[R18] 父にだまされ人形娘にされた娘! 奈緒美からナオミに

ジャン・幸田

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(6)嫌な男!

068・ナオミの試験

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 人形娘にされて一週間経ったナオミの今日の任務(試練?)は、「鵺の会」が用意した男達とセックスすると言うものだった。説明では人形娘の身体がどの程度の耐久性があるか試験するという事だった。それにしても「人形娘」は心は人間だというのに、その扱いは等身大の人形と一緒だった。

 ナオミは試験をするため、全裸にされていたがナオミからすれば裸になった、という気にならなかった。そもそも父によって人形化された身体の表面は特殊な有機素材に置き換えられたものであり、感覚的には人形娘の「皮膚」を着込んでいるようなものだった。

 「不思議な身体よね。こうしてひとりでいるときには好き勝手にモノを考えたり自分で行動できるのに、あのクソ親父のような人間の研究員が来たら従順な人形に戻るのだから。それにしても、どんな男と相手するのだろう? どうせクソ親父のことだから戦闘員とセックスしろということだろうね」

 そうナオミは思い、自分の裸の人形にされた身体を触りまくっていた。人間だったときにわずかにあった体毛は全て消滅しており、それは下腹部の同じだった。また弾力があっても人形娘の皮膚が大きくへこむ事も無く、作り物の素材とわかる感触であった。顔も人間の「大桃奈緒美」と似ていたが笑顔で固定化されフランス人形のような感じになっていた。

 「それにしても私のアソコ変よね? これってなんかクソ親父が持っていた『大人のおもちゃ』みたいな感じだよね。娘の身体を材料にしてラブドールを作るんだから鬼畜だわ、あいつは」

 そういいながらナオミは、ラブドールの女性器となった自分のアソコに人形になった指先を入れ込んでいた。指先は人間のときよりも敏感なセンサーとなっているので、触っているモノの情報が数値としてナオミの電脳に送り込まれていたが、そこには特殊なタンパク質と生体金属の合成素材という分析結果が表示されていた。

 「やっぱり私は人形なんだ。それにしても人間に戻せるというクソ親父がいうことは本当かな? でも人形のままでもいいような気がするわ。だって気持ちいいもん」

 そういってナオミはひとりでオナニーをはじめた。この時表情が変わらないことは一緒だったが、何故かナオミの人工声帯スピーカーの電源がオフになり、一見するとナオミは指をアソコに突っ込んだままで停止しているかのようになった。だが、その「中の人」は激しく乱れていた。

 「なによこれ、あんなにエッチな事が嫌いだったし、人間のときに試しにオナニーしたけど気持ち悪かったのに、なんで気持ちいいんだろう? このまま永遠にこうしておきたいわよ。それよりも早く戦闘員でもなんでもいいから男とエッチしたいわよ。やはりあのクソ親父いえ所長によってわたしイヤらしく淫らな女に洗脳されているのだわ。なんて屈辱・・・いやいい、サイコーよ!」

 そう思って絶頂を迎えた瞬間、ナオミの電脳は安全装置が作動しブレーカーが落ちるように気を失った。このとき、ヴァキアにナオミの指が入った状態だった。その時、所長と教官のアンナが入ってきた。教官のアンナはメタリックボディのガイノイドの内臓にされた人間なので、腕につけられた探査装置でナオミの状態を確認していた。

 「所長、あなたナオミの安全装置の設定を厳しくしていますね。本当はもっと絶頂を感じる事が出来そうですが」

 「そうだ、厳しくしている。ナオミの潜在能力はこんなものではないぞ。こいつの精神耐久性能は強化しているから、どんなに過酷な状況でも耐えれるぞ。でも、まだ電脳化して間もないので試運転している最中だから無理をさせられないからな」

 そう所長をいっていたが、アンリはナオミの身体を確認していた。彼女の身体はよく出来た人間を模した人形そのもので、アソコも女性そのものであった。それもこれも奈緒美を素材にしたから実現できた事であった。死亡寸前の衣里の身体を素材にしたリエなど、女性の遺体を素材にした人形娘ではなかったからだ。

