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嘘のようなホントの話を語るスレ
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212:貴族の三男坊
そんなわけで、王宮に俺くらいの歳の奴が集められたわけさ
213:名無しの異種族
ふむふむ
214:名無しの異種族
だいたい、十代半ばから二十歳前半ねぇ
215:名無しの異種族
それで、お姫様を助けた人は見つかったん??
216:貴族の三男坊
いいや
それがさ、俺みたいな貴族と
なんなら冒険者の該当する年頃の奴まで集めたってのに、居なかったらしいんだ
217:名無しの異種族
>>216
それさー、旅人だったとか言うオチじゃないの?
218:名無しの異種族
>>217
それな( ´-ω-)σ
219:貴族の三男坊
俺もそうじゃないかと思う
だってさ、指名手配されてたそれも魔族を相手にして、姫様曰くちぎっては投げちぎっては投げするなんて、伝説の英雄並みの強さがなければ無理だろ
んで、そういう強い奴ってのは大概名前と顔が知れ渡ってるもんだし
220:名無しの異種族
でも、お忍びで街の視察に来てたお姫様
そのお姫様が悪漢に襲われて、誘拐されそうになったところを
通りすがりの無茶苦茶強い人が助けたとかって
んー、何十番煎じな大衆向け小説だよって話だなぁ
221:名無しの異種族
>>220
そんでもって、助けるだけ助けて姿消したんだろ?
名前も教えずにさ
聞けば聞くほど、古き良き英雄だよな
222:名無しの異種族
つーか、案外、ガチで英雄だったりしてな
223:名無しの異種族
>>222
というと??
224:222
>>223
ほら、4、5年まえ位にさ封印されてた邪龍が復活したことあっただろ?
かなり大騒ぎになってさ
山は崩れるし、河は切れるし
天災がやばかった
なにしろ、邪龍といえど神の部類に入る存在だったわけだし
軍もそうだけど、現代のSSSクラス冒険者でも太刀打ち出来なかった
それを倒した奴いただろ?
225:名無しの異種族
あー、あったあった!!
226:名無しの異種族
たしか、低ランク冒険者が倒したんだよな
出稼ぎで冒険者やってた奴だったって聞いた
227:名無しの異種族
あの時、沢山死んだんだよな
228:名無しの異種族
俺も妹と親が死んだ
229:名無しの異種族
うちも弟一家が全滅したから、姪っ子引き取った
230:名無しの異種族
そんな家族多いよ
うちも、似たようなもんだし
231:名無しの異種族
仕方ないよ、天災は、仕方ない
でも、あの英雄のお陰で、あれ以上被害が大きくならなかったんだよな
俺も死なずに済んだし
232:名無しの異種族
どうしようも無かった
運が悪かった
そうやって割り切っていかないと
死んだヤツらは、帰ってきたりしないんだから
233:222
よし!
話題戻すぞ!!(*’ω’ノノ゛☆ぱんぱん♪♪
それで、だ
あの時の英雄
邪龍を倒した英雄が、ちょうどそのお姫様を助けた奴と年齢が合うんだよなぁ、と
ほら、英雄並みというかまさに英雄なわけだし
そういや、その【邪龍殺しの英雄】も結局、背格好で冒険者ってわかったってだけで、無名ってことから底ランク冒険者って推測されたんだよなぁ
でも結局正体はわからず終いだったし
234:底辺農耕士
俺と同年代くらいで英雄かぁ
世の中にはすげぇ奴がいるんだなぁ
でも、そっか、その人があの災害をなんとかしてくれたのか
会えたら、お礼言いたいもんだ
俺なんて畑に出る蛇とかネズミとか、そういうのしか退治したことないし
俺なんて、あの災害の時に活発化してた、でかい蛇退治したくらいだしなぁ
そういえば、意外とお忍びで視察する貴族とか王族って多いんだな
235:名無しの異種族
>>234
と言うと??
236:底辺農耕士
んあ?
あー、ちょっと前にな、農業ギルドの朝市に野菜持っていったんだけど
朝市わかるか?
無人販売所、直売所のやつ
237:名無しの異種族
>>236
知ってるー
238:名無しの異種族
>>236
毎日新鮮な野菜、ありがとうございます!!
239:名無しの異種族
文字通り産地直送で、でも安いからなぁ
240:底辺農耕士
そうだろう、そうだろう
(*゜▽゜)*。_。)*゜▽゜)*。_。)ウンウン
仲卸業者入れてないから、マーケットに出てるのより安価なんだよなぁ
個人的には、もうちょい値段上げて欲しいけど
その辺据え置きだし
つーか、それこそ災害とかあると販売価格は上がるのに、買取価格はあんまり上がんないし
たまに上がったかと思ったら、だいたい税金も上がるしで変わんないし
241:名無しの異種族
愚痴はいいから、話を進めろ
242:底辺農耕士
おう、そうだな
ま、その朝市に野菜卸しに行った時なんだけど
貴族のお嬢様、それも結構いい所のお嬢様が、お忍びで農業ギルドの朝市を視察に来てたんだ
まぁ、お忍びってのは後でわかったことなんだけどさ
お忍びだったから護衛も最低限の一人だった
だからか 朝市でそのお嬢様は、俺や他のやつが納品した野菜を買って帰る途中にタチの悪いナンパにあったわけだ
で、そのナンパした奴が護衛よりも強かったらしくてさ
お嬢様の護衛、ワンパンで倒されてお嬢様は路地裏に引っ張りこまれたんだ
俺は、たまたま一部始終目撃してさ、助けた、そんだけっていえばそれだけの話
助けられたことに安心したのか、お嬢様は気絶してさ
243:名無しの異種族
へぇ~
244:名無しの異種族
たしかに、よくある話みたいだなぁ
245:貴族の三男坊
>>242
おい:(;゛゜ω゜):
246:222
>>242
待て待て待て待て、ちょっと待て
((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
247:名無しの異種族
>>242
それでそれで?
助けて、どうしたん?
248:底辺農耕士
>>247
んー、悪漢はふんじばって、護衛とお嬢様、それぞれを軽トラに乗っけて農業ギルドに連れてった
さすがにお嬢様は助手席に乗せたけど
そんでギルドマスター伝手で、お嬢様の家と衛兵詰所に連絡いれてもらった
あとは農業ギルドに任せて帰ってきた
249:名無しの異種族
え、帰ってきたって
250:名無しの異種族
事情聴取とか受けなかったん?
251:底辺農耕士
その後、知り合いの家に堆肥運ばなきゃ行けなかったから
時間取られると困るからさ
倒れてたの拾った、じゃない、保護したってことにした
そうそう、これも後で知ったんだけどな、そのナンパ目的のチンピラ二人、実は賞金首だったんだよwww
意外と賞金首もその辺に普通にいるもんなんだな
つーても、俺がしがない一般人って油断してくれてたお陰で倒せたんだろうけど
252:名無しの異種族
おいwww
253:名無しの異種族
なんという怠慢www
つーか、賞金首倒したのかよ、お前www
254:貴族の三男坊
お前かよぉぉおおお!?!?
報連相はちゃんとしろよぉぉおお!!??
255:名無しの異種族
>>254
え?どゆこと??
256:貴族の三男坊
こいつだよ!!
姫様助けたの!!
257:名無しの異種族
はあ?
258:名無しの異種族
はい??
259:底辺農耕士
そうなの??
260:名無しの異種族
>>259
おいwww
おい、当事者www
261:貴族の三男坊
つまりだな!!
姫様は助けられた直後、気絶した!!
↓
加えて助けたやつの顔は薄らぼんやりとしか覚えてなかった!!
↓
だけど、姫様もその親の王様もお礼はしたい!!
もっと言うなら、姫様の護衛として雇いたい!!
↓
調べてそれっぽい奴らを招集!!
↓
ただし、嘘をつくやつが出るのを懸念して、情報を絞った
↓
集めたヤツらの中に、該当するやつ居ねぇ!!
