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(2)ロボ娘ラボ
36.ロボ娘ラボ(3)
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そのあと、いろいろなところを案内されたけど、恵理やメアリーのようなロボットにされた女性の姿をチラホラ見ることが出来た。それぞれの所属や能力はインターフェイスの能力評価値が上がれば知ることが出来るようになるという事であった。どうも組織内でのポジションが上がれば上がるほど情報を共有できるようになるということのようだ。
最後に案内された部屋にはどこかで見たことあるロボットがいた。それは全身透明なゴムとしか表現しようのない姿をしていた。彼女の身体にはロボットにありがちな関節部の切れ込みや蛇腹のようなパーツはなく、どちらかといえば生物的な身体だった。そして長いクリスタルのような髪が伸びていた。僕はこの人の事を知りたかったが、情報を受信できなかった。すると向こうから挨拶してきた。
「私はクリス。この施設の責任者の一人よ。この町で行われるロボット娘通学実験の責任者よ。よろしくね鈴木翔太君」
この施設の責任者はメアリーとクルスと綾先生の三人のようだった。でも不思議な事に綾先生だけどうして学校に入り込んでいるのかということだ。それに、なぜ人間体なの? そんなこと考えていると頭の中で警告文がイメージされた。どうもあまり詮索してはいけないようだ。
僕はメアリーと一緒に最初に通された部屋に戻って、恵理と合流した。ここで今日は帰宅してもいいよ、と言われた。
最後に案内された部屋にはどこかで見たことあるロボットがいた。それは全身透明なゴムとしか表現しようのない姿をしていた。彼女の身体にはロボットにありがちな関節部の切れ込みや蛇腹のようなパーツはなく、どちらかといえば生物的な身体だった。そして長いクリスタルのような髪が伸びていた。僕はこの人の事を知りたかったが、情報を受信できなかった。すると向こうから挨拶してきた。
「私はクリス。この施設の責任者の一人よ。この町で行われるロボット娘通学実験の責任者よ。よろしくね鈴木翔太君」
この施設の責任者はメアリーとクルスと綾先生の三人のようだった。でも不思議な事に綾先生だけどうして学校に入り込んでいるのかということだ。それに、なぜ人間体なの? そんなこと考えていると頭の中で警告文がイメージされた。どうもあまり詮索してはいけないようだ。
僕はメアリーと一緒に最初に通された部屋に戻って、恵理と合流した。ここで今日は帰宅してもいいよ、と言われた。
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