意気なガキだった」
「そんな名前の知り合いいないけど」
「そうなのか?
でも、お前の名前出して復讐してやるーって駄々こねてたぞ」
そこでエリィさんが、あえて目の前の光景は見ないようにして言ってきた。
「それ、もしかしてクラウって名前じゃないのか?
ほら、シンの元仲間の」
あ、あー、はいはい。
居たな、そんなやつ。
もう嫌いな奴だし、関わりたくないから記憶の中から消してた。
俺の反応を見て、クレイ兄ちゃんがケラケラ笑った。
「なんだ、お前もパーティ仲間からハブにされてたのか!」
「まぁね。お陰で骨を折ることになったけど」
この辺の話は、ウカノ兄ちゃんはともかくクレイ兄ちゃんの耳には入ってると思ったけど、もしかして知らないのかな?
と思いきや、
「あー、アレだろ?
百姓一揆やったんだってな」
クレイ兄ちゃんは知ってた。
しかし、なんのことかわからないウカノ兄ちゃんはキョトンとしている。
クレイ兄ちゃんが、ウカノ兄ちゃんにその辺のことを簡単に説明してくれた。
説明を聞いたウカノ兄ちゃんは、目を細めて、
「シンも社会の荒波の中、苦労してたんだなぁ」
なんて言ってくる。
とりあえず、それは今は脇に置いておこう。
俺は、自分の部屋にある光景について、その光景を作り出した兄へ訊ねた。
「ところで、ウカノ兄ちゃん」
「ん? なに?」
「その逆さ吊りになってる人達、誰?
見たところ魔族っぽいけど」
そう、ウカノ兄ちゃんは魔法で見ず知らずの魔族二人を逆さ釣りにして拷問している真っ最中だったのだ。
ちなみに、先日の暗殺部隊の人達の時のように部屋が真っ赤に染まっていたりする。
掃除するの大変なのになぁ。
俺の言葉に、ウカノ兄ちゃんが答える。
「なんだ、お前の知り合いじゃないのか。
それじゃ、もう手加減しなくていいよな。
あ、大丈夫、外に音が漏れないようにちゃんと魔法かけてあるから」
「いやいやいや、答えになってないから!!
なんなの、この人たち?!」
「んー? お前のストーカーじゃないの?」
どこか呑気に言うウカノ兄ちゃんへ、クレイ兄ちゃんが例の短剣を見せて、ほんの数時間前のダンジョンのことを話す。
ウカノ兄ちゃんは、クレイ兄ちゃんの説明を聞きつつ短剣を手に取り興味深そうに眺める。
眺めた後に、大きく息を吐き出した。
「すみません、領分を侵した非礼は謝ります。
この二人、連れて行って貰っていいですか?」
ウカノ兄ちゃんは突如、虚空に向かってそんなことを言う。
その直後、部屋の扉が開いて暗殺部隊の部隊員三人が俺の部屋に入ってきた。
「暗殺部隊?!」
エリィさんが、驚いて声をあげる。
しかし、三人は軽く会釈しただけだった。
どうでもいいけど、かなり密度高いなこの部屋。
吊るされた二人を含めて、俺、エリィさん、ウカノ兄ちゃん、クレイ兄ちゃん、暗殺部隊員三人。
九人はさすがにキツいものがある。
「あ、はい。なんかすみません」
「非礼なんてとんでもない、協力感謝します」
「それでは引き取らせてもらいます」
そう言って、暗殺部隊の人達が吊るされた魔族の二人を回収していった。
こう、なんていうか、もっとこう、登場の仕方とかさぁ。
なんてどうでもいいことを考えてる俺に、ウカノ兄ちゃんは言ってくる。
「なんかわかったら連絡くれるかもな、あの人たち。
それはそれとして、魔族と遭遇戦したって?