↓
俺がここで、同じように情報絞った状態で笑い話として書き込む
↓
コテハン【底辺農耕士】が釣れた
それも、あえて書き込まなかった情報を、こいつは書き込んだ!!
262:名無しの異種族
あ、そっか
【貴族の三男坊】は、お姫様がお忍びで悪漢に襲われた所を助けたとしか、たしかに書き込んでない
263:名無しの異種族
農業ギルドから連絡行ったとか、お忍びの視察場所が朝市だったとか
書いてないや
264:貴族の三男坊
>>263
つまり、そういうことなんだよ
265:底辺農耕士
いやぁ、俺とは限らないだろ
よくある話みたいだしさ
人違いだって
266:貴族の三男坊
>>265
農業ギルドへのお忍び視察ってのは、とくに秘匿されてたんだよ
それに、ここ数年でお忍び視察の帰りに王侯貴族が悪漢に襲われたなんてこと無かったんだよ!!
これが初めてだったの!!
267:名無しの異種族
ありゃまぁ
268:貴族の三男坊
でも、そうか
なるほど、【農耕士】……か
旧職業名は【農民】だったな?
調査の対象から漏れるはずだよ、コンチクショー( º言º)
269:名無しの異種族
>>268
え、なんで?
270:名無しの異種族
>>269
基本、農民は冒険者より弱い扱いだから
271:底辺農耕士
実際、弱いよ?
いや、冒険者と戦ったことないけど
相手したら十中八九負けると思う
チンピラ賞金首の件は、向こうが油断してくれてたからなんとか出来ただけだと思うし
272:名無しの異種族
>>271
なんで、断言出来るの?
273:底辺農耕士
魔物とかを倒すのが専門の冒険者と、畑を荒らす害獣駆除しか知らない農耕士
荒事に慣れてるのはどっちかって話だよ
274:名無しの異種族
あー、なるほど
275:貴族の三男坊
けど、実際問題、お前が姫様助けた第一候補なのは間違いないんだよ!!
276:底辺農耕士
つーてもなぁ
あの悪漢は、たしかに掛かってる賞金の割にそんなに強く無かったし
まぁ、角生えてたから魔族ではあったけど
でもさ、何度も書くけど
あの時はナンパ目的のチンピラとしか思ってなかった
んで、相手も相手で、俺に対して油断してくれてたから倒せたんだろうし
もしも、あの時点で相手が凶悪犯だって知ってたら、普通に通報してたよ
まともに戦って勝てるわけないもん
277:名無しの異種族
んー、あ、そうだ
たしか、底辺農耕士、4、5年まえにデカい蛇倒してるんだよね?
その画像とか無い?
278:底辺農耕士
>>277
え、なんで?
279:277
いや、もしかしたらそれ邪龍なんじゃないかなぁって思ってさ
ただのデカい蛇なら、底辺農耕士はただの農耕士だし
もしも邪龍なら、底辺農耕士はその時の英雄ってことになって、今回のお姫様を助けた件での諸々の実力とかの証明になるし
280:底辺農耕士
なるほど
あるよ
滅多にいないくらいデカい蛇でさ、記念写真撮ってたんだ
たしか、アルバムに入れてたはず、あ、あったあった
よし、これ貼り付ければ俺への誤解が解けるんだな
賞金首倒したのも、偶然だったってわかってもらえるだろうし
281:名無しの異種族
んー、ここまでサバサバしてると
ほんとうに違う気もするんだが
282:名無しの異種族
+(0゜・ω・) + wktk!!
283:貴族の三男坊
御託はいいから、さっさと貼っつけろ!!
284:底辺農耕士
へいへい
ほらよ
つ【倒された邪龍の画像。大きさの比較のために軽トラが一緒に写ってる】
めっちゃデカい蛇だろ?
倒して素材に解体してる途中で軍の人達が来て回収してったんだよなぁ
農業ギルドと冒険者ギルドに売ろうと思ってただけに、ほんと残念だったよ
285:名無しの異種族
>>284
邪龍じゃん!!
286:名無しの異種族
>>284
英雄お前かよ!!
287:貴族の三男坊
>>284
ほらな!!ほらな!!
俺の言った通りだろ!!
288:名無しの異種族
邪龍売ろうとしてたんかいwww
289:名無しの異種族
盛 り 上 が っ て ま い り ま し たwww
290:底辺農耕士
え?
え??
(・ω・` 三 ´・ω・)
291:名無しの異種族
とりあえず、底辺農耕士は王宮でも衛兵詰所でもどこでもいいけど出頭しとけ
292:貴族の三男坊
>>290
とりあえず、俺と一緒に王様に会ってもらうからな!!
293:名無しの異種族
世間って狭いな
294:名無しの異種族
英雄って、掲示板に書き込みとかするんだな
295:底辺農耕士
えぇー、くそ面倒い
296:貴族の三男坊
>>295
必要な情報はお前自身がここに書き込んでるからな!
それ頼りに農業ギルドに問い合わせれば、お前の個人情報くらい教えてくれるだろ
297:底辺農耕士
あー、もう!!
わかったよ!! 出頭するよ!!
だから、調べるのはやめろ!!
298:貴族の三男坊
よし、話は決まった
とりあえず、王宮の方に話は通しておく
さっきも書き込んだが、俺は見つけた者の義務としてお前に同伴する
それで、いつくらいに出頭できる??
299:底辺農耕士
>>298
次の休息日なら
300:貴族の三男坊
つーことは、二日後か
王宮前で落ち合おう、わかったか?
301:底辺農耕士
わかったよε=(・д・`*)
302:名無しの異種族
貴族の三男坊、パニクってんな
303:名無しの異種族
>>302
なんで??
304:302
いや、ここで待ち合わせ場所とか日程とか書き込んだってことは、=拡散だろ?
俺もそうだけど、おまいらも英雄の顔見に行くだろ?
305:名無しの異種族
>>304
もちのろん
306:名無しの異種族
休息日だからな、仕事休みだし
307:底辺農耕士
来なくていいから!!
308:貴族の三男坊
うっかりしてた、すまん、農耕士
そんなわけで、王宮に俺くらいの歳の奴が集められたわけさ
213:名無しの異種族
ふむふむ
214:名無しの異種族
だいたい、十代半ばから二十歳前半ねぇ
215:名無しの異種族
それで、お姫様を助けた人は見つかったん??
216:貴族の三男坊
いいや
それがさ、俺みたいな貴族と
なんなら冒険者の該当する年頃の奴まで集めたってのに、居なかったらしいんだ
217:名無しの異種族
>>216
それさー、旅人だったとか言うオチじゃないの?
218:名無しの異種族
>>217
それな( ´-ω-)σ
219:貴族の三男坊
俺もそうじゃないかと思う
だってさ、指名手配されてたそれも魔族を相手にして、姫様曰くちぎっては投げちぎっては投げするなんて、伝説の英雄並みの強さがなければ無理だろ
んで、そういう強い奴ってのは大概名前と顔が知れ渡ってるもんだし
220:名無しの異種族
でも、お忍びで街の視察に来てたお姫様
そのお姫様が悪漢に襲われて、誘拐されそうになったところを
通りすがりの無茶苦茶強い人が助けたとかって
んー、何十番煎じな大衆向け小説だよって話だなぁ
221:名無しの異種族
>>220
そんでもって、助けるだけ助けて姿消したんだろ?
名前も教えずにさ
聞けば聞くほど、古き良き英雄だよな
222:名無しの異種族
つーか、案外、ガチで英雄だったりしてな
223:名無しの異種族
>>222
というと??
224:222
>>223
ほら、4、5年まえ位にさ封印されてた邪龍が復活したことあっただろ?
かなり大騒ぎになってさ
山は崩れるし、河は切れるし
天災がやばかった
なにしろ、邪龍といえど神の部類に入る存在だったわけだし
軍もそうだけど、現代のSSSクラス冒険者でも太刀打ち出来なかった
それを倒した奴いただろ?
225:名無しの異種族
あー、あったあった!!
226:名無しの異種族
たしか、低ランク冒険者が倒したんだよな
出稼ぎで冒険者やってた奴だったって聞いた
227:名無しの異種族
あの時、沢山死んだんだよな
228:名無しの異種族
俺も妹と親が死んだ
229:名無しの異種族
うちも弟一家が全滅したから、姪っ子引き取った
230:名無しの異種族
そんな家族多いよ
うちも、似たようなもんだし
231:名無しの異種族
仕方ないよ、天災は、仕方ない
でも、あの英雄のお陰で、あれ以上被害が大きくならなかったんだよな
俺も死なずに済んだし
232:名無しの異種族
どうしようも無かった
運が悪かった
そうやって割り切っていかないと
死んだヤツらは、帰ってきたりしないんだから
233:222
よし!
話題戻すぞ!!(*’ω’ノノ゛☆ぱんぱん♪♪
それで、だ
あの時の英雄
邪龍を倒した英雄が、ちょうどそのお姫様を助けた奴と年齢が合うんだよなぁ、と
ほら、英雄並みというかまさに英雄なわけだし
そういや、その【邪龍殺しの英雄】も結局、背格好で冒険者ってわかったってだけで、無名ってことから底ランク冒険者って推測されたんだよなぁ
でも結局正体はわからず終いだったし
234:底辺農耕士
俺と同年代くらいで英雄かぁ
世の中にはすげぇ奴がいるんだなぁ
でも、そっか、その人があの災害をなんとかしてくれたのか
会えたら、お礼言いたいもんだ
俺なんて畑に出る蛇とかネズミとか、そういうのしか退治したことないし
俺なんて、あの災害の時に活発化してた、でかい蛇退治したくらいだしなぁ
そういえば、意外とお忍びで視察する貴族とか王族って多いんだな
235:名無しの異種族
>>234
と言うと??
236:底辺農耕士
んあ?
あー、ちょっと前にな、農業ギルドの朝市に野菜持っていったんだけど
朝市わかるか?
無人販売所、直売所のやつ
237:名無しの異種族
>>236
知ってるー
238:名無しの異種族
>>236
毎日新鮮な野菜、ありがとうございます!!
239:名無しの異種族
文字通り産地直送で、でも安いからなぁ
240:底辺農耕士
そうだろう、そうだろう
(*゜▽゜)*。_。)*゜▽゜)*。_。)ウンウン
仲卸業者入れてないから、マーケットに出てるのより安価なんだよなぁ
個人的には、もうちょい値段上げて欲しいけど
その辺据え置きだし
つーか、それこそ災害とかあると販売価格は上がるのに、買取価格はあんまり上がんないし
たまに上がったかと思ったら、だいたい税金も上がるしで変わんないし
241:名無しの異種族
愚痴はいいから、話を進めろ
242:底辺農耕士
おう、そうだな
ま、その朝市に野菜卸しに行った時なんだけど
貴族のお嬢様、それも結構いい所のお嬢様が、お忍びで農業ギルドの朝市を視察に来てたんだ
まぁ、お忍びってのは後でわかったことなんだけどさ
お忍びだったから護衛も最低限の一人だった
だからか 朝市でそのお嬢様は、俺や他のやつが納品した野菜を買って帰る途中にタチの悪いナンパにあったわけだ
で、そのナンパした奴が護衛よりも強かったらしくてさ
お嬢様の護衛、ワンパンで倒されてお嬢様は路地裏に引っ張りこまれたんだ
俺は、たまたま一部始終目撃してさ、助けた、そんだけっていえばそれだけの話
助けられたことに安心したのか、お嬢様は気絶してさ
243:名無しの異種族
へぇ~
244:名無しの異種族
たしかに、よくある話みたいだなぁ
245:貴族の三男坊
>>242
おい:(;゛゜ω゜):
246:222
>>242
待て待て待て待て、ちょっと待て
((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
247:名無しの異種族
>>242
それでそれで?
助けて、どうしたん?
