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啓子が啓子を着る!
人形服(4)
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わたしは今人形たちによって人形にされていた。人形服は自分では着る事が出来ないし脱ぐことが出来ないものだった。だから人形にされたら逃げ出す事なんて出来なかった。すると腰まで覆われたところで、私の下腹部の変な金属板を被せるじゃないのよ!
「冷たい! これってなんですか?」
下腹部を見ると私の腰は金属でできた下着を穿かされたようになっていて、しかも身体に喰いこんでくるじゃないのよ! 気持ちが悪いわ!
「これはね、用を足すために行くのに必要なものよ。人形だって中身は人間のままだから行かなくちゃいけないでしょ!」
そういわれたけど、そんなこと分からないじゃないのよと思った。すると今度はわたしの胸と頭に同じような金属で出来た防具のようなものをはめた。一瞬、体温を奪われたがしばらくすると馴染んできた。
それはね、人形になるための一種の必要なものよ。役割は教えられないけどね、人形でいても苦しくなくなるのよ!」
アズナはそういいながら一気に人形服を頭の上まで引き上げた。その時、チズルはわたしの前に大きな姿見を持ってきていた。その姿見に映る私の身体は、人間ではなくまるで大きな着せ替え人形のように見えた。
「これがわたしなの?」
わたしは信じられないという気持ちで心がいっぱいになっていた。
「冷たい! これってなんですか?」
下腹部を見ると私の腰は金属でできた下着を穿かされたようになっていて、しかも身体に喰いこんでくるじゃないのよ! 気持ちが悪いわ!
「これはね、用を足すために行くのに必要なものよ。人形だって中身は人間のままだから行かなくちゃいけないでしょ!」
そういわれたけど、そんなこと分からないじゃないのよと思った。すると今度はわたしの胸と頭に同じような金属で出来た防具のようなものをはめた。一瞬、体温を奪われたがしばらくすると馴染んできた。
それはね、人形になるための一種の必要なものよ。役割は教えられないけどね、人形でいても苦しくなくなるのよ!」
アズナはそういいながら一気に人形服を頭の上まで引き上げた。その時、チズルはわたしの前に大きな姿見を持ってきていた。その姿見に映る私の身体は、人間ではなくまるで大きな着せ替え人形のように見えた。
「これがわたしなの?」
わたしは信じられないという気持ちで心がいっぱいになっていた。
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