28 / 57
4.ゼンタイ初体験
27.ゼンタイ初体験.1
しおりを挟む
ミチルと私はほぼ一回り位年齢が離れていたけど、登録していた派遣会社から同じ時期に勤務を始めたので同期入社みたいなものだった。しかもミチルは女らしい風貌で、二人ともほぼ同じぐらいの年齢と見られる場合もあった。しかも、何故か気が合うのでごく普通に職場で付き合っていた。
ただ、それは職場だけのことでプライベートでの付き合いがなく、どこで暮らしているのか知らなかった(実家で両親と三人暮らしというのは知っていたけど)し、休みの日は何をしていて趣味はなんなのか、そう言った事は知らなかった。なのに、いま私は彼女と接点を持ってしまった。チャイちゃんとニャイとして! でも私ってなんて似たようなニックネームをつけてしまったんだろう・・・
私はミチルことチャイちゃんに案内され、狭いロッカーに案内された。ここは「我楽多」の数少ない女性専用の着替え場だった。そこでチャイちゃんは服を脱ぎ始めた。
「なにボーとしているの? 今日は見学だけではないんでしょ」
「そうだけど・・・」
後で聞いた話では、ゼンタイというものはどんなものかを知るために、最初のうちはゼンタイ姿の男女を見学するだけというコースもあったようだけど、そんなの聞いていなかったので、もう着るしかなかった! もっとも、彰いやチャオと同じになろうと決心していたのでそんな選択肢なんかなかったけど。
「あなた、付き合っているんでしょチャオさんと! なんかおかしいと思っていたけど彼ってあの人だったので。本当に分からないもんだね。ゼンタイフェチの男にあなたのような女が惹かれるとはね」
チャイちゃんの言葉が突き刺さったけど、おかしなことに気付いた。じゃあどうしてチャイちゃんがここにいるんだよ!
「それは・・・わたし知らなかったのよ! 彼がゼンタイフェチだったなんて」
「そうなんだあ。でもゼンタイフェチだと知っていたらあなたどうしたの?」
「それは・・・」
私は言葉に詰まってしまったけど、そういえば私って彰という表の顔に惚れたので付き合い始めたけど、もしチャオというゼンタイフェチと知っていたらどうなっていたのかな? もっとも、そんな接点が生じる事なんてありえなかったかもしれないけど、それは神様の気まぐれによりけりじゃないのかしらん?
「そうそう、私にはねえ彼氏がいるんだから! 同じ通信制大学に通う人なんだけど、私は彼に私がゼンタイフェチ女なんて話できていないから、チャオさんは羨ましいわねえ。こうして彼女が付いてきてくれるから」
そう言っている間にチャイちゃんは下着を脱ぎ始めてしまい、生まれたままの姿になってしまった!
ただ、それは職場だけのことでプライベートでの付き合いがなく、どこで暮らしているのか知らなかった(実家で両親と三人暮らしというのは知っていたけど)し、休みの日は何をしていて趣味はなんなのか、そう言った事は知らなかった。なのに、いま私は彼女と接点を持ってしまった。チャイちゃんとニャイとして! でも私ってなんて似たようなニックネームをつけてしまったんだろう・・・
私はミチルことチャイちゃんに案内され、狭いロッカーに案内された。ここは「我楽多」の数少ない女性専用の着替え場だった。そこでチャイちゃんは服を脱ぎ始めた。
「なにボーとしているの? 今日は見学だけではないんでしょ」
「そうだけど・・・」
後で聞いた話では、ゼンタイというものはどんなものかを知るために、最初のうちはゼンタイ姿の男女を見学するだけというコースもあったようだけど、そんなの聞いていなかったので、もう着るしかなかった! もっとも、彰いやチャオと同じになろうと決心していたのでそんな選択肢なんかなかったけど。
「あなた、付き合っているんでしょチャオさんと! なんかおかしいと思っていたけど彼ってあの人だったので。本当に分からないもんだね。ゼンタイフェチの男にあなたのような女が惹かれるとはね」
チャイちゃんの言葉が突き刺さったけど、おかしなことに気付いた。じゃあどうしてチャイちゃんがここにいるんだよ!
「それは・・・わたし知らなかったのよ! 彼がゼンタイフェチだったなんて」
「そうなんだあ。でもゼンタイフェチだと知っていたらあなたどうしたの?」
「それは・・・」
私は言葉に詰まってしまったけど、そういえば私って彰という表の顔に惚れたので付き合い始めたけど、もしチャオというゼンタイフェチと知っていたらどうなっていたのかな? もっとも、そんな接点が生じる事なんてありえなかったかもしれないけど、それは神様の気まぐれによりけりじゃないのかしらん?
