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セーラー服から

引き裂かれてから・・・

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 わたしの下腹部はベージュのビキニを履かされたようになっていた。どうしてそんな変なものなのかを考えると・・・これってフェチでエッチな作品の撮影だったんだと思い出した。でも娘を機ぐるみで覆う場面を撮影して喜ぶフェチって日本に何人いるんだろうかな・・・そんなことを考えてしまった。それに股間を覆うというのは・・・そうだ、モザイクを掛けなくても良いようにするためだ!

 あとで知ったことだけど、わたしが所属していた事務所のモデルはアブノーマルなものや何が何だか分からないフェチものの作品に出演させられる場合が多かったという。もっとも、その分野で”フェチ”になりそうな女の子を起用していたという。

 ある娘なんかは全身を金粉で塗られたり、またある娘はゼンタイもしくはラバーを着せられて男女の交わりを撮影したこともあったという。それにしても、アソコを布やラバーに覆われていたら、エッチできないんじゃないかと思ってしまった。
 そんな作品の中には男女の下腹部の凸凹にフィットしたスーツを着た作品があって、モザイクなしで「見事」写してしまったということだった。まあ、モザイクの代わりに別のモノで代用していたかもしれないけど。

 そう思っていると、プリスが立ちはだかっていた。そして右腕からソードのようなものが飛び出してきた! そしてそれをわたしの顔に押し付けてきた。

 「さあクルミちゃん。これから機械娘に生まれ変わらせてあげるわ。その前に儀式を行うわよ。あなたが着ているその制服を葬ってあげるわ。そして人間と決別するのよ!」

 そう言ってプリスはわたしが着ていたセーラー服を切り刻み始めた! ますスカートを八裂きにし上衣を切り刻み始めた。
 わたしが着ていたセーラー服は撮影用によくつかわれる黒いエリに三本の白いラインが入って、赤いスカーフを巻いたものだったけど、あっという間にただの布切れにされてしまった。
 そして私のブラジャーも同じ運命を辿ったので、わたしは生まれたままの姿になってしまった。ただ下腹部はベージュ色のメタルショーツに覆われていたけど。
 そうそう、このメタルショーツの後ろは履いていないような感じだったので、変態的なまでに露出度の高いTバックのパンツみたいだったようだ。

 「こんなふうにして、一体機械娘ってなんなのよ?」わたしは台本にあるように言ってみたが、すでに芝居というよりも本音をいっているみたいになっていた。

 「決まっているんじゃない、若い娘と機械を融合させたものよ。これからじっくりとあなたを、機械の身体にして・ア・ゲ・ル」
 プリスは意地悪そうな声で語っていた。
 
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