[R18] 父にだまされ人形娘にされた娘! 奈緒美からナオミに

ジャン・幸田

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(3)人形娘改造!

031.人形娘への道

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 生きた女性を人形娘に調整する理由としては、思う通りの顔といった外見を作る事ができるし、生身では発揮できないような能力を獲得させることなどがある。中には、ロボットないしアンドロイドとして一から作ったほうが、安上がりだし人道上の問題はないという主張もある。

  もちろん、機械として人形娘 - その場合は機械娘と言う方が正しいだろうが - を作るのは可能だし、そちらのほうが量産性に優れている。だが一部の者のなかには生身の女性を人形にしたいという危険な願望を持つものは少なくないし、本人が望む場合もある。そういった願望を実現したのは大桃秀夫所長が開発した人形化技術だった。

  今回、被験者にしたのは娘の大桃奈緒美だった。彼女は人形娘として、他者から受ける干渉によって内蔵された肉体が受けるストレスをモニターするための実験体になる予定だった。そこで、生身の時に受けた場合のデータを収集するため、幾度もなくセックスを強要したのだ。そんな事をした奈緒美はこう思っていた、鬼畜なオヤジめと!

  カプセルに入った私・奈緒美に意識が戻ってきた。不思議な事にカプセルに入った感想は懐かしく優しい気持ちになったというものであった。そのとき文字通り『裸一貫』の状態だった。
 でも人間を捨て人形になる事に悲壮感はなかった。身も心もボロボロになっていたので、思考力が落ちてしまったからかもしれないけど、少なくとも今の惨めな境遇から脱出できる希望の光を感じていた。

  「それでは人形化措置を開始します。これより先は作業の中断は基本的にありません。緊急事態発生の場合を除き、作業は停止しません。それではカウントダウン。開始60秒前・・・」

  私の耳元には外で指示を出している女の声が聞こえてきた。外を見るとぼんやりではあるが、まるでロボットのようなシルエットが見えた。また周囲に大勢の人が見守っていたが、それが何を意味するか直ぐに判った。

  「あっ、この人達って私の裸をみているわけなの? いやらしいわね。でも全然平気よ! もう私の身体人間のじゃなくなるからね」

  人形化される私は素体として初期化されたような姿だった。まだ成熟していない女の肢体が露になっていたが、そこにエロスは感じられず実験動物かなにかにしか見えなかったと思う。まあ18歳だったから。

  「ようやく人形娘になるのよね、なったらこんな惨めな思いをしなくてもいいのかな」

  もう一度自分の身体を今一度見ようとしたが、首が固定され下に視線をやる事ができなかった。しかし、乳房の乳首が膨れ、下腹部からは愛液が流れている事は判ったので、どうも性的興奮を身体がしていることがわかった。

  「あたしって、こんなに淫乱女だったんかな? 入浴するまでこんな事はなかったのに、なんだろうかな今の興奮した身体って? これって人形娘になるのに必要なのか知らん」
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