やっと出来た彼氏がゼンタイフェチだったので私もゼンタイフェチになることにした。

ジャン・幸田

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4.ゼンタイ初体験

28.ゼンタイ初体験.2

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 チャイちゃんはこれからお風呂にでも入るかのように堂々とした姿勢で目の前にいた。彼女はスレンダーな美人だと思っていたけど、まさかこんな形で彼女の裸を見るとは思ってもいなかった。まさかゼンタイをこのまま着るつもりなの? そう困惑していたところカバンから小さな包みを取り出した。それは水着のサポーターだった。

 「ミャイちゃん。本当は裸の上にゼンタイを着る方が気持ちいいんだけど、ここは男もいるからやっぱりサポーターになるものを着ていておかないとね。そうでしょう、乳首が目立ったりアソコのラインが見えたら恥ずかしいでしょ」

 その言葉に私は恥ずかしくなった。そんなイヤラシイのが見えたらエッチな女そのものじゃないのよと思った。もっとも、そんな事なんかしたことないし男の人の前でエッチな格好をしたことなんかなかった。わたしはそんなシチュエーションを体験した事なかったし。

 チャイちゃんはサポーターを身に着けたけど、そのサポーターはベージュ色だったので、まるで裸のままのように見えた。それにしても彼女ってこんなに綺麗な身体とは想像も出来なかった。

 そしてカバンから取り出したのは紺色の生地にアヤメがあしらわれた和風の綺麗なゼンタイだった。それを手慣れた手つきで着始めた。
 彼女はつま先から腰へとあっという間にゼンタイの「内臓」になってしまった。彼女の身体はアヤメのキャンパスへと変化していた。そして腕を通して手も同じようにキャンパスになり首から下がアートのようになった。

 「ちょっと触ってみない? 私の身体を」

 彼女に促されるまま私は彼女の腕を触ってみた。彼女はレオタードのような生地に覆われていてシワが殆どなく張り付いているようだった。その感触はスベスベしていて気持ちよかった。その時私の心の中にいる何者かが立ち上がったような気がした。その自分は何とも言えない快感を感じているのを認識した。

 「なんか、人の肌ではないみたい! こんなに気持ちいいのゼンタイって! こんなにも!」

 「ええ、そうよ! 第二の皮膚という表現があるぐらいなんだから。よかったら他のところも触っていいわよ」

 促されるまま触ろうとしたらチャイちゃんは私の手を掴んでしまった! その手はまるでエイリアンのような感じがしたけど、その手が私の手を触りまくった! わたしは何とも言えない快感を感じてしまった!
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