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(3)恵理改造!

60.機械子宮(4)

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 私はたいしたことない女といわれ、少し頭に来たけど言われてもしかたないとも思った。学校の成績、たぶん中の中。運動能力、平凡。容姿、極端にひどくはないけど良くもない。総合的な女子力、たいしたことな・・・・しかたないなあ。

 それにしても、真っ先に改造素体に選ばれたのか不思議に思った。頭がいいのであれな白濱さんだし、体力があるのなら里中さんが、他にも素体になりそうなのはいるはずなのにと。

 「フツーの女だというのは認めますけど、本当になんであたいなんですか、研究員七号さん」

 「それはねえ、あなたのクラスの女子生徒は既に全員改造素体に選ばれているわけなの。これは新学期にクラス替えをした時から決まっていたのよ」

 確かに、生徒の誰彼もなく不自然なクラス替えという指摘はあった。私がいる二年三組の女子比率が他のクラスよりも異様に高かったのだ。他のクラスからすれば科目選択に無関係に組まれたよう感じたという。

 「でも、うちのクラスの女子って目立つようなのいませんけど?」

 「それはね、ロボ娘に改造しやすいのを選んでいるのよ。中にはチャレンジャーなのもいるけどね。あなたの次のターゲットも決まっているわよ」

 「そうなんですか・・・」

 どうやら、私のクラスの女子はほぼ全員がロボ娘にされるようだ。いったいなんの目的なの? それがこの世の中になんの役に立つんだというのだろうか?
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