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少女は機械をまとうことに!
5 候補生(1)
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高校の卒業式の直後、私は旅立った、この国にある機械化兵士のキャンプ場に。実は異星人に支配されていても、それは間接統治で、元の各国政府も軍隊も存続していた。ただ軍隊の規模は縮小されていたので、それは自衛隊も同じだった。
事前に渡された資料によれば、とりあえず四週間のキャンプに参加して次のステップに進めるかを決定するとのことだった。だから進路指導官は四週間後に戻ってきたら来なさいと言っていた。心配しているかもしれないけど失礼だと思った。不合格になると思っているんだ、きっと!
それはともかく、集合場所に行ったらそこに古めかしいバスがいた。その前にいたのはロボットだった!
「青砥朱音です! 認識記号は・・・」
そういって、電子証明書を提示すると女性型ロボットと思えたのが、こんなことをいった。そのボディは漆黒であったが、身長が私よりも少し高いぐらいだった。
「青砥朱音さんね。早く私のようになれたらいいわね」
「早くって? あなたはもしかすると?」
「そうよ! 半年前は人類の少女だったわ。今は機械の身体の素体になっているわ!」
そんなことを言うのには理由があるようだ。その姿を見て何人かの候補生は怖気ついて辞退するから。これも選抜のようだ・・・でも、私はなんだかときめいていた。早く着てみたいなって。まあ、どうやって着ているのか知らないけどね。
候補生が30人ぐらい集まったところで出発となった。最初からドタキャンしたり直前に逃げ出したりして毎回十人前後は乗らないという。バスは普通に走り出したと思ったら運転手はいなかった。古いバス車体なのにAIによる自動運転車だった!
「それでは出発します。私は案内係のシノブです。これから皆さんをお連れしますが、その前に少々急ぎます」
目の前の機械娘兵がそういうと、バスは空中に浮上した。見た目とは異なりバスは異星人のテクノロジーによってヴァージョンアップしていた。目の前の機械娘兵のように!
事前に渡された資料によれば、とりあえず四週間のキャンプに参加して次のステップに進めるかを決定するとのことだった。だから進路指導官は四週間後に戻ってきたら来なさいと言っていた。心配しているかもしれないけど失礼だと思った。不合格になると思っているんだ、きっと!
それはともかく、集合場所に行ったらそこに古めかしいバスがいた。その前にいたのはロボットだった!
「青砥朱音です! 認識記号は・・・」
そういって、電子証明書を提示すると女性型ロボットと思えたのが、こんなことをいった。そのボディは漆黒であったが、身長が私よりも少し高いぐらいだった。
「青砥朱音さんね。早く私のようになれたらいいわね」
「早くって? あなたはもしかすると?」
「そうよ! 半年前は人類の少女だったわ。今は機械の身体の素体になっているわ!」
そんなことを言うのには理由があるようだ。その姿を見て何人かの候補生は怖気ついて辞退するから。これも選抜のようだ・・・でも、私はなんだかときめいていた。早く着てみたいなって。まあ、どうやって着ているのか知らないけどね。
候補生が30人ぐらい集まったところで出発となった。最初からドタキャンしたり直前に逃げ出したりして毎回十人前後は乗らないという。バスは普通に走り出したと思ったら運転手はいなかった。古いバス車体なのにAIによる自動運転車だった!
「それでは出発します。私は案内係のシノブです。これから皆さんをお連れしますが、その前に少々急ぎます」
目の前の機械娘兵がそういうと、バスは空中に浮上した。見た目とは異なりバスは異星人のテクノロジーによってヴァージョンアップしていた。目の前の機械娘兵のように!
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