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ヒロインになれたけど
5 激痛の中で
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私は男の子をかばったが、怪人の全体重を受けてしまい全身に激痛が走った。激痛に歪む視線はかすんでいたが、そこには心配そうに見つめる人々の顔が見えた。
「美佳! しっかりして!」
「お、おねえちゃん・・・ありがとう」
「もう少し辛抱してくれ、今すぐ救急隊が来るから!」
でも、その中でも気になったのがゼットダンピンクだった。私よりも小柄な人の形をした何かが近寄ってきた。何をするんだろう?
「申し訳ございません! 私が良く考えずに行動したのが悪かったです。なんかお詫びすればいいのやら」
顔に近寄ってきたけど、顔の表情は分らないよ! 本当に心配しているのか分からないよ! それよりも・・・
「美佳! 血を吐いているわ!」
「もしかすると、内臓に損傷を受けているかもしれない!」
「早く担架を持ってきて! お願い!」
どうも、私の怪我は酷そうだった。言われてみれば・・・感覚がないわ。もしかして痛すぎて・・・まさか死ぬの? その瞬間激しく吐血した。肋骨が肺に突き刺さっていたし、足の関節もあらぬ方向に曲がっていた。怪人の奴によって私の身体は酷いダメージを受けたようだ。そのときだった、目の前に光の幕のようなものが現われてた。そこには・・・
「とにかく、集中治療室に運ばなくちゃ! ピンクの失敗のせいで痛い目に遭わせてごめんなさいね」
そこに出現したのはゼットダンの複数のメンバーだった。あとで恵に聞いた話では彼女らに私は連れていかれたという・・・いまから思えば、普通に治療して返してほしかったよ、ホント!
「美佳! しっかりして!」
「お、おねえちゃん・・・ありがとう」
「もう少し辛抱してくれ、今すぐ救急隊が来るから!」
でも、その中でも気になったのがゼットダンピンクだった。私よりも小柄な人の形をした何かが近寄ってきた。何をするんだろう?
「申し訳ございません! 私が良く考えずに行動したのが悪かったです。なんかお詫びすればいいのやら」
顔に近寄ってきたけど、顔の表情は分らないよ! 本当に心配しているのか分からないよ! それよりも・・・
「美佳! 血を吐いているわ!」
「もしかすると、内臓に損傷を受けているかもしれない!」
「早く担架を持ってきて! お願い!」
どうも、私の怪我は酷そうだった。言われてみれば・・・感覚がないわ。もしかして痛すぎて・・・まさか死ぬの? その瞬間激しく吐血した。肋骨が肺に突き刺さっていたし、足の関節もあらぬ方向に曲がっていた。怪人の奴によって私の身体は酷いダメージを受けたようだ。そのときだった、目の前に光の幕のようなものが現われてた。そこには・・・
「とにかく、集中治療室に運ばなくちゃ! ピンクの失敗のせいで痛い目に遭わせてごめんなさいね」
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