それも軍人ねぇ?」
そしてまた短剣を、ジロジロ見る。
「どうもきな臭くなって来てるなぁ。
それも、この前俺が倒した暗殺者と同じ気配がまとわりついてる。
それに、クレイ、お前気づいててこの短剣持ってきたな?」
俺はわけがわからず、疑問符を浮かべる。
それはエリィさんも同じだった。
話を振られたクレイ兄ちゃんはと言えば、苦笑している。
その反応を見て、ウカノ兄ちゃんは溜息をつく。
それから、実に申し訳なさそうにエリィさんへ言った。
「すみません、エリィさん。
ちょっと家族会議を開きたいので、退室してもらっていいですか?」
当然、いきなり過ぎてエリィさんが面食らう。
俺としては家族会議の前に部屋の掃除をしたいんだけどなぁ。
「いや、しかし」
エリィさんが、ちらっと俺を見てくる。
俺はウカノ兄ちゃんを見て、それからエリィさんを見た。
ウカノ兄ちゃんは、お前からも言ってくれと無言の圧力を感じたし、エリィさんからは、まさか私を外さないよな? というこれまた、無言の圧力を感じた。
「エリィさんが居ちゃ話しにくい内容?」
俺は確認する。
ウカノ兄ちゃんが頷く。
少し場の空気が重くなったところで、クレイ兄ちゃんが言った。
「話しにくいって言うか、アレだよ。
お前が苦手なクロッサ兄ちゃんが、魔族側に関わってるかもしれないんだ」
クレイ兄ちゃんが言った直後、ウカノ兄ちゃんがその頭を小突いた。
「クレイ、バラすなよ!」
5
お気に入りに追加
1,997
あなたにおすすめの小説
【無双】底辺農民学生の頑張り物語【してみた】
一樹
ファンタジー
貧乏農民出身、現某農業高校に通うスレ主は、休憩がてら息抜きにひょんなことから、名門校の受験をすることになった顛末をスレ立てをして語り始めた。
わりと強いはずの主人公がズタボロになります。
四肢欠損描写とか出てくるので、苦手な方はご注意を。
小説家になろうでも投稿しております。
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる
シンギョウ ガク
ファンタジー
※2019年7月下旬に第二巻発売しました。
※12/11書籍化のため『Sランクパーティーから追放されたおっさん商人、真の仲間を気ままに最強SSランクハーレムパーティーへ育てる。』から『おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる』に改題を実施しました。
※第十一回アルファポリスファンタジー大賞において優秀賞を頂きました。
俺の名はグレイズ。
鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路の(自称ワイルド系イケオジ)おっさん。
ジョブは商人だ。
そう、戦闘スキルを全く習得しない商人なんだ。おかげで戦えない俺はパーティーの雑用係。
だが、ステータスはMAX。これは呪いのせいだが、仲間には黙っていた。
そんな俺がメンバーと探索から戻ると、リーダーのムエルから『パーティー追放』を言い渡された。
理由は『巷で流行している』かららしい。
そんなこと言いつつ、次のメンバー候補が可愛い魔術士の子だって知ってるんだぜ。
まぁ、言い争っても仕方ないので、装備品全部返して、パーティーを脱退し、次の仲間を探して暇していた。
まぁ、ステータスMAXの力を以ってすれば、Sランク冒険者は余裕だが、あくまで俺は『商人』なんだ。前衛に立って戦うなんて野蛮なことはしたくない。
表向き戦力にならない『商人』の俺を受け入れてくれるメンバーを探していたが、火力重視の冒険者たちからは相手にされない。
そんな、ある日、冒険者ギルドでは流行している、『パーティー追放』の餌食になった問題児二人とひょんなことからパーティーを組むことになった。
一人は『武闘家』ファーマ。もう一人は『精霊術士』カーラ。ともになぜか上級職から始まっていて、成長できず仲間から追放された女冒険者だ。
俺はそんな追放された二人とともに冒険者パーティー『追放者《アウトキャスト》』を結成する。
その後、前のパーティーとのひと悶着があって、『魔術師』アウリースも参加することとなった。
本当は彼女らが成長し、他のパーティーに入れるまでの暫定パーティーのつもりだったが、俺の指導でメキメキと実力を伸ばしていき、いつの間にか『追放者《アウトキャスト》』が最強のハーレムパーティーと言われるSSランクを得るまでの話。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる