作業ロボにされたわたし

ジャン・幸田

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(3)機ぐるみ着せられた!

あそこに入れないで!

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 マリアンからすればわたしは着せ替え人形みたいなものだったようだ。そう、衣装を着せ替える事の出来るものだ。もっとも、わたしは両親を失ってからずっと施設育ちだったので、一緒に生活する女の子と共用していたけど。

 この時わたしの身体は性的興奮みたいな感じで火照っていた。みたいというのは私に男性経験がなかったからだ。高校に通っていたけど自分の好みに会うような男子生徒もいなかったし、言い寄られる事もなかったからだ。

 それにしても、この興奮はなぜするのだろうか? たぶん投与された薬物にそうされる効果があるものがあったようだ。また、このとき人間の三大欲求のうちのひとつも酷く意識していた。そう食欲だ! おなかにあったものを全て出されてしまったからだ!

 「瑠璃花さん。あなた物凄くエッチな気持ちでご飯が食べたくなっているんでしょ? でもねマリア式47号になればそんな思いは満たされるわよ。だって自動的に満足させる機能がついているからね」

 マリアンはわたしの身体を摩っていたが、女の子の身体をねっちりと摩るなんて、これが男だったらただのエロ野郎だと罵倒するところだけど、女だというから・・・まさかレズ? 

 「わたしはねえ、あなたのような若い女の子を機械と同化させるのが好きなのよ。あなたの、その無垢な肉体も私と同じ金属や炭素繊維などの複合素材と、有機特殊素材に置き換わるのよ。
 そうすればわかるわよ、わたしがなぜこの肉体に生まれ変わった理由は。人間では味あうことのない快楽を体験できるのよ。そうそう、あなたの生殖能力は奪わないからねえ。なんだって機械化に適合できる素材だったら子孫を残してもらわないといけないからね。その時は素敵な男を紹介してあげるわよ。もちろん機械化した男をね!」

 マリアンの無機質な顔には表情というものはなかったが、その声の調子からまさにマッド・エンジニアだというのはわかった。わたしはマリアンにとってロボットにする部品のひとつでしかないのは間違いないようだった。

 「なんなのよ、あんたは! わたしは人間よ! あんんたみたいなブリキの人形になって嬉しいなんて思わないわよ! そりゃ、わたしには両親はいないし仕事もないけど、きっと人間として生きていったほうが絶対マシよ!」

 わたしは切れ気味に怒鳴ったが、身体の変調は酷くなる一方だった。特に下腹部のアソコの疼きはひどくなる一方だった。わたしの全身は悶えるように痙攣していた。

 「おやおや、あなたの言葉とは違って身体の方は早く機ぐるみを着たいと要求しているわ。その前にあなたを”女”にしてあげるわよ。とりあえず人間だった時の感覚も分からないで機械の身体になっても困るからね。ちょっと待っていてね」

 するとマリアンがパネルを操作すると天井から腰だけのロボットが下りてきた。それには男のアソコのようなものが付いていた!

 「あなたに初体験をさせてあげますわ! まあ好みなんて聞けないからこれで我慢してもらうわよ。とりあえずこのマシーンで感じてもらっている間にあなたのアソコもリサーチさせてもらうからね。機ぐるみを着たらもうエッチは出来ないから充分堪能してちょうだいね」

 そういって、そのマシーンをわたしのアソコと密着させた。そんなへんなもの、あそこに入れないで! 本当に変態エロブリキ女だわ!
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