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(3)恵理改造!

65.体内処理(4)

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 私のなかに入りこんだ、私の内臓を貪るように! それは私から人間としての独自性を奪いさり、機械に支配される身体に変えていった。ロボット娘にされる前に私は内部から変えられつつあった。

 そのときの興奮が性的興奮というのかもしれなかった。研究員七号もそういっているから。でも想像していたのと違う! 少なくとも私は信じたくなかった。これがアレなんだとは。でも私は誰かがいっていた喘ぎ声というのを出すほど身体が火照っているのを感じた。でも、それを口にすることは出来なかった。口や鼻からもなにかが入り込んでいたからだ。

 身体の上や下の出入り口というか、そういえば生物というのはエネルギーにするための栄養素を効率よく摂取するために管状になったものが、進化していったものといったのは、たしか綾先生だと思い出したけど、いま綾先生が属している謎の組織によって身体の出入り口からロボット娘の内臓に変えられていたのだ!

 私の目の前で表示される文字列は私の身体に施されている処理の一覧と進捗率を意味していた。その進捗率の数字が上がれば上がるほど、私の身体はロボット娘の内臓にされていくのであった。もはやそれを止める手段はなかった。全てはオートメーション化され、私はそれを受け入れるしかない存在だった。
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