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プロローグ
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不安な僕は風呂に入ることになった。その時土砂降りに遭遇し山で転倒して泥だらけになった僕は言われるままに従った。そもそも、こんなところに登山なんかしなければよかった。お金に目がくらんだ友人に宝物探しに連れられてきたのが運の尽きだった。
夕暮れ近くになって、古びた洋館に到着した。そこでお手伝いのお婆さんがいろいろと連絡をしてくれた。両親のところにも連絡してくれたので安心したのだけど、激しい雨なので下山は危険という事で泊まらせてもらう事になった。
僕が案内された風呂は地下にあって、豪奢な大理石の風呂で、見た事もない装飾に僕は落ち着かなかった。僕は自分の身体を見ていた。白い肌、細い肩、華奢な体格、そして貧相なアソコ・・・一層の事なら女の子に生まれたらよかったのにと思っていた。そんなことを思うというのは、コンプレックスを抱えていたからだ自分に!
風呂に入る前のお手伝いさんは着替えを用意しておきますから、着ていた服は洗濯しておきますからといってくれていたので安心してしまった。そのお手伝いさんは僕の亡くなった祖母に似ていて心が和んでいたから。
小一時間後、僕は脱衣室に行くと、綺麗にたたまれた服が用意されていた、しかし・・・それは憧れてはいたけど禁断のものとしか思えなかった。可愛らしいレースがついていたから。
「これは・・・」
手に取ったのは女の子の下着だった。そういえばお手伝いさんは女だから・・・でも、あのお婆さんが着ているように思えないものだった。すると奥から男の声がした。
「決まっているじゃないか、憧れなんだろ君の! 遠慮せずに着たまえ!」
声がする方向をみると、そこにはアラサーの割とイケメンな男が立っていた。同級生の女の子がキャーキャーいいそうなアイドルみたいなのが。
「あなたは?」
「この家の主だ! 泊まっていくのだろ! だから楽しんでもらおうと思って!」
そういうと、男は僕との距離を縮めてきた。
「君は、これから女の子になってもらう! きっと気に入るはずだから!」
混乱する僕の耳には、物凄い風雨の音だけが響いていた、男が言った言葉なんか聞きたくないと思ったから。
「えっ?」
「驚かなくてもいいんだよ。君の中に眠るものを開放するのを手伝うから」
そういって僕を抱き寄せた。その時変な安らぎを感じていた・・・
夕暮れ近くになって、古びた洋館に到着した。そこでお手伝いのお婆さんがいろいろと連絡をしてくれた。両親のところにも連絡してくれたので安心したのだけど、激しい雨なので下山は危険という事で泊まらせてもらう事になった。
僕が案内された風呂は地下にあって、豪奢な大理石の風呂で、見た事もない装飾に僕は落ち着かなかった。僕は自分の身体を見ていた。白い肌、細い肩、華奢な体格、そして貧相なアソコ・・・一層の事なら女の子に生まれたらよかったのにと思っていた。そんなことを思うというのは、コンプレックスを抱えていたからだ自分に!
風呂に入る前のお手伝いさんは着替えを用意しておきますから、着ていた服は洗濯しておきますからといってくれていたので安心してしまった。そのお手伝いさんは僕の亡くなった祖母に似ていて心が和んでいたから。
小一時間後、僕は脱衣室に行くと、綺麗にたたまれた服が用意されていた、しかし・・・それは憧れてはいたけど禁断のものとしか思えなかった。可愛らしいレースがついていたから。
「これは・・・」
手に取ったのは女の子の下着だった。そういえばお手伝いさんは女だから・・・でも、あのお婆さんが着ているように思えないものだった。すると奥から男の声がした。
「決まっているじゃないか、憧れなんだろ君の! 遠慮せずに着たまえ!」
声がする方向をみると、そこにはアラサーの割とイケメンな男が立っていた。同級生の女の子がキャーキャーいいそうなアイドルみたいなのが。
「あなたは?」
「この家の主だ! 泊まっていくのだろ! だから楽しんでもらおうと思って!」
そういうと、男は僕との距離を縮めてきた。
「君は、これから女の子になってもらう! きっと気に入るはずだから!」
混乱する僕の耳には、物凄い風雨の音だけが響いていた、男が言った言葉なんか聞きたくないと思ったから。
「えっ?」
「驚かなくてもいいんだよ。君の中に眠るものを開放するのを手伝うから」
そういって僕を抱き寄せた。その時変な安らぎを感じていた・・・
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