王立学園の清掃委員会

一樹

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 時折、お茶のお代わりを淹れなおしながらロビンの話は続いた。
 話の途中で、過去五十年分の活動を記したノートを持ってくる。
 さすがに全部だと数が膨大になるので、一部だけだが。
 ガレットはその記録に目を通しながら、ロビンの話を聞いていた。

 「とりあえず、俺が姉ちゃんから話を聞いて、その記録を読んで受け継いだ情報と、今年に入ってからの襲撃事件についての話、活動記録は以上だ。
 ガレット、感想は?」

 「驚いた」

 「だろうな」 

 「あと、納得もした」

 「うん?」

 「この活動記録には、しっかりとその時々に書いた生徒の名前が書かれてある。それも年月日と学年付きで。
 これ、ほとんどお前の実家がある地域の出身者だろ。
 苗字がそっちの地域に多い人達ばっかりだ」

 「あー、そっちか」

 ガレットの納得したという部分は、清掃委員会の歴代メンバー、そのほとんどがロビンの故郷である村や、その周囲に点々と存在している他の村の出身者だったのである。 
 同姓同名の別人とも考えたが、記録の書かれた年代とガレットが村に滞在していた時に接してきた人々、大人も子供も含めて年齢を逆算すると記録者達と一致してしまうのである。
 そして、苗字、いわゆる姓について。
 田舎というのは、地域によっては本家と分家だけで構成されていたりする。
 その為、都会と違い苗字だけでどこの地域出身かわかってしまうのだ。
 中には姓が結婚によって変わってしまったらしい者も何人かいたが、それを抜きにしても歴代の清掃委員会の構成員達が、この学園の陰に隠れて活動し、法律では裁くことすら出来なかった、当時の権力者達の子女、子息達、に天罰と称した暴力を振り撒いたことを含めて考えると、ガレットがその結論に達してしまうのは仕方の無いことだった。

 あー、あの辺の人達ならできるわ。しかもノリノリで調子に乗りまくった貴族の鼻っ柱折りに行くわ。

 と納得しかできなかったのである。
 なにしろ、一人一人の能力が一騎当千で、エルフから魔法の指導も受けている。
 たしかに、得手不得手はある。
 魔法が上手い子もいれば、下手な子もいた。
 しかし、貴族や王族が専門の家庭教師を付けさせて覚えさせるよりも、その授業は洗練されていたのである。
 今、ロビンが住んでいるこの小屋の設備だって、種明かしをされた今になってみれば、趣味に走ってんなー、としか感じないのである。

 「これは聞いておきたいんだが、御使い活動で標的になるのは貴族ばかりのようだが、初代の清掃委員長はともかく、後継たちの意思に私怨はあったか?」

 「さあ? それはわからない。
 でも、無闇矢鱈に暴力を振るっていなかったことは事実だし。
 それに、支配階級へ恨みや憎しみを持ちつつも何も出来ないからこそ、誰でも助けてくれる、お手軽信仰が平民生徒の間で流行ったとも言える。
 最近流行りの教会の課金制度……いや多額の寄付をしなければ天国には行けません。なんて教えよりも、誰でも願うだけで大丈夫ですよって教えの方が流行りやすい。
 安くて簡単なほうが平民の味方だしな」

 ガレットの質問に、ロビンが皮肉った。

 「ただ、一つ言えるのは」

 そこで、また一口、ロビンは紅茶を口にする。
 カップから口を離して、続けた。

 「今の清掃委員長である自分は、ここの生徒たち、貴族、平民問わず思うところはあっても、歴代達が作ってきたルールに従って掃除をするだけだ。
 見返りもあるしな。
 もしかしたら、この活動の中で俺をぶん殴った奴を相手にすることもあるかもしれない。
 でも、それはそれ。これはこれだ」

 「なら、ロビン。
 お前は何故、この活動を受け継ごうと思った?
 そして、何故、王族である俺にこのことを話したんだ?」

 「そうだなあ。
 まぁ、姉ちゃんの話を聞いて面白いと思ったから。そして、やっぱり普段じゃ口にできないほどの菓子を手に入れられるから、かなぁ」

 そこでロビンはまたカップに口をつけた。
 こくり、と喉を潤す。

 「お前にこのことを話した理由は、お前には隠す必要を感じてなかった。
 うーん、改めて言うと恥ずかしいけど、俺はお前のことが好きだから、かな。
 こう、なんて言うのかなぁ。
 まぁ、まずお前なら大丈夫かなって思ったから」

 照れながら言うロビンに、ガレットも顔を赤くして覆ってしまう。

 「ロビン、おま、そ、そういうとこ、むかしから、そういうとこだからな!!」

 と、ガレットは悶える。
 ロビンは、恥ずかしげもなくそういうことを口にするのだ。
 だから、かつての、幼いガレットも恋をしたのだ。
 言葉のままに受け取ってしまったのが、運の尽きだった。

 「あれ? もしかして惚れ直した?」

 そんな、くだらないじゃれ合いが始まる。
 と言っても、口だけだが。

 「でも、真面目な話」

 まだ顔は赤いまま、ガレットがしかし真剣な口調で訊ねる。

 「俺がお前の話を聞いた上で、この学校から追い出そうと考えるとは思わなかったのか?」
 
 「お前のこと、信じてるから」

 「そうじゃない。
 もしもの話だ」

 「…………そうなったらそうなったで、俺は実家に帰ってただろうな。
 でも、お前の言うもしもがあったとしても、追放云々はまだしも、能力で劣るとされている、ただの農民が能力が高いとされている青い血の上級国民やんごとなき身分達を襲ってボコボコにしてる、なんて話を信じるやつは居なかったと思うな」

 ガレットは、納得せざるを得なかった。
 今聞いた話と、そしてその証拠である資料の数々。
 これを提示されたとして、貧しい農民の子供が裕福な家庭で育った子供より実は能力的に勝っていた、等と本気で信じる者などいない。
 居たとしても、それは無いものとされるだろう。
 そういうものだ。
 証拠は捏造されたものとして闇に葬られる。
 真実も事実も書き換えられる。
 持てる存在こそが全てなのだから。
 底辺がいくら頑張っても、権力者に対して反抗的なら潰されてしまうのが、二人を取り巻く世界の普通だった。

 「なぁ、ガレット」

 今度はロビンが、真面目な声と真剣な顔でガレットへ問いかけた。

 「清掃委員会のことを知ったお前は、この委員会と、そして俺をどうしたい?」

 どこか挑発するような問いかけだった。
 煮るも焼くも好きにしていい、けれど、他の生徒達のように忠誠を誓ったり、心酔したり、そんな風に心までは奪わせない。支配させてやらない。
 そう言われているようだった。
 
 「……俺が、仮にお前ロビンが欲しいって素直に言えば、お前は俺の物になってくれるか?」

 それは、あの幼い日に言えなかった言葉だ。
 どうしてもロビンが欲しくて。
 でも、自由なロビンにはそのままでいて欲しくて、結局ガレットが飲み込んでしまった言葉だった。
 ただ、あの時とは意味合いが違う。

 「さて、どうだろう?」

 ロビンは、はぐらかした。

 「正直、俺にも敵は多い。
 この学園内にいても同じだ。
 盾と、そして剣が足りないんだ」

 比喩を交えて、ガレットはロビンへ訴える。

 「またまた、風紀委員があるじゃん」

 ロビンは取り合おうとしない。

 「そうだな。
 その通りだ。
 でも、数としては足りない」

 風紀委員はその名の通り、学園の風紀を取り締まる委員会である。
 風紀を乱すものには、先程のような粛清や制裁が待っている。
 しかし、それでも限界がある。

 「御使い活動をしてきたお前ならわかるだろ。
 この学園の荒れようは」 

 この学園は社会の縮図だ。
 学校という、ある種の閉鎖空間は多かれ少なかれそうなのだろうけれど。

 「別に今に始まったことじゃないだろ。
 歴代の清掃委員たちが、歴代の生徒会が出来なかったことを趣味でやってきた。
 それでも、お前の言葉を借りるならこの荒れようは変わらなかった。
 なにもさ、変わらないんだよ」

 「それを何とかしようとは」

 ガレットが、絞り出すように言葉を投げようとする。
 しかし、ロビンはそれを遮る。

 「現状を変えたら菓子が食えなくなる。
 皮肉だけどな、俺の幸福の一つは誰かの不幸と恨み辛みと復讐の上にあるんだ」

 ガレットは、言葉を飲み込んだ。
 そして、思い知る。
 目の前にいる、かつての初恋の人物はあの頃のままではないのだ、と。
 記憶の中の、子供の頃のロビンはこんなに物事を損得で考える人物では無かった。
 この十年が、ロビンをそう成長させたのだろうと思う。
 苦しそうに俯くガレットに、ロビンは苦笑する。

 「良かった。
 お前、変わってないんだな。
 俺が知ってる、泣きべそガレットのままだ」

 ガレットが顔を上げる。
 ロビンと目が合う。
 試されたのだと、ガレットは悟った。
 
 「ロビンは変わったな。
 むかしのロビンは、こんな風に俺を試すことなんて無かったのに」

 「悪かったよ。
 でも、お前だって俺を試しただろ。
 もしも、お前が俺の事を追放したらだのってさ。
 おあいこだろ?
 あと、腹割って話さずに俺を利用しようとしただろ、違うか?」

 「…………」

 「顔に出やすいよな、ガレットは。
 そんなんで腹芸ばかりの貴族社会でやっていけんの?」

 「お前が相手だからだよ。
 お前だって、顔に出るだろ」

 「かもな」

 そうして、またお互いの視線が交差する。
 そして、ロビンが口を開いた。

 「また、助けて欲しいか?」

 出会った時のように、そんな含んだ言い方をされる。

 「あぁ。俺には、そして生徒会には、お前が必要だ。
 俺を、生徒会を助けて欲しい」

 「すっげぇ殺し文句だな。
 でも、それはいつか嫁にする女のためにとっておけよ。
 確認だが、ガレットにとって必要なのは、俺か?
 それとも――……」

 「ロビン・ランピオン。お前だ。
 お前が必要で、そして、欲しい。
 清掃委員長ではない。
 ほかならない、お前が欲しいんだ」
 
 だから、ここまで来たのだ。
 この学園が孕む闇。
 それを祓うには光が必要だ。
 強烈でなくていい。
 そう、それこそ最初の一筋の光はランプのような小さなものでいい。
 あの日、ガレットとロビンが初めて出会った日。 
 あの時、ガレットの目の前に立ったロビンはとても大きく見えた。
 今でもガレットは覚えてる。
 鮮明に、鮮烈にあの時のロビンの姿はガレットの網膜に焼き付いていまだ離れない。
 あの頃とは、お互いなにもかもが違う。
 それでも、とガレットはロビンを口説いた。
 初恋は無惨にも散ってしまった。
 でも、だからといってロビンが欲しいという欲が無くなるわけではなかった。
 あの日言えなかった言葉を、今、想いの形は違えどガレットは再度口にした。

 「お前が欲しい。俺にはお前が必要なんだ。
 だから、俺と一緒に来て欲しい」
 
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みんなの感想(1件)

佐々木 玲
2020.03.06 佐々木 玲
ネタバレ含む
一樹
2020.03.06 一樹

こちらでも感想ありがとうございます!
ちなみに渡していたのは野菜など食べ物です。
これ、主観の話なんですよねぇ。
そもそも貨幣があっても使う場所が限られている上、おっしゃる通りそもそも高価な宝石や服を渡されても、農民からすると、

え?いやぶっちゃけ持ってこられても困る。
でも無下にもできないし、国から何か言われない程度の食料渡すしか無いんじゃね?
せっかく持ってきて追い返すのもアレだし。
困った時はお互い様だし。
あんまり沢山はやれないけど。自分たちの分もそうだし、そもそも国、兵隊さんの分出せって言われてるし………。

みたいなことは絶対あったはずなんですよ。
日本でも第二次世界大戦時の疎開の時の話とか掘ると、両者の意見が食い違う、この話が出てきたので使わせていただきました。

解除

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