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承章・装着
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わたしの身体に外骨格が装着されていった。装着される度に私の「素体」は強く引き締められていった。そして装着されるたびに確認作業があった。
「膝の感覚がありますか?」
「はい!」
わたしは返事した。この外骨格の表面で感じた触感は全て「素体」にフィードバックされるようになっていた。だから外骨格を触られたら触られていると感じるし、熱さや寒さも感じることも出来るのだ。だから・・・
「ちょっと、やめてください! くすぐったいですよ! それにエッチ!」
そのとき、作業者はわたしの股間の敏感なゾーンをくすぐっていた。そこは・・・セクハラといえるところだ! エッチ!
「ごめん、ごめん! あなたが外見はロボットになってもこのように感じるのだから人間のママなのよ! そういうことよ」
なにがそういうことなんかとおもったが、そのとき首から下は先ほどまで見ていた黒いカッコいいロボットの姿になっていた。関節は蛇腹状になっていて、柔らかい人間らしい部分はなかった。このとき、起き上がる様に促されると少し動きにくかった。
「なんだか、重たいですよ」
「もう少し、辛抱してね。これからあなたの頭部を中枢管理システムで覆うから。楽に動けるようになるわよ」
これから、わたしは人間らしい顔を捨てロボットの姿に完全に変えられてしまうという事だ。もう後戻りできなかった。
「膝の感覚がありますか?」
「はい!」
わたしは返事した。この外骨格の表面で感じた触感は全て「素体」にフィードバックされるようになっていた。だから外骨格を触られたら触られていると感じるし、熱さや寒さも感じることも出来るのだ。だから・・・
「ちょっと、やめてください! くすぐったいですよ! それにエッチ!」
そのとき、作業者はわたしの股間の敏感なゾーンをくすぐっていた。そこは・・・セクハラといえるところだ! エッチ!
「ごめん、ごめん! あなたが外見はロボットになってもこのように感じるのだから人間のママなのよ! そういうことよ」
なにがそういうことなんかとおもったが、そのとき首から下は先ほどまで見ていた黒いカッコいいロボットの姿になっていた。関節は蛇腹状になっていて、柔らかい人間らしい部分はなかった。このとき、起き上がる様に促されると少し動きにくかった。
「なんだか、重たいですよ」
「もう少し、辛抱してね。これからあなたの頭部を中枢管理システムで覆うから。楽に動けるようになるわよ」
これから、わたしは人間らしい顔を捨てロボットの姿に完全に変えられてしまうという事だ。もう後戻りできなかった。
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