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先に領有した者の権利である!
来訪者
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宇宙人が領有権問題に介入したなんて誰もが信じられなかった。そもそも、宇宙人が地球にやってきたなんて! その場にいた者は誰もが混乱していた。
「あれを・・・見ろ!」
モニターには両当事国の首都が映しだされていたが、上空に巨大な円盤が浮かんでいた。両国政府もあの無人島の上空にあったものと同じであったのに脅威を感じている様だ。
「報道官、あれはなんですか?」
「実は・・・数時間前に政府のオンラインにメッセージがあったそうで・・・それによると、あの紛争地になっている海域は今から2万年前に地球の前哨基地があったそうで、そこの地域を占有してきたから撤退するようにと」
「それで、何故発表しなかったのですか? どう対処したのですか?」
「それは・・・互いに程度の低いフェイクだとして、拒否したそうです。だって、宇宙から来たといわれても信じられなかったし」
「じゃあ、なぜ攻撃をうけたのですか?」
「それは・・・巨大な円盤を見た瞬間から両軍とも防衛行動をとった。ただ、一瞬で消滅してしまったというわけで・・・現在、被害の確認中です」
後に分かった事であるが、攻撃から一分もしないうちに、両軍の戦闘能力は失われた。そして両軍とも兵士と一緒に突如隆起したあの島に取り込められたとの事であった。
「あれを・・・見ろ!」
モニターには両当事国の首都が映しだされていたが、上空に巨大な円盤が浮かんでいた。両国政府もあの無人島の上空にあったものと同じであったのに脅威を感じている様だ。
「報道官、あれはなんですか?」
「実は・・・数時間前に政府のオンラインにメッセージがあったそうで・・・それによると、あの紛争地になっている海域は今から2万年前に地球の前哨基地があったそうで、そこの地域を占有してきたから撤退するようにと」
「それで、何故発表しなかったのですか? どう対処したのですか?」
「それは・・・互いに程度の低いフェイクだとして、拒否したそうです。だって、宇宙から来たといわれても信じられなかったし」
「じゃあ、なぜ攻撃をうけたのですか?」
「それは・・・巨大な円盤を見た瞬間から両軍とも防衛行動をとった。ただ、一瞬で消滅してしまったというわけで・・・現在、被害の確認中です」
後に分かった事であるが、攻撃から一分もしないうちに、両軍の戦闘能力は失われた。そして両軍とも兵士と一緒に突如隆起したあの島に取り込められたとの事であった。
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