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【もう】おまいら、愚痴聞いてくれ【ヤダ(´;ω;`)】
裏話9 生徒会長と毒殺未遂事件
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授業の予想外のトラブルにより内臓破裂して、入院した知人をアンクは訪ねてきた。
お見舞いというやつである。
病室に行くと、初めて会話を交わした日のようにとても怪我人とは思えない元気な姿がそこにあった。
苦笑すると同時にアンクの中であの日の記憶がよみがえる。
―――――――――……
今年の新入生の中に、無属性魔力保持者がいる。
それも二人。
その情報は、直ぐに彼にも、もたらされた。
一人は、とある貴族出身の生徒。
エル・フォン・ファランクス。
養子ではあるが、家柄、人柄ともによく、さまざまな生徒に慕われている。
人脈もとても広い。
師匠が偉大な魔法使いであり、その関係かこの国でも最高の研究機関の一つである王立魔法研究所に出入りしている。
師匠の元で立てた武功は数しれず。
中にはわずか七歳で、凶暴化した魔物を倒したとあった。
とても優秀な人材だ。
あちこちから今のうちに唾をつけておこうと、スカウトの話が来ているらしい。
ちなみに入試の成績はトップだった。首席である。
生徒会長たる彼も、
しかし、完全にノーマークだった人材がこの秋から学園に通うことが決まっていた。
ヤマト・ディケ。
山奥の村に住んでいたという農民の少年である。
魔力持ちの義務として、そしてサクラとしてこの学園を受験した。
技術試験で問題を起こし落とされたらしいが、もしも普通に受かっていたら、彼が首席だったのは確実だった。
ペーパーテストはオール満点。
技術試験も、試験官であった在校生を圧倒し、それを止めにきたエルを含めた実力者を叩きのめしたらしい。
魔力の使い方は初心者とそう変わらないが、基礎はしっかりしていたというのが、現場を見た者の意見だった。
彼を含め、試験で意図的に落とされた者が通うことになった経緯は、学圏の恥とも言うべき事柄だ。
しかし、それによって予想外の掘り出し物が出てきたのだ。
悪いことばかりではないだろう。
学園の上層部は、ヤマトのことを危険視しているからか首輪をつけたらしいとは聞いた。
首輪を付けられた彼は現在、この学園での一学期の授業内容に追いつくべく他の転入生達とともに合宿中のはずである。
出る杭なのだ、彼は。
たしかに、この学園の卒業生には農民出身者も少なからずいる。
しかし、能力的に上である貴族、在校生を圧倒した存在などいなかった。
ましてや、農民出身で、無属性魔力保持者なんて、この学園始まって以来初の生徒である。
貴族なら数こそ少ないが、今まで何人もいた。
現にエルがそうだ。
彼とも話をした。
エルは学園にいる間は使える。
しかし、アレは野心とカリスマ性があってダメだ。
今はいい。
でも、忠誠心に疑問が残る。
いや、それは誰でも同じだ。
裏切る時は裏切るし、心変わりは誰にでもある。
加えて、エルは下克上をするタイプに見えた。
だから、彼はエルを生徒会へはスカウトしなかった。
在校中に寝首をかかれては笑えない。
さて、彼はどうだろう?
そう考えながら、生徒会長――アンクは問題児の顔写真付きの書類を見下ろした。
***
(すげぇ、コンビニやスーパーで売ってるペットボトルの奴じゃない。
ちゃんと茶葉から入れた紅茶だ)
俺は出された紅茶と、それが注がれているカップをまじまじと見た。
カップのデザインはめちゃめちゃオサレだ。
買うと高いやつだ、絶対。
それにしても、クンクン、うーんこの紅茶古くなってないか?
大丈夫か?
でも、会長さんのからも同じ匂いがするし。
高い紅茶飲んだことないからわからないけど、こういう匂いが普通なのかな?
しかし、生徒会長さんがわざわざ話ってなんだろう?
この強制合宿中は、入試の時のような問題は何もおこしてないはずだし。
ただ話がしたいから、という理由だけでここに連れてこられた。
「どうだい? この学園には馴染めそうかな?」
これまた高そうなローテーブルを挟んで、生徒会長が聞いてきた。
その両脇には、護衛なのだろう。
なにやら隙のない上級生が控えている。
「あはは、正直に言っても良いなら答えますよ」
「構わない」
「なら遠慮なく。
畑違い過ぎて、たぶん卒業まで馴染めない自信があります。
そもそも、大量に退学者が出たからって俺なんかがこの学園に入ることが決まった、ってのがどうも腑に落ちなくて」
正直に言ったら、何が面白かったのかわからないが笑われた。
嫌な笑いじゃないので、冗談だと思われたのかもしれない。
「君は知らないのか?
