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奪われる頭脳よみがえる悪夢
164・アイリと淳司(4)
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ガイノイドエリーと登録されている愛莉の書類上の本体は、ダミーとして製造されたガイノイドアイリの方だ。なんらかの方法で愛莉と同じ意識を上書き保存したスペアであった。その電脳とボディは寄せ集めということであったが、リンクが切断された現在は、そちらの方もアイリだと思い込んでいるのは間違いなかった。でも、向こうだって気付かないはずはなさそうだ。
「ちょっと、いまアイリとして稼働している方はどうなるのよ!」
「回収する予定さ。メンテナンスが必要になったといって司法省行刑局が! でも、その前に電脳が盗まれるかも」
「はあ、なにすれ! それよりも本当に元に戻れるの、元の私に! 真由美ちゃんと再会したいのよ!」
「それは、まあある程度ね。電脳化された脳漿はそのままだし、筋肉組織は復元は無理だけど、表面上は・・・サイボーグと一緒だね。それとまあ、フツーにエッチは出来るさ!」
「エッチ! わたし経験ないわ! 変な事言わないでよ!」愛莉は本当に今の姿は嫌だった。そこら辺のロボットと同じ姿だから。
「そんなに怒らないの!」そういうと淳司はヘッドギアを被った。
「なにするの?」
「そんなにいうのなら仮想現実で俺のクライアントに会わせてやる‼では、準備して」
そういわれ愛莉は電脳をセーブモードにした。これで仮想空間と接続できた。しかし、待機時間が長かったので、完全に電脳の意識機能がシャットダウンしてしまった。
「ちょっと、いまアイリとして稼働している方はどうなるのよ!」
「回収する予定さ。メンテナンスが必要になったといって司法省行刑局が! でも、その前に電脳が盗まれるかも」
「はあ、なにすれ! それよりも本当に元に戻れるの、元の私に! 真由美ちゃんと再会したいのよ!」
「それは、まあある程度ね。電脳化された脳漿はそのままだし、筋肉組織は復元は無理だけど、表面上は・・・サイボーグと一緒だね。それとまあ、フツーにエッチは出来るさ!」
「エッチ! わたし経験ないわ! 変な事言わないでよ!」愛莉は本当に今の姿は嫌だった。そこら辺のロボットと同じ姿だから。
「そんなに怒らないの!」そういうと淳司はヘッドギアを被った。
「なにするの?」
「そんなにいうのなら仮想現実で俺のクライアントに会わせてやる‼では、準備して」
そういわれ愛莉は電脳をセーブモードにした。これで仮想空間と接続できた。しかし、待機時間が長かったので、完全に電脳の意識機能がシャットダウンしてしまった。
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