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(2)ロボ娘ラボ

29.インターフェイス(2)

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 普通の高校生の恵理が手術した? 半信半疑だったが聞いてみる事にした。いくらなんでも出来ないだろとおもったから。

 「恵理、そのインターフェイス手術とやらって君がしたのいうのか?」

 するとメアリーの時と同じように恵理の言葉が頭に直接入って来た。

 「そうよ翔太。こうやって直接意識と会話できるようにしたのよ、あたいは!」

 「直接意識に? それってテレパシーみたいなものなの?」

 「そんな超能力じゃないわよ。ちゃんと科学技術によるものよ! あなたの脳漿近くにインターフェイスというインプラントを埋め込んだのよ。そのインプラントが意識、簡単に言えば思考を読み取ってネットワークに接続しているのよ。要はコンピューターネットワークに組み入れたわけなのよ」

 恵理の話は前提となる知識がなにもないので理解できなかったが、一つだけはっきりしていた。僕の頭に何かを埋め込んだという事だ!

 「わけがわからないなあ。恵理は僕の頭の中に何かを入れたのだけは分かった。でも、どうやって?」

 「簡単よ! あたいは翔太が眠っている間にそこの装置を使って、鼻の穴から挿入したのよインターフェイスを。それで、あなたはあたいの頭と同じになったのよ!」

 そういうと恵理は額を近づけてきた。そのフェイスガードは仄かに温もりを感じる事が出来た。
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