「そうそう、私にはねえ彼氏がいるんだから! 同じ通信制大学に通う人なんだけど、私は彼に私がゼンタイフェチ女なんて話できていないから、チャオさんは羨ましいわねえ。こうして彼女が付いてきてくれるから」
そう言っている間にチャイちゃんは下着を脱ぎ始めてしまい、生まれたままの姿になってしまった!
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
ゼンタイリスト! 全身タイツなひとびと
ジャン・幸田
ライト文芸
ある日、繁華街に影人間に遭遇した!
それに興味を持った好奇心旺盛な大学生・誠弥が出会ったのはゼンタイ好きの連中だった。
それを興味本位と学術的な興味で追っかけた彼は驚異の世界に遭遇する!
なんとかして彼ら彼女らの心情を理解しようとして、振り回される事になった誠弥は文章を纏められることができるのだろうか?
転校先は着ぐるみ美少女学級? 楽しい全寮制高校生活ダイアリー
ジャン・幸田
キャラ文芸
いじめられ引きこもりになっていた高校生・安野徹治。誰かよくわからない教育カウンセラーの勧めで全寮制の高校に転校した。しかし、そこの生徒はみんなコスプレをしていた?
徹治は卒業まで一般生徒でいられるのか? それにしてもなんで普通のかっこうしないのだろう、みんな!
AIアイドル活動日誌
ジャン・幸田
キャラ文芸
AIアイドル「めかぎゃるず」はレトロフューチャーなデザインの女の子型ロボットで構成されたアイドルグループである。だからメンバーは全てカスタマーされた機械人形である!
そういう設定であったが、実際は「中の人」が存在した。その「中の人」にされたある少女の体験談である。
ゼンタイフェチ女ですが受け入れてくれといいませんけど
ジャン・幸田
キャラ文芸
私はミチル。どこにでもいるような女の子だけど、家族に絶対言えない秘密があるの。ゼンタイフェチなのよ! 毎晩、家族が寝静まった後はゼンタイに着替えてお楽しみしているのフェチに目覚めたのよ。しかもフェチ友達がいっぱいいるのよ。変態? そんなことお構いなしよ! 今日も楽しんじゃうわ、ゼンタイでいろんなことを!
*いわゆるゼンタイ(全身タイツ)好きな主人公とその仲間との物語です。そのようなものが嗜好に合わない方は閲覧をお控えください。なお、特定のモデルはいない空想の物語ですので、どこかの誰かに似ていても気のせいです。


人形の中の人の憂鬱
ジャン・幸田
キャラ文芸
等身大人形が動く時、中の人がいるはずだ! でも、いないとされる。いうだけ野暮であるから。そんな中の人に関するオムニバス物語である。
【アルバイト】昭和時代末期、それほど知られていなかった美少女着ぐるみヒロインショーをめぐる物語。
【少女人形店員】父親の思い付きで着ぐるみ美少女マスクを着けて営業させられる少女の運命は?
恥ずかしい 変身ヒロインになりました、なぜならゼンタイを着ただけのようにしか見えないから!
ジャン・幸田
ファンタジー
ヒーローは、 憧れ かもしれない しかし実際になったのは恥ずかしい格好であった!
もしかすると 悪役にしか見えない?
私、越智美佳はゼットダンのメンバーに適性があるという理由で選ばれてしまった。でも、恰好といえばゼンタイ(全身タイツ)を着ているだけにしかみえないわ! 友人の長谷部恵に言わせると「ボディラインが露わだしいやらしいわ! それにゼンタイってボディスーツだけど下着よね。法律違反ではないの?」
そんなこと言われるから誰にも言えないわ! でも、街にいれば出動要請があれば変身しなくてはならないわ! 恥ずかしい!
引きこもりアラフォーはポツンと一軒家でイモつくりをはじめます
ジャン・幸田
キャラ文芸
アラフォー世代で引きこもりの村瀬は住まいを奪われホームレスになるところを救われた! それは山奥のポツンと一軒家で生活するという依頼だった。条件はヘンテコなイモの栽培!
そのイモ自体はなんの変哲もないものだったが、なぜか村瀬の一軒家には物の怪たちが集まるようになった! 一体全体なんなんだ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる