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献血行ったら、糖尿病が発覚した話
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タイトル通りの話です。
つーても、去年、2020年の秋ごろの話なんですけど。
極々初期の糖尿病だということが、献血に行って発覚しました。
さて、糖尿病だと発覚した経緯の前に、軽く自分の献血歴を書かせてください。
自分の献血歴は、それなりに長い、長いのかなぁ??
一時は就職やら住んでる場所の近辺に献血ルームがなくて疎遠になってしまったので、長いか短いかはいまいちわかりません。
さかのぼること十数年前のことです。
当時バイト(諸事情で土、日のみ)しつつもヲタ活動やら学費やらでヒィヒィ言ってた学生がいました。
自分です。
お菓子を買うか、エッチな漫画を買うかで悩む日々。
当然、ネットカフェや漫画喫茶に行く金なんてありません。
「あー、どっかにただジュースと菓子飲み食いできる場所ないかなぁ。
エッチな本とは言わない、せめて漫画もタダで読めたらなぁ」
そんな都合のいい妄想に耽っていた自分に、当時の同級生から献血のお誘いがありました。
話を聞けば、血を提供すればジュース飲み放題、お菓子食べ放題、なんなら漫画も置いてあって読み放題、血を取るための拘束時間を除けば基本時間の制限なしということでした。
そりゃ、食いつきますよね。
そんなご都合主義な場所がマジであるんか、と。
興味津々で、当時通っていた専門学校近くの献血ルームにその同級生と一緒に行ったのが最初でした。
ちなみに、その同級生が献血に行ってた理由は、自分の血が見たいから、というちょっとエキセントリックなものでした。
自分も同級生も、誰かのためにとかではなく、なんというか非常に利己的というか自分主義な目的で献血に行ってました。
まぁ、初めての時は驚きましたね。
というのも、献血するためには事前に持病がないかとか色々質問されて、その後にお医者さん(医者でよかったはず。間違ってたらすみません)と対面で体調不良がないかとか聞かれて。
さて献血かと思いきや、その前に採血して使える血かどうか調べられたり。
ここをクリアすると、いよいよ献血になります。
今は例の感染症で不足していますが、十数年前も万年不足気味でしたね、血液。
順番待ちをして、呼ばれるとなんかSF映画に出てくるような椅子に案内されました。
横には血液を採るためのなんかがっしりした機械があるし、椅子の前にはテーブルとテレビが備え付けられていました。
学校から帰る途中で寄ったので、時間としては、ちょうど時代劇の再放送が流れてました。
それをなんとなく眺めていたら、色々準備していた白衣姿のスタッフの人が来て、受付や問診でもそうだったんですけど、丁寧すぎるほど丁寧にでもわかりやすく血をとるプロセスや、その他もろもろをを簡単に説明をしてくれました。
なんでも、400ミリ(全血。普通に血を取る)、成分(成分献血。血小板とかそういうのをとる。残りは体に戻ず)かかわらず、献血の最中、あるいは献血後に気分が悪くなってしまう人もいるんだとか。
なによりも、一番驚いたのは、アレです。
献血用の針の太さ。
「すっごく、大きいです」
心の中で呟きました。
あと、正直に言うとビビりました。
だっててっきり採血用の、と言うより予防接種とかのああいう針を想像してたんで。
ちょうど隣の席になった同級生は、見るからに楽しそうに抜かれていく血を見ていました。
「ほんと、楽しそうだなお前」
口には出しませんでしたが、こう、ね?
ビビる心を誤魔化すようにそんなことを内心で呟いたのを覚えてます。
さて、そんな自分をよそにスタッフさんが、
「じゃ、少しチクっとしますねぇ」
なんて言って、ブスっと太い針を刺しました。
痛みは、スタッフさんの腕が良かったのか、普通でしたね。
予防接種の時と変わらない感じでした。
この痛みの体感は人それぞれなので、あくまで自分の場合はそんなかんじでした。
こうして初めての献血を終わらせた後、ジュースと菓子と漫画を電車の時間まで堪能して帰りました。
結局、卒業まで小まめに行ってましたね。
懐かしいです。
さて、先述したように専門学校卒業後は就職やら近所にも就職先の近くにも献血ルームが無かったので自然と足が遠のいてしまいました。
それから数年後のことでした。
献血ルームから葉書が届きました。
血が不足しまくってるから来てくれ、という内容の葉書でした。
んで、また献血ライフがスタートしたんです。
それからさらに数年が経過した2020年、秋。
その時は感染症の予防対策をしっかりしたうえで、献血に行きました。
今はラブラッドというものがり、登録しておくと自分の献血した翌日から数日以内に血の成分というか数値、生化学検査結果がウェブ上で見られるようになってるんですが、その血糖値を示す箇所が基準値を超えて赤く表示されていたんです。
【グリコアルブミン GA】という項目でした。
説明書きをみると、基準値を超えてると糖尿病かもしれないから、早めに病院行って診てもらってね、書いてありました。
はい、ここでまさか自分が?
いやいや偶々でしょムーブ&バイアスがかかり無視しました。
それから間をおかずに、感染症で遅れに遅れていた健康診断の日取りが決まって、行ってきたんですが、やはり採血で糖尿病かもそいう結果が。
ここでもまた、偶々でしょムーブ&バイアスがかかりました。
しかし、なにか見えない力が働いているのか、職場の別部署の幹部の人が糖尿病を放置したため網膜症、網膜剝離ですねそれを通勤途中で発症し、病院に運ばれたという話が直属の上司かもたらされました。
健康診断から一週間も経過してませんでした。
「うん、医者、行ってこよう」
ガチでヤバいと思って病院の予約をとって、行ってきました。
精密検査の結果、糖尿病と診断されました。
ただ、食事と運動で数値が改善されるかもということになり、薬での治療はせず、食事療法で経過観察となりました。
こうなってくると、献血はしばらく行けないなぁ、と思っていたらよくよく説明をみると服薬していなければ大丈夫的な事が書いてありました。
とはいえ、一度献血するとしばらく日をおかなければならないので、とりあえずこの間に運動と食事に気をつけ生活していました。
しかし、体重は全然落ちませんでした。
その間にも、献血のお願いメールやラインが届いていました。
せめて数値が改善されたか知りたかったということもあり、とりあえず駄目元で献血に行ってきました。
受付等での問診で、正直に糖尿病と診断されたことを話しました。
結果は大丈夫だろうとの判断で、献血できました。
そして、翌日にはその検査結果の通知がきました。
数値、下がってました!!
ありがとう!鯖、豆腐、緑黄色野菜!!
基準値内だったので、もうしばらく運動と食事に気をつけて体重を落とす方向に頑張りたいと思います。
というか、ガチで行っててよかった献血と思いました。
そうじゃなかったら、健康診断の結果を見ても、んで別部署の幹部の話を聞いても、自分は大丈夫バイアスがかかってきっと医者行ってなかったと思います。
ジュース飲み放題、マンガ読み放題の場所を失ってたまるか、という意地もありましたね。
お菓子は、今はコインをもらって自販機で手に入れる方法に変わってしまいました。
おのれ、感染症。
そんなわけで、なにが原因で病気が見つかるかわからないもんだよなぁ、という長い独り言でした。
つーても、去年、2020年の秋ごろの話なんですけど。
極々初期の糖尿病だということが、献血に行って発覚しました。
さて、糖尿病だと発覚した経緯の前に、軽く自分の献血歴を書かせてください。
自分の献血歴は、それなりに長い、長いのかなぁ??
一時は就職やら住んでる場所の近辺に献血ルームがなくて疎遠になってしまったので、長いか短いかはいまいちわかりません。
さかのぼること十数年前のことです。
当時バイト(諸事情で土、日のみ)しつつもヲタ活動やら学費やらでヒィヒィ言ってた学生がいました。
自分です。
お菓子を買うか、エッチな漫画を買うかで悩む日々。
当然、ネットカフェや漫画喫茶に行く金なんてありません。
「あー、どっかにただジュースと菓子飲み食いできる場所ないかなぁ。
エッチな本とは言わない、せめて漫画もタダで読めたらなぁ」
そんな都合のいい妄想に耽っていた自分に、当時の同級生から献血のお誘いがありました。
話を聞けば、血を提供すればジュース飲み放題、お菓子食べ放題、なんなら漫画も置いてあって読み放題、血を取るための拘束時間を除けば基本時間の制限なしということでした。
そりゃ、食いつきますよね。
そんなご都合主義な場所がマジであるんか、と。
興味津々で、当時通っていた専門学校近くの献血ルームにその同級生と一緒に行ったのが最初でした。
ちなみに、その同級生が献血に行ってた理由は、自分の血が見たいから、というちょっとエキセントリックなものでした。
自分も同級生も、誰かのためにとかではなく、なんというか非常に利己的というか自分主義な目的で献血に行ってました。
まぁ、初めての時は驚きましたね。
というのも、献血するためには事前に持病がないかとか色々質問されて、その後にお医者さん(医者でよかったはず。間違ってたらすみません)と対面で体調不良がないかとか聞かれて。
さて献血かと思いきや、その前に採血して使える血かどうか調べられたり。
ここをクリアすると、いよいよ献血になります。
今は例の感染症で不足していますが、十数年前も万年不足気味でしたね、血液。
順番待ちをして、呼ばれるとなんかSF映画に出てくるような椅子に案内されました。
横には血液を採るためのなんかがっしりした機械があるし、椅子の前にはテーブルとテレビが備え付けられていました。
学校から帰る途中で寄ったので、時間としては、ちょうど時代劇の再放送が流れてました。
それをなんとなく眺めていたら、色々準備していた白衣姿のスタッフの人が来て、受付や問診でもそうだったんですけど、丁寧すぎるほど丁寧にでもわかりやすく血をとるプロセスや、その他もろもろをを簡単に説明をしてくれました。
なんでも、400ミリ(全血。普通に血を取る)、成分(成分献血。血小板とかそういうのをとる。残りは体に戻ず)かかわらず、献血の最中、あるいは献血後に気分が悪くなってしまう人もいるんだとか。
なによりも、一番驚いたのは、アレです。
献血用の針の太さ。
「すっごく、大きいです」
心の中で呟きました。
あと、正直に言うとビビりました。
だっててっきり採血用の、と言うより予防接種とかのああいう針を想像してたんで。
ちょうど隣の席になった同級生は、見るからに楽しそうに抜かれていく血を見ていました。
「ほんと、楽しそうだなお前」
口には出しませんでしたが、こう、ね?