ペーパーテストはオール満点。実技試験も、あのトラブルが無ければ君は受かっていたさ。
それも首席で」
すげぇな。上流階級のお世辞。
「そうなんですか?」
「そうなんだよ」
「でも落ちましたよ、ここにいるのは補欠合格みたいなもんでしょう?」
「加えて、君は無属性魔力の持ち主だ」
「他にもいるじゃないですか。あの、有名な魔法使いだか賢者だかの弟子で貴族の生徒」
名前は知らん。
「いるな。彼とも話をしたよ。
で、君とも話がしたいと思ったんだ。
なにせ、農民出身で首席候補であり無属性魔力の持ち主は、とても珍しいからね」
なるほど、ソシャゲのSSRキャラ扱いされてんのか。
つーてもなぁ、その珍しい魔力とやらは封じられてるし。
腫れ物どころかゴミ扱い受けてんだけど。
それ以外は下々の者Aでしかないんだけど。
俺が不思議がっていると、生徒会長が人あたりのいい笑みを浮かべて紅茶を勧めてきた。
「冷めないうちにどうぞ」
匂いがアレだから要りません、とは言えない雰囲気だ。
仕方ない、飲むふりだけにしておこう。
一応、舐めるくらいはしておこうかな。
紅茶を口にして、すぐに異変は現れた。
うそだろ!?
これ、毒だ!!
すぐに生徒会長を見る。
彼も優雅に、そう本当に絵になるような動きで紅茶に口をつけようとしていた。
まずい!!
声を上げるより動いた方が早い。
そう判断して俺は人生で一番の速さで動き、生徒会長のカップに手を伸ばして、それをたたき落とした。
直後、護衛らしき二人が俺を取り抑えようと動くが、それよりも俺の意識がブラックアウトするのが早かった。
意識が落ちる直前、驚いた表情の生徒会長と目が合う。
よし、飲んでないな。
それがわかって、ちょっと安心した。
***
他の誰よりも早く、その手は伸ばされた。
アンクが口を付けようとしていた、ティーカップへと。
そして、カップが叩き落とされる。
一瞬遅れて、生徒会のメンバーであり護衛の二人が動き出す。
カップをたたき落とした不敬の一年生を取り抑えようと動き出す。
しかし、それは空振りに終わった。
その一年生は取り押さえられる間すら無く、苦しそうに首を押さえながらテーブルに倒れ伏して血を吐き、動かなくなってしまった。
直ぐに毒だとその場の全員が気づく。
バタバタと騒がしくなる生徒会室内で、生徒会長はただ呆然と自分より早く毒を飲み、死地に向かおうとしている一年生から目が離せずにいた。
あの一瞬、アンクは見ていた。
鬼のような形相で手を伸ばし、カップをたたき落とした一年生を。
そして、アンクが毒を飲んでいないとわかると、安心したかのように年相応の笑みを浮かべた一年生を。
その流れを目にしてしまって。
だから、小さく、無意識にアンクはこう呟いた。
「見つけた」
忠誠心も何も無い。
それでも、毒に気づき、体に回るよりも早く動いてアンクを助けようと手を伸ばした、哀れな一年生。
こんな形でそれを知ることになったのは運が無かった。
しかし、そこからの行動は早かった。
医者を呼んで適切な処置をさせた。
一年生には、後遺症が残るかもしれないし、残らないかもしれないという曖昧な診断が下された。
とにかく経過観察だ、と。
二、三日は目覚めないとも言われたのだが、そのことごとくを彼、ヤマト・ディケは裏切ってしまった。
処置を終えて二時間程で目覚め、動き出してしまったのだ。
これには医者や看護師達が度肝を抜かれていた。
「あ、無事だったんすね」
連絡を受けて病室を訪れれば、そんな呑気な声が返ってきた。
話を聞いてわかったことだが、彼は家庭の事情で毒に耐性があり慣れているらしい。
「とにかく会長さんからも言ってくださいよ。
入院なんて必要無いって。ほら、もうこんだけ動けるんですよ?」
どうやら病室にいるのは肌に合わないらしい。
毒を飲んでその日のうちに、退院をしたがった。
さすがに、一日様子見をしようと医者と一緒に説得するはめになってしまった。
―――――――……
そんな記憶がよみがえり、やはり苦笑しか出てこない。
「鉈でドラゴン退治とは、流石だ」
「誉めても何も出ないっすよ。
犠牲者も出てるし。
その責任おっかぶされるのもごめんですけど」
「まさか、そこまでの荷物を背をわせる気はないさ」
そんな他愛のない会話を交わしながら、改めてアンクは思う。
この色々規格外の一年生が欲しいと。
この一年生をどうやって手に入れようか、と。
