4 / 13
初夜にアレを拒否されたけど仕方がないといえる
その夜その朝
しおりを挟む
結婚した日の夜はアレ、夫婦の契を結ぶものとされている。中には結婚式の2次会3次会を深夜までやってしまって二人共酔いつぶれたら出来なかった、なんてこともあるかもしれない。それとも、その前に結ばれたなんて事もあるかもしれない。でも、この物語の二人はいささか毛色が違っていた。
家同士の結付きで結ばれた二人がまさに同衾しようとしていた。周囲の者はそう思っていた。少なくとも両家の両親は。でも、二人はそんな雰囲気でなかった。二人共旅支度をしていた、駆け落ちのために。
実は二人共別に好きな異性がいた。そして結婚の約束もしていた。しかし二人は引き離され今日を迎えていた。
「こんな事になるなんて・・・」
夫になったはずの男はつぶやいていた。真っ先にアレを拒否されたから。それは自分も言うはずだったから。
「あなたも・・・考えが同じだったなんて」
妻になった女も意外っていう感じであった。彼女の計画ではアレを拒否した後は駆け落ちするつもりだった。すでに相手を待たせているはずだった。
「僕も、彼女を待たせている・・・それにしても、こんな事になるなんて・・・」
二人の目の前には男女二人が二組いた。二人共夫婦の契をしているような偽造をするため、金で雇ってきたカップルがいたから・・・
「いいですよ、うちらで楽しみますから。お二人さんは早くお行きなさい」
二組のカップルはもう始めていた。それを見た花婿と花嫁になったはずの二人は恥ずかしくて仕方なかった・・・まだ、童貞と処女だというのに・・・
とりあえず、二人は二人共新居になるはずだった場所を脱出した。結婚披露宴に参加していた者たちが騒いでいるので気づかれないようだった。
家同士の結付きで結ばれた二人がまさに同衾しようとしていた。周囲の者はそう思っていた。少なくとも両家の両親は。でも、二人はそんな雰囲気でなかった。二人共旅支度をしていた、駆け落ちのために。
実は二人共別に好きな異性がいた。そして結婚の約束もしていた。しかし二人は引き離され今日を迎えていた。
「こんな事になるなんて・・・」
夫になったはずの男はつぶやいていた。真っ先にアレを拒否されたから。それは自分も言うはずだったから。
「あなたも・・・考えが同じだったなんて」
妻になった女も意外っていう感じであった。彼女の計画ではアレを拒否した後は駆け落ちするつもりだった。すでに相手を待たせているはずだった。
「僕も、彼女を待たせている・・・それにしても、こんな事になるなんて・・・」
二人の目の前には男女二人が二組いた。二人共夫婦の契をしているような偽造をするため、金で雇ってきたカップルがいたから・・・
「いいですよ、うちらで楽しみますから。お二人さんは早くお行きなさい」
二組のカップルはもう始めていた。それを見た花婿と花嫁になったはずの二人は恥ずかしくて仕方なかった・・・まだ、童貞と処女だというのに・・・
とりあえず、二人は二人共新居になるはずだった場所を脱出した。結婚披露宴に参加していた者たちが騒いでいるので気づかれないようだった。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
愛しい彼女に浮気され、絶望で川に飛び込んだ俺~死に損なった時に初めて激しい怒りが込み上げて来た~
こまの ととと
恋愛
休日の土曜日、高岡悠は前々から楽しみにしていた恋人である水木桃子とのデートを突然キャンセルされる。
仕方なく街中を歩いていた時、ホテルから出て来る一組のカップルを発見。その片方は最愛の彼女、桃子だった。
問い詰めるも悪びれる事なく別れを告げ、浮気相手と一緒に街中へと消えて行く。
人生を掛けて愛すると誓った相手に裏切られ、絶望した悠は橋の上から川へと身投げするが、助かってしまう。
その時になり、何故自分がこれ程苦しい思いをしてあの二人は幸せなんだと激しい怒りを燃やす。
復讐を決意した悠は二人を追い込む為に人鬼へと変貌する。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
一年で死ぬなら
朝山みどり
恋愛
一族のお食事会の主な話題はクレアをばかにする事と同じ年のいとこを褒めることだった。
理不尽と思いながらもクレアはじっと下を向いていた。
そんなある日、体の不調が続いたクレアは医者に行った。
そこでクレアは心臓が弱っていて、余命一年とわかった。
一年、我慢しても一年。好きにしても一年。吹っ切れたクレアは・・・・・
明日なき妊娠
家紋武範
恋愛
同棲相手の美鈴からの妊娠の報告。
もともと彼女しかいないと思っていたから、その勢いで結婚を決める秀司。
先方の親へも挨拶をし、両家併せて会食の日。
その時、知りたくない過去を知ることとなる。
美鈴は自分の──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる