上 下
26 / 104
(2)ロボ娘ラボ

26.イン・ドリーム(2)

しおりを挟む
 僕は思い出しても恥ずかしい事を触れられ困ってしまい。思わず毒付いてしまった。

「それは現実だろ! それに子供の時の事だし!」

 バーベキューの一件は僕の黒歴史にしたい出来事であった。食べ過ぎでぶっ倒れて病院に運び込まれて親父にこっぴどく怒られたから。でも、それを夢でみたからといって言うほどの事ではない。

 「へー、じゃあどんな夢なの?」

 理恵はそう言って顔を近づけてきた。それは彼女の癖だったけど、いままで彼女の顔なんか気にしてこなかったので、どうでも良いと思っていた。しかし、今は何故なんだ、気になる!

 「なんか・・・理恵がロボットになる夢なんだが・・・」

 すると理恵は大笑いし始めた。

 「なあに、それ? あたいがロボット? 受けるわ、それ!」

 腹を抱えて笑っていた彼女が突然苦しみはじめた。

 「どおしたんだよ?」

 僕は近寄っていった。彼女の手足の肌がきれいだと初めて感じていた。

 「あ、あたいわね・・・選ばれたのよ・・・実験体に!」

 「実験体? なによそれ?」

 彼女は苦しみながらブラウスを自分で引きちぎっていた。当然彼女のブラジャーで覆われた胸が露わになった。そして全身が痙攣していた。

 「ちょっと、どおしたんだよ! いったいぜんたい?」

 僕は、これはいったいなんだ? と動揺していたすると、彼女の身体に変化が始まった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

転校先は着ぐるみ美少女学級? 楽しい全寮制高校生活ダイアリー

ジャン・幸田
キャラ文芸
 いじめられ引きこもりになっていた高校生・安野徹治。誰かよくわからない教育カウンセラーの勧めで全寮制の高校に転校した。しかし、そこの生徒はみんなコスプレをしていた?  徹治は卒業まで一般生徒でいられるのか? それにしてもなんで普通のかっこうしないのだろう、みんな!

ロボリース物件の中の少女たち

ジャン・幸田
キャラ文芸
高度なメタリックのロボットを貸す会社の物件には女の子が入っています! 彼女たちを巡る物語。

AIアイドル活動日誌

ジャン・幸田
キャラ文芸
 AIアイドル「めかぎゃるず」はレトロフューチャーなデザインの女の子型ロボットで構成されたアイドルグループである。だからメンバーは全てカスタマーされた機械人形である!  そういう設定であったが、実際は「中の人」が存在した。その「中の人」にされたある少女の体験談である。

機械娘の機ぐるみを着せないで!

ジャン・幸田
青春
 二十世紀末のOVA(オリジナルビデオアニメ)作品の「ガーディアンガールズ」に憧れていたアラフィフ親父はとんでもない事をしでかした! その作品に登場するパワードスーツを本当に開発してしまった!  そのスーツを娘ばかりでなく友人にも着せ始めた! そのとき、トラブルの幕が上がるのであった。

ゼンタイリスト! 全身タイツなひとびと

ジャン・幸田
ライト文芸
ある日、繁華街に影人間に遭遇した! それに興味を持った好奇心旺盛な大学生・誠弥が出会ったのはゼンタイ好きの連中だった。 それを興味本位と学術的な興味で追っかけた彼は驚異の世界に遭遇する! なんとかして彼ら彼女らの心情を理解しようとして、振り回される事になった誠弥は文章を纏められることができるのだろうか?  

【SF短編集】機械娘たちの憂鬱

ジャン・幸田
SF
 何らかの事情で人間の姿を捨て、ロボットのようにされた女の子の運命を描く作品集。  過去の作品のアーカイブになりますが、新作も追加していきます。

ロボットウーマン改造刑を受けた少女

ジャン・幸田
SF
 AI搭載型ロボットが普及した未来、特に技能のない人間たちは窮地に陥っていた。最小限の生活は保障されているとはいえ、管理され不自由なデストピアと世界は化していた。  そんな社会で反体制活動に参加し不良のレッテルを貼られた希美は保安処分として「再教育プログラム」を受けさせられ、強制的にロボットと同じ姿に変えられてしまった! 当局以外にはロボット以外の何者でもないと認識されるようになった。  機械の中に埋め込まれてしまった希美は、ロボットウーマンに改造されてしまった!

機械娘フェチ作品撮影!

ジャン・幸田
SF
 わたし、とあるプロダクションに所属するモデルだったの。一応十八禁作品出演OKとしていたけど、恥ずかしかったの。  そいで顔出ししないでもいいという撮影があったので行ってみると、そこでわたしはロボットのようになれということだったの。わたしはガイノイドスーツフェチ作品に出演することになった。

処理中です...