そんなことを考えるのだった。
お見舞いというやつである。
病室に行くと、初めて会話を交わした日のようにとても怪我人とは思えない元気な姿がそこにあった。
苦笑すると同時にアンクの中であの日の記憶がよみがえる。
―――――――――……
今年の新入生の中に、無属性魔力保持者がいる。
それも二人。
その情報は、直ぐに彼にも、もたらされた。
一人は、とある貴族出身の生徒。
エル・フォン・ファランクス。
養子ではあるが、家柄、人柄ともによく、さまざまな生徒に慕われている。
人脈もとても広い。
師匠が偉大な魔法使いであり、その関係かこの国でも最高の研究機関の一つである王立魔法研究所に出入りしている。
師匠の元で立てた武功は数しれず。
中にはわずか七歳で、凶暴化した魔物を倒したとあった。
とても優秀な人材だ。
あちこちから今のうちに唾をつけておこうと、スカウトの話が来ているらしい。
ちなみに入試の成績はトップだった。首席である。
生徒会長たる彼も、
しかし、完全にノーマークだった人材がこの秋から学園に通うことが決まっていた。
ヤマト・ディケ。
山奥の村に住んでいたという農民の少年である。
魔力持ちの義務として、そしてサクラとしてこの学園を受験した。
技術試験で問題を起こし落とされたらしいが、もしも普通に受かっていたら、彼が首席だったのは確実だった。
ペーパーテストはオール満点。
技術試験も、試験官であった在校生を圧倒し、それを止めにきたエルを含めた実力者を叩きのめしたらしい。
魔力の使い方は初心者とそう変わらないが、基礎はしっかりしていたというのが、現場を見た者の意見だった。
彼を含め、試験で意図的に落とされた者が通うことになった経緯は、学圏の恥とも言うべき事柄だ。
しかし、それによって予想外の掘り出し物が出てきたのだ。
悪いことばかりではないだろう。
学園の上層部は、ヤマトのことを危険視しているからか首輪をつけたらしいとは聞いた。
首輪を付けられた彼は現在、この学園での一学期の授業内容に追いつくべく他の転入生達とともに合宿中のはずである。
出る杭なのだ、彼は。
たしかに、この学園の卒業生には農民出身者も少なからずいる。
しかし、能力的に上である貴族、在校生を圧倒した存在などいなかった。
ましてや、農民出身で、無属性魔力保持者なんて、この学園始まって以来初の生徒である。
貴族なら数こそ少ないが、今まで何人もいた。
現にエルがそうだ。
彼とも話をした。
エルは学園にいる間は使える。
しかし、アレは野心とカリスマ性があってダメだ。
今はいい。
でも、忠誠心に疑問が残る。
いや、それは誰でも同じだ。
裏切る時は裏切るし、心変わりは誰にでもある。
加えて、エルは下克上をするタイプに見えた。
だから、彼はエルを生徒会へはスカウトしなかった。
在校中に寝首をかかれては笑えない。
さて、彼はどうだろう?
そう考えながら、生徒会長――アンクは問題児の顔写真付きの書類を見下ろした。
***
(すげぇ、コンビニやスーパーで売ってるペットボトルの奴じゃない。
ちゃんと茶葉から入れた紅茶だ)
俺は出された紅茶と、それが注がれているカップをまじまじと見た。
カップのデザインはめちゃめちゃオサレだ。
買うと高いやつだ、絶対。
それにしても、クンクン、うーんこの紅茶古くなってないか?
大丈夫か?
でも、会長さんのからも同じ匂いがするし。
高い紅茶飲んだことないからわからないけど、こういう匂いが普通なのかな?
しかし、生徒会長さんがわざわざ話ってなんだろう?
この強制合宿中は、入試の時のような問題は何もおこしてないはずだし。
ただ話がしたいから、という理由だけでここに連れてこられた。
「どうだい? この学園には馴染めそうかな?」
これまた高そうなローテーブルを挟んで、生徒会長が聞いてきた。
その両脇には、護衛なのだろう。
なにやら隙のない上級生が控えている。
「あはは、正直に言っても良いなら答えますよ」
「構わない」
「なら遠慮なく。
畑違い過ぎて、たぶん卒業まで馴染めない自信があります。
そもそも、大量に退学者が出たからって俺なんかがこの学園に入ることが決まった、ってのがどうも腑に落ちなくて」
正直に言ったら、何が面白かったのかわからないが笑われた。
嫌な笑いじゃないので、冗談だと思われたのかもしれない。
「君は知らないのか?
