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4.ゼンタイ初体験
26.イベントスタジオ.3
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私が本物のゼンタイを見て感動していると、いつの間にか男どもが着替えを始めていた! ここって体育の授業のために教室で着替える生徒のように、そこらへんで着替えているのがいたのだ! それって、うちの父が居間でステテコ姿でリラックスするために着替え始めているようだった!
もっとも、こんなだらしない事を兄どもも父と同じようにしていたので、免疫はあったけど、まさか彰も? そう気になったけど、彰はどこか別のところで着替えているようだった。
「ニャイちゃん、どれがいいか迷っているの? 迷っているようならサイズで決めてあげようか?」
そういってアルルさんが渡してくれたのは、虎模様のゼンタイだった。いわゆる「アニマル柄」というものだ。それって大阪のおばちゃんが着るもんじゃないの? そう突っ込み入れたくなったけど、緊張のためかどういえばいいのか迷いがあった。もう、ゼンタイに着替えないといけないというのに!
「これって肌ざわりいいですね? でもお高いんでしょ?」
「これはねえ、ちょっと良い生地だけど大陸製のゼンタイなのよ。本当に良いのは国産かドイツのメーカーのだけど、それでも充分ゼンタイというものがどんなものか分かるわよ」
そういってアルルさんはわたしの背中をそーと触っていた。この時、この人はひょっとしてレズなの? なんて思ってしまった。
「なにするのですか? なんか、こうして人に触られるのがその・・・なれていないんですが・・・」
私は語気を荒げてしまった、するとアルルさんは優しい声で言ってくれた。
「あなた、自分では気づいていないようだけど素質あるわよ。あなたって変身願望があるわよ。きっとゼンタイが叶えてくれるわ。それに彼氏のアチャ君との関係も変わるわ」
「どうして、その彼と私が出来ているって・・・分かるのですか?」
「それはねえ、いろんなカップル見てきたからよ。あなたたちってまだやっていないのよね」
「そ、それは、そのう・・・」
「いいのよ、男女の仲は初めての何々を重ねていく事で紡いでいくもんだからね。取りあえずゼンタイに着替えて。そうそう、初めてだからレクチャーしてもらわないといけないわね。本当はあたいが教えたらいいけど、他の準備をしないといけないから。
そうだ、あの子にレクチャーしてもらおう、チャイちゃん!」
そういってアルルさんはチャイちゃんことミチルを呼んだ。わたしは顔から火が出そうだった・・・
もっとも、こんなだらしない事を兄どもも父と同じようにしていたので、免疫はあったけど、まさか彰も? そう気になったけど、彰はどこか別のところで着替えているようだった。
「ニャイちゃん、どれがいいか迷っているの? 迷っているようならサイズで決めてあげようか?」
そういってアルルさんが渡してくれたのは、虎模様のゼンタイだった。いわゆる「アニマル柄」というものだ。それって大阪のおばちゃんが着るもんじゃないの? そう突っ込み入れたくなったけど、緊張のためかどういえばいいのか迷いがあった。もう、ゼンタイに着替えないといけないというのに!
「これって肌ざわりいいですね? でもお高いんでしょ?」
「これはねえ、ちょっと良い生地だけど大陸製のゼンタイなのよ。本当に良いのは国産かドイツのメーカーのだけど、それでも充分ゼンタイというものがどんなものか分かるわよ」
そういってアルルさんはわたしの背中をそーと触っていた。この時、この人はひょっとしてレズなの? なんて思ってしまった。
「なにするのですか? なんか、こうして人に触られるのがその・・・なれていないんですが・・・」
私は語気を荒げてしまった、するとアルルさんは優しい声で言ってくれた。
「あなた、自分では気づいていないようだけど素質あるわよ。あなたって変身願望があるわよ。きっとゼンタイが叶えてくれるわ。それに彼氏のアチャ君との関係も変わるわ」
「どうして、その彼と私が出来ているって・・・分かるのですか?」
「それはねえ、いろんなカップル見てきたからよ。あなたたちってまだやっていないのよね」
「そ、それは、そのう・・・」
「いいのよ、男女の仲は初めての何々を重ねていく事で紡いでいくもんだからね。取りあえずゼンタイに着替えて。そうそう、初めてだからレクチャーしてもらわないといけないわね。本当はあたいが教えたらいいけど、他の準備をしないといけないから。
そうだ、あの子にレクチャーしてもらおう、チャイちゃん!」
そういってアルルさんはチャイちゃんことミチルを呼んだ。わたしは顔から火が出そうだった・・・
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