248:底辺農耕士
>>247
んー、悪漢はふんじばって、護衛とお嬢様、それぞれを軽トラに乗っけて農業ギルドに連れてった
さすがにお嬢様は助手席に乗せたけど
そんでギルドマスター伝手で、お嬢様の家と衛兵詰所に連絡いれてもらった
あとは農業ギルドに任せて帰ってきた
249:名無しの異種族
え、帰ってきたって
250:名無しの異種族
事情聴取とか受けなかったん?
251:底辺農耕士
その後、知り合いの家に堆肥運ばなきゃ行けなかったから
時間取られると困るからさ
倒れてたの拾った、じゃない、保護したってことにした
そうそう、これも後で知ったんだけどな、そのナンパ目的のチンピラ二人、実は賞金首だったんだよwww
意外と賞金首もその辺に普通にいるもんなんだな
つーても、俺がしがない一般人って油断してくれてたお陰で倒せたんだろうけど
252:名無しの異種族
おいwww
253:名無しの異種族
なんという怠慢www
つーか、賞金首倒したのかよ、お前www
254:貴族の三男坊
お前かよぉぉおおお!?!?
報連相はちゃんとしろよぉぉおお!!??
255:名無しの異種族
>>254
え?どゆこと??
256:貴族の三男坊
こいつだよ!!
姫様助けたの!!
257:名無しの異種族
はあ?
258:名無しの異種族
はい??
259:底辺農耕士
そうなの??
260:名無しの異種族
>>259
おいwww
おい、当事者www
261:貴族の三男坊
つまりだな!!
姫様は助けられた直後、気絶した!!
↓
加えて助けたやつの顔は薄らぼんやりとしか覚えてなかった!!
↓
だけど、姫様もその親の王様もお礼はしたい!!
もっと言うなら、姫様の護衛として雇いたい!!
↓
調べてそれっぽい奴らを招集!!
↓
ただし、嘘をつくやつが出るのを懸念して、情報を絞った
↓
集めたヤツらの中に、該当するやつ居ねぇ!!
↓
俺がここで、同じように情報絞った状態で笑い話として書き込む
↓
コテハン【底辺農耕士】が釣れた
それも、あえて書き込まなかった情報を、こいつは書き込んだ!!
262:名無しの異種族
あ、そっか
【貴族の三男坊】は、お姫様がお忍びで悪漢に襲われた所を助けたとしか、たしかに書き込んでない
263:名無しの異種族
農業ギルドから連絡行ったとか、お忍びの視察場所が朝市だったとか
書いてないや
264:貴族の三男坊
>>263
つまり、そういうことなんだよ
265:底辺農耕士
いやぁ、俺とは限らないだろ
よくある話みたいだしさ
人違いだって
266:貴族の三男坊
>>265
農業ギルドへのお忍び視察ってのは、とくに秘匿されてたんだよ
それに、ここ数年でお忍び視察の帰りに王侯貴族が悪漢に襲われたなんてこと無かったんだよ!!
これが初めてだったの!!
267:名無しの異種族
ありゃまぁ
268:貴族の三男坊
でも、そうか
なるほど、【農耕士】……か
旧職業名は【農民】だったな?
調査の対象から漏れるはずだよ、コンチクショー( º言º)
269:名無しの異種族
>>268
え、なんで?
270:名無しの異種族
>>269
基本、農民は冒険者より弱い扱いだから
271:底辺農耕士
実際、弱いよ?
いや、冒険者と戦ったことないけど
相手したら十中八九負けると思う
チンピラ賞金首の件は、向こうが油断してくれてたからなんとか出来ただけだと思うし
272:名無しの異種族
>>271
なんで、断言出来るの?
273:底辺農耕士
魔物とかを倒すのが専門の冒険者と、畑を荒らす害獣駆除しか知らない農耕士
荒事に慣れてるのはどっちかって話だよ
274:名無しの異種族
あー、なるほど
275:貴族の三男坊
けど、実際問題、お前が姫様助けた第一候補なのは間違いないんだよ!!