 「ところで所長。ナオミにような人形娘ですが量産化するのですか? 今の私のような機械娘にしたり、生体装甲を被せる戦闘員もあるのに、あえてそうするのですか?」

 「ああ、そうだ。それが総統の目的だからだ。既に本部では人形娘に改造する素材の少女を選抜しているそうだ。後はプラントが完成したら実行あるのみだ。その人形娘を指導し率いるのが私の妻でありナオミだ。母娘が協力して頑張ってもらうことになる。そうそう、アンリ教官も人形娘に改造してやろうか? ずっと綺麗な身体のままで過ごせるぞ。そんな機械仕掛けのブリキ人形の姿をしていなくてもいいからな」

 「わたしはいいですよ。電脳化されていても人間の姿に戻りたいですから。それよりも、これからセックス耐久実験ですよね。わたしも同席していいですか?」

 「ああ、いいさ。君はナオミの教官だからな。そうそう男供は新型ラブドールのテストの素材として集めているぞ。まあ大事な戦闘獣の素材だからせいぜい可愛がってやろう」

 そういって大桃所長はヴァキアに指を突っ込んだままのナオミの姿勢を普通に寝ているように戻し、淫液で汚れたアソコを布でふき取っていた。

 「奈緒美。これから後戻りできない道を行くがその先にはお前にとって良い方向に向かうようにしているからな。その後はお前が切り開け! その時には俺は生きていないだろうから」そう心で思いながら娘の人形化した身体を見つめていた。

 ハルカがテクニカルウーメンとして目覚めた時、この悪夢は醒めないものだと自覚した。青いゼンタイのようなものに包まれた自分の身体を見たからだ。頭の中には今日の行動の指令が伝達されていた。これから人形娘の耐久性実証実験に協力せよというものだった。

 必要な栄養素などは口にある挿入口から直接送り込まれ、また排泄行為をした後に腰のビキニアーマーを装着しすべて完了になった。

 「わたしって、ただの機械仕掛けの人形に過ぎないんだ。わたしの身体ってこのT8159”ハルカ”の駆動装置に過ぎないんだ」もう心も身体も操られる存在でしかなくなっていた。ビキニアーマーとウィッグ型のヘッドギアの機能試験が終わり、仲間のテクニカルウーメン五名と一緒に大桃所長管轄の研究施設へと向かった。

 一方、ナオミは今日はただのラブドールでしかないと感じていた。もしこれが人間の娘だったらセックス恐怖症なので逃げ出すところであるが、今はイチにもニにもセックスを存在する事の喜びであるので、待ちわびる気持ちが強かった。

 ただ一方で、心の中では「奈緒美」の心が生きていた。なんでこんな事になってしまったのかと。本当は父の経済的苦境を救うために人形娘の被験者になることを承諾したが、実際はどうも騙されたのではないかと疑問に思っていた。なぜなら毎日のように父の研究による犠牲者が増え続けていたからだ!

 「この人形娘っていったいなんなのよ? 私の身体を人形にしただけではないよね? それなら奈緒美の心を消去すればいいのに、なんで自我が残っているのよ?」

 データーリンクによれば、人形娘は大桃所長が開発した女性型改造人間の仲でも最高のシリーズで、多目的機能を持ち、様々な任務に就けるということだった。奈緒美を素材にした”SD-X0007 ナオミ”は先量産型人形娘最後のプロトタイプで、量産型人形娘の基本となる機能を全て持っているとされていた。なのでナオミは人形娘の持つ全ての機能が備わっているとのことだった。

 これからナオミは、その機能の一つであるセックスの最中に相手の改造人間の素体に予定された男の改造計画を立案する機能をチェックするものだった。つまりナオミは相手を快楽で逝かしている間にどんな改造人間にするかを判定する装置として試されるのだった。

 「それにしても、あのクソ親父。わたしを素材にしてどんな気分なんだろうか? セックス恐怖症と対人恐怖症を直すためにしてはやりすぎだろうと思うわ。こんな人形とも機械とも人間ともいえない存在にして! いくら女好きとはいっても女ばかり改造してどうするのよ」

