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起章・改造
06・機械子宮
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機械子宮のシステムを簡単にいえば、人間の身体を機械と融合させるものだ。人間の体内に装置を埋め込んで体表にボディースーツを脱げないように覆って外骨格で固め、ロボットと変わらない姿にするというものだ。まあ、そんなもんだといえる。それにしても、女の子の身体を使ってガイノイドを製造するみたいなんていった、会社のお偉いさん、不愉快だと憤っていた。でも、従ってしまったけどねわたしは。
それはともかく、わたしの両手両足は固定されてしまった。十字架にでもかけられているかのような姿勢で。このあと、何をされるのかは動画で学習させられたから知っていたけど、かえってこわかった。そのとき、機械子宮内部に霧状のものが充満し始めた。それは私の体表の洗浄と強化を目的としたものだった。いよいよわたしは人間の身体を奪われる時が来てしまった。
「いよいよだね、しばらく人間ではなくなるけど、もう二度と戻る気がなくなるかもしれないわ。それじゃ閉めるわよ」
レイカは機械子宮のハッチをロックした。ここから出る時はもうガイノイドに生まれ変わっていなければならないわけだ。その昔、ごく初期は生体と機械を融合する作業は三日ほどかかったという。しかし、この装置を使えば1時間ぐらいで完全に融合できるという。それにしても意識を保ったままガイノイドの素体になれというのも嫌な事だと今頃になって後悔し始めた。それもこれも・・・
そう考えていた時、機械子宮が始動し始めた。わたしの身体に様々な機械がすり寄ってきた。そのうち、下腹部の機械がわたしの・・・恥ずかしい所を攻め始めた!
「や・や。や。う!」
わたしの口からは意味をなさない言葉というよりも音が漏れた。
「昨日、座学で聞いていると思うけど説明するわね。いまはあなたに排泄ドレーンを挿入しているわ。だってそうでしょ、機械に接合するのですからね」
なんとも呑気な声が聞こえてきた。その声は先にこの装置によって改造された誰かの声だった。そんな実況解説なんていらないよ! と言い返したかったがわたしの口からはよだれが溢れていた。これって、もしかして性的興奮なの? とおもったけど、それじゃあ機械に犯されていると感じていた。
「とりあえず、尿道カテーテルと子宮保護器官の挿入をしているわよ。これで排尿と生理の心配は無くなるわよ。これから肛門にも挿入するわよ。だって、そうでしょガイノイドが人間のように飲み食い出来ないんだから、相応の措置がいるわね」
そうやって肛門にも太い何かが挿入された。わたしは機械子宮の中で機械によって人間の女を奪われてしまった! わたしの中に得体のしれない装置が挿入される恐怖を淫靡な感覚が打ち消しにかかっていた。機械になる歓びを教え込むためのように!
それはともかく、わたしの両手両足は固定されてしまった。十字架にでもかけられているかのような姿勢で。このあと、何をされるのかは動画で学習させられたから知っていたけど、かえってこわかった。そのとき、機械子宮内部に霧状のものが充満し始めた。それは私の体表の洗浄と強化を目的としたものだった。いよいよわたしは人間の身体を奪われる時が来てしまった。
「いよいよだね、しばらく人間ではなくなるけど、もう二度と戻る気がなくなるかもしれないわ。それじゃ閉めるわよ」
レイカは機械子宮のハッチをロックした。ここから出る時はもうガイノイドに生まれ変わっていなければならないわけだ。その昔、ごく初期は生体と機械を融合する作業は三日ほどかかったという。しかし、この装置を使えば1時間ぐらいで完全に融合できるという。それにしても意識を保ったままガイノイドの素体になれというのも嫌な事だと今頃になって後悔し始めた。それもこれも・・・
そう考えていた時、機械子宮が始動し始めた。わたしの身体に様々な機械がすり寄ってきた。そのうち、下腹部の機械がわたしの・・・恥ずかしい所を攻め始めた!
「や・や。や。う!」
わたしの口からは意味をなさない言葉というよりも音が漏れた。
「昨日、座学で聞いていると思うけど説明するわね。いまはあなたに排泄ドレーンを挿入しているわ。だってそうでしょ、機械に接合するのですからね」
なんとも呑気な声が聞こえてきた。その声は先にこの装置によって改造された誰かの声だった。そんな実況解説なんていらないよ! と言い返したかったがわたしの口からはよだれが溢れていた。これって、もしかして性的興奮なの? とおもったけど、それじゃあ機械に犯されていると感じていた。
「とりあえず、尿道カテーテルと子宮保護器官の挿入をしているわよ。これで排尿と生理の心配は無くなるわよ。これから肛門にも挿入するわよ。だって、そうでしょガイノイドが人間のように飲み食い出来ないんだから、相応の措置がいるわね」
そうやって肛門にも太い何かが挿入された。わたしは機械子宮の中で機械によって人間の女を奪われてしまった! わたしの中に得体のしれない装置が挿入される恐怖を淫靡な感覚が打ち消しにかかっていた。機械になる歓びを教え込むためのように!
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