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新入部員は野球素人!
撃った! 三塁へダッシュ!(3)
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「や、野球のルールがわからんかと? じゃあ野球の・・・」
藤井監督は呆れてしまった。未経験者なら毎度のことだけど・・・
「はい、あんまり野球の中継を見ないし、だから何をしているのか分からないのです」
晃司ははっきり言うので、あまり突っ込む気にならなかった。それで取りあえず実力を試すことにした。バットの持ち方や振り方を教えると様になったので、とりあえず打撃をさせてみることにした。
「じゃあ、これから投げるからそれで打ってみろ!」
打撃投手に自らなって藤井監督がチェックすることにした。ちなみに監督といっても上手ではなかった。それで晃司はというと闇雲に振り回すだけで当たる気配がなきあった。そんなときマグレで大きな当たりを飛ばした。他に部員たちが走れ一塁にといったが、打った後彼が向かったのは三塁だった。逆走してしまったわけだ。
部員たちは大きな声で間違っていると叫んだが、間違っていることに気付いていない晃司はきょとんとしていた。三塁に全力疾走した後で。
「しかたないなあ、今日はこれからうちに来ないか? もちろん保護者に同意してもらってな」
藤井監督は根本的に駄目だなと肩を落としていた。もしかすると、今年は試合できないかもしれないと諦めの境地で合った。
藤井監督は呆れてしまった。未経験者なら毎度のことだけど・・・
「はい、あんまり野球の中継を見ないし、だから何をしているのか分からないのです」
晃司ははっきり言うので、あまり突っ込む気にならなかった。それで取りあえず実力を試すことにした。バットの持ち方や振り方を教えると様になったので、とりあえず打撃をさせてみることにした。
「じゃあ、これから投げるからそれで打ってみろ!」
打撃投手に自らなって藤井監督がチェックすることにした。ちなみに監督といっても上手ではなかった。それで晃司はというと闇雲に振り回すだけで当たる気配がなきあった。そんなときマグレで大きな当たりを飛ばした。他に部員たちが走れ一塁にといったが、打った後彼が向かったのは三塁だった。逆走してしまったわけだ。
部員たちは大きな声で間違っていると叫んだが、間違っていることに気付いていない晃司はきょとんとしていた。三塁に全力疾走した後で。
「しかたないなあ、今日はこれからうちに来ないか? もちろん保護者に同意してもらってな」
藤井監督は根本的に駄目だなと肩を落としていた。もしかすると、今年は試合できないかもしれないと諦めの境地で合った。
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