 ラブドール仕様に改造されたナオミはテクニカルウーメン達にエスコートされてトラックに乗せられた。そのトラックの荷台は様々な機械は搭載されており、移動する研究施設のようだった。ナオミはテクニカルウーメンを見たが、いづれも大桃所長の悪魔のような研究の犠牲者と思うと娘として胸が苦しくなった。そのひとりの胸のビキニアーマーを見ると”T8159 HARUKA”と刻印されていた。

 「そこの真ん中のテクニカルウーメン。まさかあなたって手島晴香じゃないの?」思わずナオミは聞いてしまった。その名は高校の同級生のひとりであった。その言葉にハルミは驚いてしまった。

 「人形娘って奈緒美なの? 一体なんでそんな姿になっているのよ? 私と違うじゃないのよ」すこし声に感情の動揺が見られたが、その表情は伺うことはできなかった。人形娘とテクニカルウーメンが話を続けようとしたが、その時トラックが到着したのかドアが開いた。人間の研究員が現れたので、自由に話すことがプログラム上できなくなってしまった。

 「ドールのお嬢さん達、ご苦労様。これから実験に協力してもらうわ。すこしハードだから内臓肉体に負担がかかるかもしれないから」そう話をしたのは機械に覆われたアンリ教官だった。ナオミもハルカもその姿に驚いてしまった。アンリはモンスターのような姿だったからだ。これから一体何が始るというのだろうか?

 ナオミは人形娘なので微笑みを浮かべた表情で固定されていたので心の様子は傍からはわからなかった。しかしそのマスクの下では素体の奈緒美は泣きそうになっていた。もっとも泣く事はできなかったけど。

 「な、なんで、拒否したこいつとセックスしなければいけないのよ! 嫌よ嫌よ、嫌いなやつなんかと!」

 そういいながらもナオミは忠則の男根を自分のヴァキアに挿入して腰をフリフリしてピストン運動をしていた。もう止まりそうも無いといった感じだった。

 人形娘ナオミはセクサノイド・モードに移行していたので、忠則をただの実験のパートナーとして激しい行に勤しんでいた。

 この時、奈緒美はあのクリスマスの事を思い出していた。なんで忠則を拒絶したのかということを。あの時、甘い雰囲気だったのでキスぐらいはしても良いかなと思ってはいた。しかし忠則はむりやり奈緒美の身体に抱きついて胸を揉んで、そして股間の大事な茂みに指を突っ込んできたのだ!

 そんなことをされたのでは、百年の恋だって一瞬で冷めてしまうのも当然かもしれないが、そのまま奈緒美は忠則の股間を蹴り上げて帰ってしまい、そのまま引きこもり少女になってしまったのだ。だから忠則とは相当トラウマになっていた。

 「ナオミの精神状態が不安定になっています。もう電脳化されているのだからパワーダウンになるだけですが、どうしますか所長!」
 アンリ教官はモニターに映し出されるナオミの波形のブレを見て指示を扇いだ。すると大桃所長は現在相手している素体の情報にアクセスしていた。

 「なんだ、こいつ奈緒美の同級生だった男か・・・まてよ、まさか奈緒美の処女を奪おうとして襲ってきたというのか、こいつは・・・よし! 教官、かまわないから二人とも自我抑制サーキットを解除したまえ」

 「所長! そんなことをしたら二人は暴走するかフリーズしてしまうか、はたまた大喧嘩をはじめますわ」

 「大喧嘩? 良いんじゃないか。そのまんま若い男女の喧嘩をやらせろ! そうすればナオミも完成形に近づくはずだ! さあ、やりたまえ!」

 所長の勢いの前にオペレーターのアンリ教官はナオミと忠則をモノとして固定させているプログラムの一時停止信号を送り込んだ。すると、人形娘とゼンタイ男の動きに変化が現れてきた。

 「あんたねえ、わたしがロマンティックなムードに酔いしれていたのに、わたしの大事なあそこに手を入れるなんてドウカしているよ!」

 ナオミはそれを言った後驚いていた。人間が居る前で自分が思っていた事を自由に話すことができたからだ。
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