スレイブZ!

ジャン・幸田

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5・脱げ!

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 クラスメイトの誰もが気付いていたが口にしなかったこと。それは人類は完全に支配されていたことを。侵略者の正体はわからないが、たしかなことは地球上の人類が居住する一定範囲ごとに結界が張られていた。そのため隣の町に行く事も出来ず逃げる事はできなかった。結城はそれを確かめるために「結界」までいったが、通過しようとすると跳ね返された。そこを通過できるのは動物と侵略者の手下になった人間だけであった。

 二年A組29人は大きく白い部屋に案内された。そこは無機質で明るくずっとそこにいると精神に異常をきたすのではないかと思えるところであった。あんまりにも白いので上下関係や平衡感覚がマヒしそうであった。この部屋には智花と闇にしか見えないほど真っ黒な姿をした人間の形をしたなにかが二体が一緒に入った。すると智花はこんなことを言った。

 「それじゃあ、みなさん着ているモノを全て脱いで頂戴ね! 改造するのですから素材になってね!」

 その明るい声色は一同には不快に思えた。ここには男女両方いたから。

 「心石先生! せめて男女別々にしていただけませんか?」

 ある女子生徒がいったが、無視された。

 「素材にはもう意味ありません! あなたたちは人間から新しい存在に改造されるのですから! その前にそんな人間の服を脱いでください。そうそう、名残惜しんでゆっくり脱いでも良いですけどほどほどに!」

 もう、ダメだと思い生徒たちは服を脱ぎ始めた。綺麗に脱ぐ者、雑に脱ぐ者、そしてなおも拒否する者もいた。
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