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転章・実証
人形娘とラバーオスカーと
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いま人形娘四体の目の前にラバーオスカー五体が並んでいた。いづれも真っ黒なラバーのような物質に覆われているので、改造前の年齢、人相はわからなかった。体形だけはわかるのであるが、01は肥満体の長身、02は長身の痩せ型、03は中肉中背、04はどうも女性のようだったがもしかするとニューハーフなのかもしれない体形をしていた。そして05は女性のようだった。そのうち02はNATSUMIの兄・省吾のようだった。
それぞれ割り振られた相手とのプレイをやることになった。まず機械娘の京香がレズプレイをはじめ、リアルフェイスのショウコが男女ニューハーフとの3Pを、アヤメはラバーとゼンタイとのプレイだった。そしてNATSUMIは省吾と向き合っていた。
NATSUMIは心の中で泣き叫んでいた。いままで散々男に身体を許してきたけど、まさか兄とやることになるなんて信じられなかった。いままで男とみなさなかった兄に襲われそうになっていた。彼女は抵抗したがそれは人形娘が出来る”じらし”でしかなかった。遠い所に逃げたくても身体の制御は人形娘管理システムに握られているからだ。できるのは電脳化された自我のなかで慟哭するぐらいだった。それも匡や弐号に全てモニタニングされていた。
02はNATSUMIの身体を持ち上げそのまま床にひかれたじゅうたんの上に横にした。隣ではラバー男とゼンタイ女の情事の最中だった。そのときアヤメは淫らな声をあげていたが、01は声も出さず、否出せないままアヤメの身体を貪っていた。その様子は人間としての個性を否定され、人間らしさも剥奪された者同士がシステムのプログラムのまま実行しているようにしかみえなかった。そう、二人は人間ではなかった。
02は真っ黒な手をいきなりNATSUMIが着ていたマジェスティーのコスプレ衣装のドレスのスカートを引き裂いた! 02には理性などなく本能のまま行動しているようだった。あまりのことにNATSUMIはおもわず02のその腕にとびかかっていた。しかしその腕は人形娘のものよりも強く逆に抑え込まれてしまった上に、NATSUMIのフェイスガードに顔を肉薄してきた。
「こ、これは一体・・・なんなのよ!」
その肉薄した顔は全て漆黒のラバーに覆われており、わずかに鼻や眼窩の輪郭がかつて人間だったと物語るだけであった。そしてNATSUMIのフェイスガードの唇へと顔から舌が伸びてきた。しかし舌も真っ黒なパーツとなっていて、それがNATSUMIの唇の隙間へと入り込んでいった。
人形娘の口蓋は人間のものとはちがい飾りにもならない状態であったが、人形娘のセクサロイド機能にオーラルセックスのためのものがあった。だからセックス時に口蓋をこじ開け舌を入れ込むことは可能だった。ただ、性的な刺激ではなく電脳には接触したというデータになっていたそのため、NATSUMIはプログラムの反射反応に従った動作しか出来なかった。ようは喜んでいるかのような仕草だ。
それぞれ割り振られた相手とのプレイをやることになった。まず機械娘の京香がレズプレイをはじめ、リアルフェイスのショウコが男女ニューハーフとの3Pを、アヤメはラバーとゼンタイとのプレイだった。そしてNATSUMIは省吾と向き合っていた。
NATSUMIは心の中で泣き叫んでいた。いままで散々男に身体を許してきたけど、まさか兄とやることになるなんて信じられなかった。いままで男とみなさなかった兄に襲われそうになっていた。彼女は抵抗したがそれは人形娘が出来る”じらし”でしかなかった。遠い所に逃げたくても身体の制御は人形娘管理システムに握られているからだ。できるのは電脳化された自我のなかで慟哭するぐらいだった。それも匡や弐号に全てモニタニングされていた。
02はNATSUMIの身体を持ち上げそのまま床にひかれたじゅうたんの上に横にした。隣ではラバー男とゼンタイ女の情事の最中だった。そのときアヤメは淫らな声をあげていたが、01は声も出さず、否出せないままアヤメの身体を貪っていた。その様子は人間としての個性を否定され、人間らしさも剥奪された者同士がシステムのプログラムのまま実行しているようにしかみえなかった。そう、二人は人間ではなかった。
02は真っ黒な手をいきなりNATSUMIが着ていたマジェスティーのコスプレ衣装のドレスのスカートを引き裂いた! 02には理性などなく本能のまま行動しているようだった。あまりのことにNATSUMIはおもわず02のその腕にとびかかっていた。しかしその腕は人形娘のものよりも強く逆に抑え込まれてしまった上に、NATSUMIのフェイスガードに顔を肉薄してきた。
「こ、これは一体・・・なんなのよ!」
その肉薄した顔は全て漆黒のラバーに覆われており、わずかに鼻や眼窩の輪郭がかつて人間だったと物語るだけであった。そしてNATSUMIのフェイスガードの唇へと顔から舌が伸びてきた。しかし舌も真っ黒なパーツとなっていて、それがNATSUMIの唇の隙間へと入り込んでいった。
人形娘の口蓋は人間のものとはちがい飾りにもならない状態であったが、人形娘のセクサロイド機能にオーラルセックスのためのものがあった。だからセックス時に口蓋をこじ開け舌を入れ込むことは可能だった。ただ、性的な刺激ではなく電脳には接触したというデータになっていたそのため、NATSUMIはプログラムの反射反応に従った動作しか出来なかった。ようは喜んでいるかのような仕草だ。
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