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弐・試験?

11.もてあそばれる?

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 一四四さんがなぜこんなことをしているのかといえば、戦闘員スーツに覆われるとストレス発散のためにスリスリすることがあるので、そういった性癖についていけない人間は素体から除外されるからだという。私727はとりあえず合格のようだった、しかし…終わらなかった! なんだって一四四さんの変なスイッチが入ったままになったからだ。

 私の下腹部に自分の股間を合わせピストン運動をする彼女は異様であった。それはまるで父のようであった。子供の時、どちらかといえば母にやり込められて虐げられているような父が夜になると母を折檻していたと思っていた。しかしそれって夜の夫婦生活だったと気が付いたのは思春期になってからだ。そんな、父のように私を折檻していた。

 気が付いたら私が着ているスクール水着の股間が不快なほど湿っているのに気が付いた。対する彼女といえばなんら変化がなかった。彼女からは衣擦れの音を発していた。それに、彼女の顔からは呼吸しているような気がしなかった。その時は知らなかったが、彼女のスーツは体液を通すこともない構造だという事だ。マーク1000スーツはそんなものだったというのだ。

 「はあ、はあ、これってセックスですか?」

 私は逝きそうになりながら質問した。あまりにも気持ちいいので意識が遠くに逝ってしまいそうになっていた。

 「727! セックスというのはなあ互いの性器を結合して完成するものだぞ! いまやっているのは疑似だよ、疑似! 戦闘員同士なら成立するがな!」

 戦闘員同士? それってどんな意味なのよ!

 「戦闘員の皆さまって、そうやって?」

 その時、私は一四四さんに合わせて自分でも腰を振っているのに気付いた。私は誰にも教わっていないのに・・・これって本能かしらん? 私は相手の身体に無意識にスキンシップしていた。

 「そうだなあ、気持ちいいぞ! そうそう女戦闘員同士でなくても男子戦闘員とも契って遊べるからな。それに戦闘員でいる限り妊娠できないから、心配ないし」

 そういうと彼女は私の身体を持ち上げて激しい動きをした。その直後、私は絶頂に達して本当に気を失った。その後ろでは〇八指令が様子見をしていた。

 「一四四! あんまり新入りをイジメないでくれないか? ただでさえ適合者が見つからなくて困っているからな。それにしても727の塩梅はどうだ?」

 そういって一四四さんの腕の中でよだれを垂らして気を失っている私の身体をチェックしていた。

 「まあ、平凡な娘のようだが改造素体にはこれで充分だろうから、あとは頭の出来次第だな」

 「そうですねえ、三〇五のように最初は無理矢理戦闘員にされて泣いていたのに、いまではコマンドー小隊の隊長ですから。まあ三〇五の素体よりか良好だと思います指令」

 「そうだな・・・後は頼んだぞ! 次は721の改造にでも付き合わせろ!」

 私は別室へと連れていかれた。
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