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スカウト編!
少女の夢
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将来この仕事をしたいという夢を誰もが持つものである。医師や看護師のように一生続けられるものもあれば、スポーツ選手のように若い時にしかできないものもある。様々な夢のひとつに芸能界で活躍したいというものがある。少女の場合は女優やアイドル歌手、はたまた女芸人であるが、なることが出来ても全く鳴かず飛ばずで消えていく方が大多数である。
そんな夢をもつ少女のひとりが栗林めぐみだった。夢見るがために高校を卒業するのに進学先も就職先も決めずにあるオーディションに応募していた。このオーディションは未来の女優を募集するというもので、合格すれば専属契約され養成所に無料で通う事ができるという条件があった。
めぐみは三次審査を突破し最終審査に進んだ。このとき五十人まで絞られたが合格者は十人と狭き門であった。この予備選考のひとつにおかしなものがあった。まるで体操選手のようなボディスーツを着用して3Dスキャンするというものであった。一応バーチャル空間になにかをするとか説明を受けたが皆わけがわからなかった。だけど選考だからとみんな受けた。
そのあと、最終選考が行われたがめぐみはファイナリストに選ばれなかった。落選したわけだ。落胆しためぐみは地元に帰り高校卒業の日を迎えた。結局進路が決まっていなかったのはめぐみだけだった。同級生から無茶するからと白い眼で見られたが、その日のめぐみの表情は明るかった。
「どおしたのよ、めぐみ? なにしようとしているんよ?」
同級生で数少ない友人の藍佳は心配していた。彼女は東京の大学への進学が決まっていた。
「へへ、実はね誘われたのよ!」
「どこよ」
「芸能事務所によ! しかも悪くない条件で!」
「なによそれ?」
めぐみが持ってきたのは学校へ提出する進路に関する書類で、そのひとつに芸能事務所からの書留郵便があった。
「でも、それ信用していいの? まさかとおもうけどアダルト関係じゃないよね」
「大丈夫よ、ここって有名な事務所だから」
藍佳は封筒に書かれた住所と事業所名を見て結構有名な企業の名を冠したところであったが、それはIT企業であった。
「そうなの? そこって芸能事務所やっていたの?」
「そうみたいなの。で、上京して具体的なスケジュールを話し合うって事なので来週行くのよ。場合によっては断ってもいいということだけど、わたしそのまま契約するつもりよ」
藍佳はものすごく不安に思えたがあえて止めなかった。止めても無理だと思ったから。こうしてめぐみの夢は開かれたように思えたが、それは従来では考えられない道であった。
そんな夢をもつ少女のひとりが栗林めぐみだった。夢見るがために高校を卒業するのに進学先も就職先も決めずにあるオーディションに応募していた。このオーディションは未来の女優を募集するというもので、合格すれば専属契約され養成所に無料で通う事ができるという条件があった。
めぐみは三次審査を突破し最終審査に進んだ。このとき五十人まで絞られたが合格者は十人と狭き門であった。この予備選考のひとつにおかしなものがあった。まるで体操選手のようなボディスーツを着用して3Dスキャンするというものであった。一応バーチャル空間になにかをするとか説明を受けたが皆わけがわからなかった。だけど選考だからとみんな受けた。
そのあと、最終選考が行われたがめぐみはファイナリストに選ばれなかった。落選したわけだ。落胆しためぐみは地元に帰り高校卒業の日を迎えた。結局進路が決まっていなかったのはめぐみだけだった。同級生から無茶するからと白い眼で見られたが、その日のめぐみの表情は明るかった。
「どおしたのよ、めぐみ? なにしようとしているんよ?」
同級生で数少ない友人の藍佳は心配していた。彼女は東京の大学への進学が決まっていた。
「へへ、実はね誘われたのよ!」
「どこよ」
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「なによそれ?」
めぐみが持ってきたのは学校へ提出する進路に関する書類で、そのひとつに芸能事務所からの書留郵便があった。
「でも、それ信用していいの? まさかとおもうけどアダルト関係じゃないよね」
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「そうなの? そこって芸能事務所やっていたの?」
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