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メカゾーンにようこそ

04・

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 一同、いきなり現れた椅子に腰掛けた。そうするしかなかったし、他にすることはなにもなかった。自分たちがどこから連れて来られたのもわからないし、これからどうするかもわからないし。

 「説明であるが、まず君たちの機能から。このゲームには様々なルールがあるが、その場面になるとメッセージが君たちの電脳に送られる。その行為がルールと照会して良かったらライフポイントがプラス、ダメだったらマイナスになる。
 次に脱出であるが、いくつかクリアすればゴールにたどり着く。ポイントが上がっていけば脱出方法は増える。しかしポイントが変わらなかったり下がっていたら方法は減る。
 そして重要であるが、途中で失敗し脱落しても場合によっては復活できる。でもスクラップになれば死を意味する。以上」

 管理人の説明は分かりにくかった。でも、やるしかなかった。

 「とりあえず、ゴールに行けばいいんでしょ? でも、色々聞かないと行かないことはあるわ」

 01は聞くと、管理人の回答は一つだけならという条件だった。それで五人が相談して決めた質問はひとつだけだった。

 「いつまでにポラリスポイントに到達すればクリアなんですか?」

 管理人はしばし考慮ののち、こういった。

 「時間は無制限。ただし、プレイの仕方によって短くもなるし極端に長くなる」が回答であった。いったい、このゲームは何の意味があるのだろうか?
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感想 1

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みんなの感想(1件)

じろう
2021.10.10 じろう

投げっぱなしジャーマンって感じ。作者のやる気の無さに困惑した。
大風呂敷を畳めない話を見ている気分で、閲覧者に対しての謝罪も無く「打ち切ります」という宣言も出ていない。
「なんなんよ!」と登場人物のセリフを拝借し、この小説を終えた努力は評価に値したい。

ジャン・幸田
2021.10.11 ジャン・幸田

 打ち切りではないのですが、すいません。一応、お気に入りが少ない作品は更新を優先しなかった結果ですので、ご了承ください。

 構想としては、無限地獄のようなのを予定しております。なんらかの形で終わらせますけど、まだ先かもしれません。最近でも構想通りに終えた短編でも、完成に五年もかかっていますから。

解除

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