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(外伝)機械娘看護師ジェシカ誕生!

はらわたが・・・

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 無理矢理、機械娘にするなどといわれ、ええ素敵! なんて女は・・・プリスってやつぐらいだろう。どうも自分でなりやがったからだ。でも、いま、哲子のそこにある危機は機械娘にされる事だ! ドレーンが肛門とヴァキアに挿入されたからだ。

 ヴァキアに挿入なんて、ロストバージンした時以来の事だった。なんとなく処女なんて捨てたいという刹那的感慨から、なんとなく誘って来た同級生とエッチしたのが高校卒業前だったなあ哲子は思い出していた。さっきはプリスに処女なんていったけど、実はウソだったわけだ。

 でも、その時は後悔した。相手と性格の格抜きの不一致、エッチの相性がまるで駄目だったからだ。しかもテクニックはアダルトビデオの模倣で下手、性格も下衆野郎、エッチした場所も男の自分の部屋、しかも汚いベットの上だったから、あんなことならお金でも貰いたいほどだと思ってしまったからだ。あんなんなら考えてからすればよかったのにと!

 そんなことを思ったのは現実から回避したかったからだ。哲子の体内に侵入したドレーンの他に別のモノも侵入し始めていた。そいつは校門に挿入する内視鏡のように、腸内を蠢いていたから・・・しかも、同じものが口と鼻からも侵入しはじめていた。

 「!!!!!!!!」

 哲子は叫ぼうとしたが、物理的にそれは許されなかった。唯一出来たのは拘束具の許容範囲内で身体を痙攣させることであった。

 「哲子ちゃん! 良い子ですね! もうちょっと我慢してね! 機械娘の内蔵になれた事が嬉しくなるようにするからね」

 ドリスの甘い声色は今は悪魔のささやきにしか聞こえなかった。身体の上と下の穴から浸入したやつによって五臓六腑のはらわたが改変されていたから。特にヴァキアから侵入した奴は性的快楽を伴っていたから、嫌悪感と恍惚感、恐怖と幸福、相反する感情が芽生え体中からの痛みと気持ち良さの情報伝達のシャワーの前に魂までもが昇華し意識が蒸発してしまいそうに感じていた。哲子という人間の存在が曖昧になっていたのだ。

 無理もないことだが、哲子のはらわたは機械娘の素体に改造されていたからだ。呼吸は液体式に換装され、食事は摂取する方式を変えられ、そして性交は妊娠不可能な状態にされた。そして、それらすべては機械娘のはらわたとして封じ込められようとしていた。

 哲子はその時、頭が真っ白になる感覚に襲われていた。それが哲子という生身の人間として最後に感じた感覚だった。そのとき、哲子の身体はラバーのような物質にコーティングされ、人間だったことを証明する外観を封印された。
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