276:底辺農耕士
つーてもなぁ
あの悪漢は、たしかに掛かってる賞金の割にそんなに強く無かったし
まぁ、角生えてたから魔族ではあったけど
でもさ、何度も書くけど
あの時はナンパ目的のチンピラとしか思ってなかった
んで、相手も相手で、俺に対して油断してくれてたから倒せたんだろうし
もしも、あの時点で相手が凶悪犯だって知ってたら、普通に通報してたよ
まともに戦って勝てるわけないもん
277:名無しの異種族
んー、あ、そうだ
たしか、底辺農耕士、4、5年まえにデカい蛇倒してるんだよね?
その画像とか無い?
278:底辺農耕士
>>277
え、なんで?
279:277
いや、もしかしたらそれ邪龍なんじゃないかなぁって思ってさ
ただのデカい蛇なら、底辺農耕士はただの農耕士だし
もしも邪龍なら、底辺農耕士はその時の英雄ってことになって、今回のお姫様を助けた件での諸々の実力とかの証明になるし
280:底辺農耕士
なるほど
あるよ
滅多にいないくらいデカい蛇でさ、記念写真撮ってたんだ
たしか、アルバムに入れてたはず、あ、あったあった
よし、これ貼り付ければ俺への誤解が解けるんだな
賞金首倒したのも、偶然だったってわかってもらえるだろうし
281:名無しの異種族
んー、ここまでサバサバしてると
ほんとうに違う気もするんだが
282:名無しの異種族
+(0゜・ω・) + wktk!!
283:貴族の三男坊
御託はいいから、さっさと貼っつけろ!!
284:底辺農耕士
へいへい
ほらよ
つ【倒された邪龍の画像。大きさの比較のために軽トラが一緒に写ってる】
めっちゃデカい蛇だろ?
倒して素材に解体してる途中で軍の人達が来て回収してったんだよなぁ
農業ギルドと冒険者ギルドに売ろうと思ってただけに、ほんと残念だったよ
285:名無しの異種族
>>284
邪龍じゃん!!
286:名無しの異種族
>>284
英雄お前かよ!!
287:貴族の三男坊
>>284
ほらな!!ほらな!!
俺の言った通りだろ!!
288:名無しの異種族
邪龍売ろうとしてたんかいwww
289:名無しの異種族
盛 り 上 が っ て ま い り ま し たwww
290:底辺農耕士
え?
え??
(・ω・` 三 ´・ω・)
291:名無しの異種族
とりあえず、底辺農耕士は王宮でも衛兵詰所でもどこでもいいけど出頭しとけ
292:貴族の三男坊
>>290
とりあえず、俺と一緒に王様に会ってもらうからな!!
293:名無しの異種族
世間って狭いな
294:名無しの異種族
英雄って、掲示板に書き込みとかするんだな
295:底辺農耕士
えぇー、くそ面倒い
296:貴族の三男坊
>>295
必要な情報はお前自身がここに書き込んでるからな!
それ頼りに農業ギルドに問い合わせれば、お前の個人情報くらい教えてくれるだろ
297:底辺農耕士
あー、もう!!
わかったよ!! 出頭するよ!!
だから、調べるのはやめろ!!
298:貴族の三男坊
よし、話は決まった
とりあえず、王宮の方に話は通しておく
さっきも書き込んだが、俺は見つけた者の義務としてお前に同伴する
それで、いつくらいに出頭できる??
299:底辺農耕士
>>298
次の休息日なら
300:貴族の三男坊
つーことは、二日後か
王宮前で落ち合おう、わかったか?
301:底辺農耕士
わかったよε=(・д・`*)
302:名無しの異種族
貴族の三男坊、パニクってんな
303:名無しの異種族
>>302
なんで??
304:302
いや、ここで待ち合わせ場所とか日程とか書き込んだってことは、=拡散だろ?
俺もそうだけど、おまいらも英雄の顔見に行くだろ?
305:名無しの異種族
>>304
もちのろん
306:名無しの異種族
休息日だからな、仕事休みだし
307:底辺農耕士
来なくていいから!!
308:貴族の三男坊
うっかりしてた、すまん、農耕士
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