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ワニになる前
改造
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私の記憶の続きが蘇った。私がワニの身体にされた時の事だ。下校途中に拉致された私は制服を脱がされ裸でウトウトしていたときのことだ。金縛りにあったかのように動けない私の耳元で男の声が聞こえた。
「この女をワニと融合する事にした」
「大丈夫ですか、本人の承諾を得ているのですか?」
「そんなものは取っていない! でも、この女の記憶は喪失させてある。それにワニになったとしても、誰にも助けを求める事は出来ない。それに肝心の身体がワニの身体と融合したら探せないだろ」
「どうしてこの女なんですか? ゴリラあたりは男がやっているのに!」
「それはなあ、ワニは細長いだろう! だから、こいつのようにスレンダーな身体をした女じゃないといけないのだ」
「でも、素体のままでも良い体つきで・・・彼女にしたいなあ」
「エロ心はなしだぞ! とにかくこの女をワニに改造しろ!」
その男たちの声は聞いたことのないものだった。ワニに改造するなんて信じられないが、そんな改造を請け負った男にはなんら罪悪感がないようだった。
「まずは・・・肘と膝の先を切り落とせ! そして頭にワニの頭蓋骨を被せろ! そして後は・・・」
いったい何の事なの? そう思っていると電気カッターやドリルのが私の身体を生きたまま切り刻んでいるのがわかった。意識もあって感覚があるのに痛みだけはなかった。その理由は分からないけど私の身体はただの材料にすぎなかった。手と足が切り裂かれ腹に何かが入れ込まれて行ったが、まるで人形の中に詰める綿かなんかのような扱いだった。
うつぶせにされた私の頭に大きなものが被せられた。それはワニの頭蓋骨だった。その中から触手のようなモノが伸びてきて・・・私を摂取して融合してしまった。私の顔はワニの頭蓋骨の中心に埋もれてしまった。その時恐怖でしかなかったが、気を失う事は許されなかった。
ついに私の身体は次々にワニの内臓に改造されてしまった。私の人間としての身体は一切存在しなくなった。その時、私の目の前にストレッチャーが運ばれてきた。それは私の持っていたものだった。
「お前・・・人間だったんだな。でも必要ないよなこれらは。だってワニなんだからな。ワニが人間の服なんか着ないしな!」
そういって私が着ていた服はドラム缶に入れられ焼かれてしまった! 人間だった証拠は消されてしまった。
「そうそう、これからお前を可愛がってやるぜ! エッチな刺激を与え続けると、お前の身体はワニの組織に吸収されて消えてしまうんだぞ! いいか、こうしてやるからな!」
そういうと、男は私の下腹部に何やら入れ始めた。それはワニの身体から伸びている触手だった。その触手が人間の私のハラワタに入り込むことで融合するということのようだった。私は叫び泣いて抗議したかったが、その時には私の気道も食道も触手が入り込んで声を奪われていた。身体に入り込んだ触手は私の身体をワニの内臓に再編しているようだった。激しい痛みと恐ろしい恐怖を感じたが、それに贖う手段はもうなにもなかった。
「この女をワニと融合する事にした」
「大丈夫ですか、本人の承諾を得ているのですか?」
「そんなものは取っていない! でも、この女の記憶は喪失させてある。それにワニになったとしても、誰にも助けを求める事は出来ない。それに肝心の身体がワニの身体と融合したら探せないだろ」
「どうしてこの女なんですか? ゴリラあたりは男がやっているのに!」
「それはなあ、ワニは細長いだろう! だから、こいつのようにスレンダーな身体をした女じゃないといけないのだ」
「でも、素体のままでも良い体つきで・・・彼女にしたいなあ」
「エロ心はなしだぞ! とにかくこの女をワニに改造しろ!」
その男たちの声は聞いたことのないものだった。ワニに改造するなんて信じられないが、そんな改造を請け負った男にはなんら罪悪感がないようだった。
「まずは・・・肘と膝の先を切り落とせ! そして頭にワニの頭蓋骨を被せろ! そして後は・・・」
いったい何の事なの? そう思っていると電気カッターやドリルのが私の身体を生きたまま切り刻んでいるのがわかった。意識もあって感覚があるのに痛みだけはなかった。その理由は分からないけど私の身体はただの材料にすぎなかった。手と足が切り裂かれ腹に何かが入れ込まれて行ったが、まるで人形の中に詰める綿かなんかのような扱いだった。
うつぶせにされた私の頭に大きなものが被せられた。それはワニの頭蓋骨だった。その中から触手のようなモノが伸びてきて・・・私を摂取して融合してしまった。私の顔はワニの頭蓋骨の中心に埋もれてしまった。その時恐怖でしかなかったが、気を失う事は許されなかった。
ついに私の身体は次々にワニの内臓に改造されてしまった。私の人間としての身体は一切存在しなくなった。その時、私の目の前にストレッチャーが運ばれてきた。それは私の持っていたものだった。
「お前・・・人間だったんだな。でも必要ないよなこれらは。だってワニなんだからな。ワニが人間の服なんか着ないしな!」
そういって私が着ていた服はドラム缶に入れられ焼かれてしまった! 人間だった証拠は消されてしまった。
「そうそう、これからお前を可愛がってやるぜ! エッチな刺激を与え続けると、お前の身体はワニの組織に吸収されて消えてしまうんだぞ! いいか、こうしてやるからな!」
そういうと、男は私の下腹部に何やら入れ始めた。それはワニの身体から伸びている触手だった。その触手が人間の私のハラワタに入り込むことで融合するということのようだった。私は叫び泣いて抗議したかったが、その時には私の気道も食道も触手が入り込んで声を奪われていた。身体に入り込んだ触手は私の身体をワニの内臓に再編しているようだった。激しい痛みと恐ろしい恐怖を感じたが、それに贖う手段はもうなにもなかった。
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