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(外伝一)アルテミスの美少女着ぐるみ隊
はじめての肌タイ体験!
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志桜里も愛梨も肌タイが身体を覆うにつれて何かが変わっていくのを実感していた。それはレオタードや水着を着る時のものに似ていたけど。その感覚が手足の先から全身に広がっているのが新鮮だった。
肌タイは美少女着ぐるみするレイヤーの必須アイテムである。顔がアニメの登場人物になるので、その内臓の素肌も隠さないといけないためだ。
内臓が男の場合、男らしい肌を隠すことも出来るし、女性らしい体形を再現するための豊胸カップやアソコの膨らみを抑え込む道具を表に出さなくて済むようになる。また人間の体表を隠すことで人形らしい見た目に近づけられるので、いろいろと都合の良いモノである。
志桜里に引き続いて愛梨も肌タイを着た事で、更衣室の女子三人は裸のような姿になっていた。するとシオンは志桜里の身体を擦り始めた。
「わたしはね、詩音の着ぐるみ美少女のレイヤーをやる前はゼンタイにハマっていたのよ」
「ゼンタイ?」
その時まで志桜里は肌タイところかゼンタイというものがあるのを知らなかった。否、そのような衣装があるのは見た事があっても用語を知らなかったのであるが。
「ほら、この肌タイってタイツ生地みたいなものでしょ。ゼンタイというのは全身を覆うタイツという意味なのよ。この肌タイは顔は出ているけどゼンタイは目も鼻も口も覆っているのよ。人によってはのっぺらぼうといった表現をするのよ」
そういってシオンは優しい手つきで志桜里の手から肩、そして胸を擦り始めた。その手つきは何となく気色悪いというか気持ち良いというのか分からない感覚だった。
「シ、シオンさん? なにをされるのですか?」
「こうやって肌タイでも触ると気持ち良いってことを知ってもらいたいのよ。どう肌が直接触れないのに良いでしょ?」
この時、志桜里は弘樹との事を思い出していた。弘樹の目の前で生まれたままの姿を披露してしまった事を。もちろん幼い日の事でなくあの二人で外泊した晩のことだ。そのとき弘樹は軽く抱擁したが一線を越えることは無かった。いま感じているのは、その時の情の籠った抱擁に酷似していた。
「な、なんか男の人に抱いてもらっているみたい・・・」
「えっ? あなたってヴァージンじゃないの?」
「ち、違いますよ! まだ・・・そんな、ことは・・・」
志桜里は言葉に詰まってしまった。シオンの仕草と弘樹の抱擁を重ねているなんて言えなかった。エッチな祖父が言っていたように男は据え膳を喰わぬは男の恥なんて事をしなかった元カレの説明なんか出来なかった。
「まあ、いいわ。気持ちいいんよ、こうやって擦るのは。そこの彼女も輪に入って」
そういって、その場の肌タイ三人娘は互いの身体を覆うタイツ地をこすり合っていた。その光景を呆然とみていた育枝であったが・・・
「シオンさん! そんなに早く変な事を教えないでよ初心者なんでしょ! 着ぐるみってそんな変なものなんて概念を植え付けないでくれん! それよりも早く次に行きなさい!」
そういって育枝は怒気を込めて衣装箱を出した。それは基美と紘子になるためのものだった。
肌タイは美少女着ぐるみするレイヤーの必須アイテムである。顔がアニメの登場人物になるので、その内臓の素肌も隠さないといけないためだ。
内臓が男の場合、男らしい肌を隠すことも出来るし、女性らしい体形を再現するための豊胸カップやアソコの膨らみを抑え込む道具を表に出さなくて済むようになる。また人間の体表を隠すことで人形らしい見た目に近づけられるので、いろいろと都合の良いモノである。
志桜里に引き続いて愛梨も肌タイを着た事で、更衣室の女子三人は裸のような姿になっていた。するとシオンは志桜里の身体を擦り始めた。
「わたしはね、詩音の着ぐるみ美少女のレイヤーをやる前はゼンタイにハマっていたのよ」
「ゼンタイ?」
その時まで志桜里は肌タイところかゼンタイというものがあるのを知らなかった。否、そのような衣装があるのは見た事があっても用語を知らなかったのであるが。
「ほら、この肌タイってタイツ生地みたいなものでしょ。ゼンタイというのは全身を覆うタイツという意味なのよ。この肌タイは顔は出ているけどゼンタイは目も鼻も口も覆っているのよ。人によってはのっぺらぼうといった表現をするのよ」
そういってシオンは優しい手つきで志桜里の手から肩、そして胸を擦り始めた。その手つきは何となく気色悪いというか気持ち良いというのか分からない感覚だった。
「シ、シオンさん? なにをされるのですか?」
「こうやって肌タイでも触ると気持ち良いってことを知ってもらいたいのよ。どう肌が直接触れないのに良いでしょ?」
この時、志桜里は弘樹との事を思い出していた。弘樹の目の前で生まれたままの姿を披露してしまった事を。もちろん幼い日の事でなくあの二人で外泊した晩のことだ。そのとき弘樹は軽く抱擁したが一線を越えることは無かった。いま感じているのは、その時の情の籠った抱擁に酷似していた。
「な、なんか男の人に抱いてもらっているみたい・・・」
「えっ? あなたってヴァージンじゃないの?」
「ち、違いますよ! まだ・・・そんな、ことは・・・」
志桜里は言葉に詰まってしまった。シオンの仕草と弘樹の抱擁を重ねているなんて言えなかった。エッチな祖父が言っていたように男は据え膳を喰わぬは男の恥なんて事をしなかった元カレの説明なんか出来なかった。
「まあ、いいわ。気持ちいいんよ、こうやって擦るのは。そこの彼女も輪に入って」
そういって、その場の肌タイ三人娘は互いの身体を覆うタイツ地をこすり合っていた。その光景を呆然とみていた育枝であったが・・・
「シオンさん! そんなに早く変な事を教えないでよ初心者なんでしょ! 着ぐるみってそんな変なものなんて概念を植え付けないでくれん! それよりも早く次に行きなさい!」
そういって育枝は怒気を込めて衣装箱を出した。それは基美と紘子になるためのものだった。
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