ビビる心を誤魔化すようにそんなことを内心で呟いたのを覚えてます。
さて、そんな自分をよそにスタッフさんが、
「じゃ、少しチクっとしますねぇ」
なんて言って、ブスっと太い針を刺しました。
痛みは、スタッフさんの腕が良かったのか、普通でしたね。
予防接種の時と変わらない感じでした。
この痛みの体感は人それぞれなので、あくまで自分の場合はそんなかんじでした。
こうして初めての献血を終わらせた後、ジュースと菓子と漫画を電車の時間まで堪能して帰りました。
結局、卒業まで小まめに行ってましたね。
懐かしいです。
さて、先述したように専門学校卒業後は就職やら近所にも就職先の近くにも献血ルームが無かったので自然と足が遠のいてしまいました。
それから数年後のことでした。
献血ルームから葉書が届きました。
血が不足しまくってるから来てくれ、という内容の葉書でした。
んで、また献血ライフがスタートしたんです。
それからさらに数年が経過した2020年、秋。
その時は感染症の予防対策をしっかりしたうえで、献血に行きました。
今はラブラッドというものがり、登録しておくと自分の献血した翌日から数日以内に血の成分というか数値、生化学検査結果がウェブ上で見られるようになってるんですが、その血糖値を示す箇所が基準値を超えて赤く表示されていたんです。
【グリコアルブミン GA】という項目でした。
説明書きをみると、基準値を超えてると糖尿病かもしれないから、早めに病院行って診てもらってね、書いてありました。
はい、ここでまさか自分が?
いやいや偶々でしょムーブ&バイアスがかかり無視しました。
それから間をおかずに、感染症で遅れに遅れていた健康診断の日取りが決まって、行ってきたんですが、やはり採血で糖尿病かもそいう結果が。
ここでもまた、偶々でしょムーブ&バイアスがかかりました。
しかし、なにか見えない力が働いているのか、職場の別部署の幹部の人が糖尿病を放置したため網膜症、網膜剝離ですねそれを通勤途中で発症し、病院に運ばれたという話が直属の上司かもたらされました。
健康診断から一週間も経過してませんでした。
「うん、医者、行ってこよう」
ガチでヤバいと思って病院の予約をとって、行ってきました。
精密検査の結果、糖尿病と診断されました。
ただ、食事と運動で数値が改善されるかもということになり、薬での治療はせず、食事療法で経過観察となりました。
こうなってくると、献血はしばらく行けないなぁ、と思っていたらよくよく説明をみると服薬していなければ大丈夫的な事が書いてありました。
とはいえ、一度献血するとしばらく日をおかなければならないので、とりあえずこの間に運動と食事に気をつけ生活していました。
しかし、体重は全然落ちませんでした。
その間にも、献血のお願いメールやラインが届いていました。
せめて数値が改善されたか知りたかったということもあり、とりあえず駄目元で献血に行ってきました。
受付等での問診で、正直に糖尿病と診断されたことを話しました。
結果は大丈夫だろうとの判断で、献血できました。
そして、翌日にはその検査結果の通知がきました。
数値、下がってました!!
ありがとう!鯖、豆腐、緑黄色野菜!!
基準値内だったので、もうしばらく運動と食事に気をつけて体重を落とす方向に頑張りたいと思います。
というか、ガチで行っててよかった献血と思いました。
そうじゃなかったら、健康診断の結果を見ても、んで別部署の幹部の話を聞いても、自分は大丈夫バイアスがかかってきっと医者行ってなかったと思います。
ジュース飲み放題、マンガ読み放題の場所を失ってたまるか、という意地もありましたね。
お菓子は、今はコインをもらって自販機で手に入れる方法に変わってしまいました。
おのれ、感染症。
そんなわけで、なにが原因で病気が見つかるかわからないもんだよなぁ、という長い独り言でした。
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