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(3)恵理改造!

50.フォーマット化!(5)

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 私の身体は固まったようになって動かないが心は激しく動揺していた。私の身体はロボットのような姿にされると思い知らされたから!

 「なんで・・・こんなことをするのよ! ロボットならロボットとして作れば良いじゃないのよ! なにもフツーの平凡な高校生を使わなくたって・・・アスリートなんかを使えばいいじゃん!」

 「それはね恵理ちゃん、フツーの人間を強力なロボット並みにするのが目的なのよ!」

 「はあ? なにそれ?」

 「詳しい事はその時教えてあげるわよ。それよりもそろそろよ?」

 「先生、いい加減にしてください! あたいをどうするんですか? 説明責任を果たしてください!」

 綾先生に激しい憎悪の感情が高ぶっていた時、私の頭の中で”フォーマット化完了!”という文字が浮かんだ。それっていったい何の意味なのよ!

 「恵理ちゃん、おめでとう! これであなたは我々の仲間よ! 今していたのは、あなたを機ぐるみに融合した際の生理機能の調整が出来るようにしたのよ。それがフォーマット化なのよ!」

 「それって、一体なんなんですか?」

 「難しい事はすぐわかるようになるわよ。取りあえず今度は身体もお手入れしなくちゃね」

 それは私の改造第一弾が完了したという事のようだった。フォーマット化とは恵理の生体脳の内部に機械との接続措置が完了したということであった。
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