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【2】少女人形店員
5 着付け
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肌タイを着た二人は着物を着付けた。真希の家族が経営している菓子店「霞堂」のイメージキャラクターは、ナツとハルの姉妹だった。設定では二人は大正時代の女学校の生徒で、姉がナツで妹がハルだ。ナツの方が髪が長くハルは短く、髪飾りはそれぞれの季節の花があしらわれていた。着物はナツが青系統でハルが桜色のものを着ていた。
そんな二人のキャラクターを作ったのは地元出身の漫画家であったが、ものすごく気に入った真希の父は某造形を請け負う会社に特注して実物大のオブジェを作った。そのオブジェは着物も造形の中にあったが、真希は少し気味が悪いと思っていた。なのに、何の因果なのか自分が同じ姿になるなんて・・・
着物を着付けているとき、真希は気になっていたことを聞いた。
「ねえ、春香さん。どうして下着を着けずにタイツを着たのですか?」
「それはね、そっちの方が気持ちいい! じゃなくて、おトイレに行くためよ。ほら、着物を着たら着物を脱いでから行くのは面倒臭いでしょ。 だから、ほら!」
そういって春香は自分の股間の部分を見せた。そこにはファスナーがあった。
「それって?」
「スキーウェアを着たことないかしら? スキー場で脱ぐの大変でしょ! だからトイレに行ったときにここを下げてねやるのよ。だって、明日は一度着たら夜まで脱げないからね! 肌タイは!」
真希は一日中、人形にされるのだと知って呆れていた。わたしは人形じゃないのにと。
そんな二人のキャラクターを作ったのは地元出身の漫画家であったが、ものすごく気に入った真希の父は某造形を請け負う会社に特注して実物大のオブジェを作った。そのオブジェは着物も造形の中にあったが、真希は少し気味が悪いと思っていた。なのに、何の因果なのか自分が同じ姿になるなんて・・・
着物を着付けているとき、真希は気になっていたことを聞いた。
「ねえ、春香さん。どうして下着を着けずにタイツを着たのですか?」
「それはね、そっちの方が気持ちいい! じゃなくて、おトイレに行くためよ。ほら、着物を着たら着物を脱いでから行くのは面倒臭いでしょ。 だから、ほら!」
そういって春香は自分の股間の部分を見せた。そこにはファスナーがあった。
「それって?」
「スキーウェアを着たことないかしら? スキー場で脱ぐの大変でしょ! だからトイレに行ったときにここを下げてねやるのよ。だって、明日は一度着たら夜まで脱げないからね! 肌タイは!」
真希は一日中、人形にされるのだと知って呆れていた。わたしは人形じゃないのにと。
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