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(一)わたしゼンタイフェチ子よ
寝姿は家族に見せられない(1)
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明日が仕事が休みだと思うとウキウキ気分で家に帰って来た。私は梅津ミチルで20歳になったばかりなの。高校の時に両親が離婚して今は母親の実家に弟と母と祖母と一緒に暮らしているの。それで今は派遣社員としてあちらこちらに派遣されて働いているのよ。そして通信制の大学に通っていたりするのよ。そんな話はおいおいするとして、今晩楽しみにしていることがあるのよ、それは・・・
「ミチル、もう寝るの? 明日休みならゆっくりテレビでも見ないの? そうそう剛志はダメよ! あんたもうすぐ中間試験でしょ・・・」
そんな母の言葉を後に私は自分の部屋に閉じこもった。もちろんお休みの挨拶をして。しかし、これから私のフェチな時間の始まりなのだ!
私の部屋は狭い狭い四畳半に段ボールが積まれた倉庫みたいなところだった。それもこれも両親が離婚して母にくっついてきたので、元住んでいた家からの荷物が溢れかえっていたのだ。そんな段ボールの中から袋を取り出したけど、それが私のフェチアイテムだ。そうゼンタイ!
ゼンタイといって説明するのは・・・面倒くさいけど、ようするにタイツ地で全身を覆ってしまう衣装の事だ。なに? そんなの着て何が楽しんだ? まあ話を続けますので、見てやってください。
私はパジャマを脱いで下着も脱いでタオルで軽く汗を拭きとってから始める瞬間が好きだった。私が生まれ変われる気分を味わう事ができるから。目の前にそのゼンタイを広げたからだ。そのゼンタイは薄給からコツコツ貯めてオーダーした私のボディラインにフィットした一品ものだ! ちなみに女の子らしくカラーはピンクだ!
私は部屋を薄暗くしてから静かに着始めた。隣の部屋では弟が勉強しているはずだけど、漫画を読んでいるのかもしれないけど。でも興味を持たれても困るので静かでなければならなかった。だって、私がゼンタイフェチ女なんて家族にバレてはいけないのだ! バレたらたぶん変態扱いだろうし、辞めさせられるのが怖いのよゼンタイフェチを!
椅子に座った私は背中の開口部から足を中に滑り込ませ始めた。そして足の先をゼンタイのつま先に入れると、ゼンタイの生地が纏わりつくのが心地よかった。これからがゼンタイフェチにとっての至福の時間なのだ! 足の先から人ではない「中のひと」に生まれ変わる感覚に酔いしれながら。
「ミチル、もう寝るの? 明日休みならゆっくりテレビでも見ないの? そうそう剛志はダメよ! あんたもうすぐ中間試験でしょ・・・」
そんな母の言葉を後に私は自分の部屋に閉じこもった。もちろんお休みの挨拶をして。しかし、これから私のフェチな時間の始まりなのだ!
私の部屋は狭い狭い四畳半に段ボールが積まれた倉庫みたいなところだった。それもこれも両親が離婚して母にくっついてきたので、元住んでいた家からの荷物が溢れかえっていたのだ。そんな段ボールの中から袋を取り出したけど、それが私のフェチアイテムだ。そうゼンタイ!
ゼンタイといって説明するのは・・・面倒くさいけど、ようするにタイツ地で全身を覆ってしまう衣装の事だ。なに? そんなの着て何が楽しんだ? まあ話を続けますので、見てやってください。
私はパジャマを脱いで下着も脱いでタオルで軽く汗を拭きとってから始める瞬間が好きだった。私が生まれ変われる気分を味わう事ができるから。目の前にそのゼンタイを広げたからだ。そのゼンタイは薄給からコツコツ貯めてオーダーした私のボディラインにフィットした一品ものだ! ちなみに女の子らしくカラーはピンクだ!
私は部屋を薄暗くしてから静かに着始めた。隣の部屋では弟が勉強しているはずだけど、漫画を読んでいるのかもしれないけど。でも興味を持たれても困るので静かでなければならなかった。だって、私がゼンタイフェチ女なんて家族にバレてはいけないのだ! バレたらたぶん変態扱いだろうし、辞めさせられるのが怖いのよゼンタイフェチを!
椅子に座った私は背中の開口部から足を中に滑り込ませ始めた。そして足の先をゼンタイのつま先に入れると、ゼンタイの生地が纏わりつくのが心地よかった。これからがゼンタイフェチにとっての至福の時間なのだ! 足の先から人ではない「中のひと」に生まれ変わる感覚に酔いしれながら。
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