ペーパーテストはオール満点。実技試験も、あのトラブルが無ければ君は受かっていたさ。
それも首席で」
すげぇな。上流階級のお世辞。
「そうなんですか?」
「そうなんだよ」
「でも落ちましたよ、ここにいるのは補欠合格みたいなもんでしょう?」
「加えて、君は無属性魔力の持ち主だ」
「他にもいるじゃないですか。あの、有名な魔法使いだか賢者だかの弟子で貴族の生徒」
名前は知らん。
「いるな。彼とも話をしたよ。
で、君とも話がしたいと思ったんだ。
なにせ、農民出身で首席候補であり無属性魔力の持ち主は、とても珍しいからね」
なるほど、ソシャゲのSSRキャラ扱いされてんのか。
つーてもなぁ、その珍しい魔力とやらは封じられてるし。
腫れ物どころかゴミ扱い受けてんだけど。
それ以外は下々の者Aでしかないんだけど。
俺が不思議がっていると、生徒会長が人あたりのいい笑みを浮かべて紅茶を勧めてきた。
「冷めないうちにどうぞ」
匂いがアレだから要りません、とは言えない雰囲気だ。
仕方ない、飲むふりだけにしておこう。
一応、舐めるくらいはしておこうかな。
紅茶を口にして、すぐに異変は現れた。
うそだろ!?
これ、毒だ!!
すぐに生徒会長を見る。
彼も優雅に、そう本当に絵になるような動きで紅茶に口をつけようとしていた。
まずい!!
声を上げるより動いた方が早い。
そう判断して俺は人生で一番の速さで動き、生徒会長のカップに手を伸ばして、それをたたき落とした。
直後、護衛らしき二人が俺を取り抑えようと動くが、それよりも俺の意識がブラックアウトするのが早かった。
意識が落ちる直前、驚いた表情の生徒会長と目が合う。
よし、飲んでないな。
それがわかって、ちょっと安心した。
***
他の誰よりも早く、その手は伸ばされた。
アンクが口を付けようとしていた、ティーカップへと。
そして、カップが叩き落とされる。
一瞬遅れて、生徒会のメンバーであり護衛の二人が動き出す。
カップをたたき落とした不敬の一年生を取り抑えようと動き出す。
しかし、それは空振りに終わった。
その一年生は取り押さえられる間すら無く、苦しそうに首を押さえながらテーブルに倒れ伏して血を吐き、動かなくなってしまった。
直ぐに毒だとその場の全員が気づく。
バタバタと騒がしくなる生徒会室内で、生徒会長はただ呆然と自分より早く毒を飲み、死地に向かおうとしている一年生から目が離せずにいた。
あの一瞬、アンクは見ていた。
鬼のような形相で手を伸ばし、カップをたたき落とした一年生を。
そして、アンクが毒を飲んでいないとわかると、安心したかのように年相応の笑みを浮かべた一年生を。
その流れを目にしてしまって。
だから、小さく、無意識にアンクはこう呟いた。
「見つけた」
忠誠心も何も無い。
それでも、毒に気づき、体に回るよりも早く動いてアンクを助けようと手を伸ばした、哀れな一年生。
こんな形でそれを知ることになったのは運が無かった。
しかし、そこからの行動は早かった。
医者を呼んで適切な処置をさせた。
一年生には、後遺症が残るかもしれないし、残らないかもしれないという曖昧な診断が下された。
とにかく経過観察だ、と。
二、三日は目覚めないとも言われたのだが、そのことごとくを彼、ヤマト・ディケは裏切ってしまった。
処置を終えて二時間程で目覚め、動き出してしまったのだ。
これには医者や看護師達が度肝を抜かれていた。
「あ、無事だったんすね」
連絡を受けて病室を訪れれば、そんな呑気な声が返ってきた。
話を聞いてわかったことだが、彼は家庭の事情で毒に耐性があり慣れているらしい。
「とにかく会長さんからも言ってくださいよ。
入院なんて必要無いって。ほら、もうこんだけ動けるんですよ?」
どうやら病室にいるのは肌に合わないらしい。
毒を飲んでその日のうちに、退院をしたがった。
さすがに、一日様子見をしようと医者と一緒に説得するはめになってしまった。
―――――――……
そんな記憶がよみがえり、やはり苦笑しか出てこない。
「鉈でドラゴン退治とは、流石だ」
「誉めても何も出ないっすよ。
犠牲者も出てるし。
その責任おっかぶされるのもごめんですけど」
「まさか、そこまでの荷物を背をわせる気はないさ」
そんな他愛のない会話を交わしながら、改めてアンクは思う。
この色々規格外の一年生が欲しいと。
この一年生をどうやって手に入れようか、と。
そんなことを考えるのだった。
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