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わたしにゼンタイ姿で歩かせないでよ! 編
7.野外ゼンタイ撮影会(2)
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ゼンタイを着て外を歩く、しかも大人数で! いくらここは山間部で人通りなどないとはいえ、恥ずかしくないのかなと思った。だってゼンタイってタイツが全身を覆うようになったものだから・・・そう下着と同じじゃないじゃん!
「その撮影会って、どんな人が来るのシンジ?」
私はそう聞いたけどアスナはともかく他のゼンタイ好きの人たちの想像が上手くできなかった。なんというか、変なのかおかしいのか想像できなかったのだ。
「そうだなあ、普段は普通にどこにでもいるような普通の人たちだよ。人を採って食ったりするような狂暴なのはいないはずさ」
シンジはそういうと、タブレットに画像を映し出してくれた。そこにはゼンタイ姿の男女がいろんなポーズをとっていた。もちろん野外で!
「まあ、口の悪い人たちが言ったら、下着のようなゼンタイで外を出歩くのは裸で出歩くようなもので、変態! といったりするし、芸術性のかけらもないなんて言われるけど。まあ、そんなことはやってみないとわからないよ」
「それもそうよね、外でゼンタイを着て歩くって事をしたら、どう感じるかなんて・・・それにしても抵抗あるなあ」
私になかに不安に思う心が少し芽生えていた。それは背徳な行為ではないかというものだった。もっとも、私はシンジに出会うまでの異性関係なんて乱れ切ったものだったというのに。
「抵抗があるのは分かる。でも、心配ないさ、今回は仲間内だけだし、ここらへんの地所は全て島崎家の私有地だから他の人からクレームは来ないさ。そうそう、エッチな事は禁止しているから大丈夫さ」
仲間内? それを聞いて少し安心した私だけど、こんなイベントに集まる人たちに関する不安は取り除かれなかった。すると、シンジのスマホに着信があり、なにやら話し始めていた。そんなことが何度かあったけど、どうもそのゼンタイの仲間が到着するといった連絡のようだった。
「マドカ、もう少しでみんな来るから。そうそう、君が僕と付き合っているという事がバレても大丈夫かな?」
それを聞いたときわたしは少し嬉しく思った。この人は私を彼女と認めているんだと。この関係がこれからどうなっていくのかは予断できないけど、出来るだけ長く一緒だと信じたいと感じていた。
「いいよ、あなたさえよければ。まあ節度を持ってするから」
その時、私が思ったのはこれから来る人たちの前でイチャツイテ変な思いをさせたくないと考えたからだ。でも、分かる人から見れば私たちが恋人同士だとわかることではあったけど。
私は、そのあとシンジに促されるまま和風柄のゼンタイに着替え、撮影にやってくる人たちを待つことにした。それにしても不安だ!
「その撮影会って、どんな人が来るのシンジ?」
私はそう聞いたけどアスナはともかく他のゼンタイ好きの人たちの想像が上手くできなかった。なんというか、変なのかおかしいのか想像できなかったのだ。
「そうだなあ、普段は普通にどこにでもいるような普通の人たちだよ。人を採って食ったりするような狂暴なのはいないはずさ」
シンジはそういうと、タブレットに画像を映し出してくれた。そこにはゼンタイ姿の男女がいろんなポーズをとっていた。もちろん野外で!
「まあ、口の悪い人たちが言ったら、下着のようなゼンタイで外を出歩くのは裸で出歩くようなもので、変態! といったりするし、芸術性のかけらもないなんて言われるけど。まあ、そんなことはやってみないとわからないよ」
「それもそうよね、外でゼンタイを着て歩くって事をしたら、どう感じるかなんて・・・それにしても抵抗あるなあ」
私になかに不安に思う心が少し芽生えていた。それは背徳な行為ではないかというものだった。もっとも、私はシンジに出会うまでの異性関係なんて乱れ切ったものだったというのに。
「抵抗があるのは分かる。でも、心配ないさ、今回は仲間内だけだし、ここらへんの地所は全て島崎家の私有地だから他の人からクレームは来ないさ。そうそう、エッチな事は禁止しているから大丈夫さ」
仲間内? それを聞いて少し安心した私だけど、こんなイベントに集まる人たちに関する不安は取り除かれなかった。すると、シンジのスマホに着信があり、なにやら話し始めていた。そんなことが何度かあったけど、どうもそのゼンタイの仲間が到着するといった連絡のようだった。
「マドカ、もう少しでみんな来るから。そうそう、君が僕と付き合っているという事がバレても大丈夫かな?」
それを聞いたときわたしは少し嬉しく思った。この人は私を彼女と認めているんだと。この関係がこれからどうなっていくのかは予断できないけど、出来るだけ長く一緒だと信じたいと感じていた。
「いいよ、あなたさえよければ。まあ節度を持ってするから」
その時、私が思ったのはこれから来る人たちの前でイチャツイテ変な思いをさせたくないと考えたからだ。でも、分かる人から見れば私たちが恋人同士だとわかることではあったけど。
私は、そのあとシンジに促されるまま和風柄のゼンタイに着替え、撮影にやってくる人たちを待つことにした。それにしても不安だ!
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