ロボ娘(機ぐるみ)にされたおんなのこ!

ジャン・幸田

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(3)恵理改造!

58.機械子宮(2)

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 私の意識にインターフェイスを通じて機械子宮でこれから自分に施される措置の概要が送り込まれた。この機能によって座学を行えば八時間かかる知識を三十分ほどで転送できるという。それにしても、そんな機能があれば学校に行かなくていいんじゃないじゃん! そう思ってしまった。

 「やっぱり・・・受けないといけないんですよねロボット娘に生まれ変わる措置を?」

 「そうよ、年貢の納め時なのよあなた。それと意識をもったまま受けてもらうわよ。上層部が意識がある場合のデータを取りたいそうよ」

 「え?」

 それを聞いて私はおもわずのけぞってしまった。機ぐるみ融合の措置は身体に負担がかかると聞いていたから。

 「それはそうと、あなた。処女よね?」

 「なんで今聞くんですか?」

 私は夏休みに不良と付き合ったら、ロストヴァージンなんてすぐ出来るなんて思い違いをしていた。そう私は誰とも結ばれることは無かった。

 「いやねえ、その時の措置は処女を失い時の痛みみたいなものなのよ。あなたはそんな痛みの経験ないようだから、たとえ話としてね、いったのよ」

 「へっ?」

 なんとなく融合措置の際の痛みは、どんなレベルなのかが分かる様なかからないようなたとえ話だった。それにしても研究員七号は経験した後でロボットにされたのかしらん? そんな事を思ってしまったけど、自分の方が問題だった。
 
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