やっと出来た彼氏がゼンタイフェチだったので私もゼンタイフェチになることにした。

ジャン・幸田

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7.彰と嘉奈と

激しくなる摩擦

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 私のアソコを彰が攻めているのは確かだった。私は耳学問で男は一度スイッチが入ると止まらなくなるものだと聞いていたけど、もはや彰は本能のままピストン運動するエッチなマシーンとなり果てていた。

 その日、私がこんな風に男の人の身体と密着するのは初めてだったけど、伝わってくるのは熱と体重とそして性的快感であったが、皮膚と皮膚とが密着することはなかった。二人とも全身を覆っている第二の皮膚が邪魔をしていたから。

 私はピンクの布越しに青い影に犯されるのを見つめていたけど、その影のアソコは私からヴァージンを奪いつつあった。その時、他の女友達などから聞いていたものとは明らかに違っていたけど、ひとつだけあっていることがあった。気持ちはいいけど、とにかく痛かったのだ!

 その時、私が思うには淫らな液体とともに処女の証を失った証拠を下腹部から噴出していたようだ。だから、彰が腰を振る度に聞こえる音は、粘っこい液体たぶん油のようなモノがかき混ぜられるように感じる音であった。

 体温は上昇する一方だったけど、熱は籠る一方だった。なんだってゼンタイを着ているのだから熱が逃げるところがないから当然だった。普段だったら、こんな状態なら脱いでしまいたいと思うだろうけど、わたしはこのままでいいと思った。この暑苦しく湿った空間に閉じ込められているのを幸せだったから!

 その時、不意に彰は私との位置を入れ替えてしまった! 私の身体は彰に馬乗りするような格好になったようだ。股間には・・・彰の棒のような青く染まったようなアソコがうっすらと見えていた。もし、その時グロテスクな姿を見せられたらゲンナリするところだっただろうけど、ただの物体にしか見えなかった。

 「彰さん! わたしっておかしいかしらん? わたしの身体の方が勝手に・・・」

 そういって私は自らその棒を私のアソコの穴に差し込んでしまった! そして教えられたわけでもないのに腰を振り始めた。これって本能ってものかしら? そして淫らな気分になっていた。しかし、それにしても彰がどんな表情が見えないというのは戸惑いしかなかった。気持ちいい事にはかわりないけど・・・

 「遠慮しないでもいいよ! もっと激しくやってくれ!」
 
 彰も声を荒げていたけど、その時ある光景を思い出していた。子供の時に見た野良猫同士が交尾している姿だった。そう、人間も動物なんだからこうして雌雄が合体するのは自然の摂理なんだと。その時の猫も可愛らしい顔なのになにか淫らなもののように感じるものだったけど・・・

 その時、はっとしたことがあった。今の私たちって傍から見れば人間ではなくなにか人間のような形をした何かの影が合体しているだけのようにみえているんじゃないかと!
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