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新入部員は野球素人!
撃った! 三塁へダッシュ!(2)
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牧田は藤井監督がまだ会って話をしたこともない晃司に期待を持っているのは分かった。たしかに身体は立派であったが、動きは鈍そうで俊敏でないのはわかっていた。まあ運動部で活躍するのなら、姫谷高校に来る事はなかっただろうし。
「その件は分かった。もし9人のメンバーが集まらなかったらなんとかするから。なんだって、野球部は春季大会は出場できなかったしな。それにしても今年ぐらいは連敗脱出したいものだが・・・まあ、成績不振で解任ってことはないけどな」
牧田はそういっていると、向こうから多賀が部活に出てきた。その後ろには晃司ともう一人いた。
「よう来てくれた。うちの野球部の見学に! いろいろ聞いてくれたまえ」
藤井監督は上機嫌だった。でも、そのあと一瞬で崩壊した、晃司の言葉に!
「はじめまして一年の山本です」
「えーと、同じく一年の村上です」
「うちの野球部だけど、目標甲子園! なんてことは無理だから、とりあえず野球を楽しんでいこうというのが方針だ。だから、他の高校のように丸刈りしなくてもいいんだ。ところで君たちは野球が好きか?」
その問いに晃司はこういってしまった。
「すいません、野球のルールが・・・全く分からないです!」
「その件は分かった。もし9人のメンバーが集まらなかったらなんとかするから。なんだって、野球部は春季大会は出場できなかったしな。それにしても今年ぐらいは連敗脱出したいものだが・・・まあ、成績不振で解任ってことはないけどな」
牧田はそういっていると、向こうから多賀が部活に出てきた。その後ろには晃司ともう一人いた。
「よう来てくれた。うちの野球部の見学に! いろいろ聞いてくれたまえ」
藤井監督は上機嫌だった。でも、そのあと一瞬で崩壊した、晃司の言葉に!
「はじめまして一年の山本です」
「えーと、同じく一年の村上です」
「うちの野球部だけど、目標甲子園! なんてことは無理だから、とりあえず野球を楽しんでいこうというのが方針だ。だから、他の高校のように丸刈りしなくてもいいんだ。ところで君たちは野球が好きか?」
その問いに晃司はこういってしまった。
「すいません、野球のルールが・・・全く分からないです!」
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