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第290話 ビーストウォーズ メタルス 超生命体トランスフォーマー(1999-2000年)
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さて、いよいよ『ビーストウォーズ メタルス 超生命体トランスフォーマー』(以下『メタルス』と略記……は既にしてますね)について語るときがやって参りました。
前作『ビーストウォーズ』の直接の続編であり、ストーリーも継続しています。登場キャラも基本は継続なのですが、一部に入れ替えがあります。
そして、基本的な仕様は前作とまったく一緒です。すなわち、すさまじい声優アドリブの入ったギャグ作品ということです(笑)。
実の所、ベースになるストーリーラインは結構ハードで、敵味方とも結構戦死者が出てるんですが、それを感じさせない翻訳シナリオとアドリブ演技なんですね。
これは、海外版ではシリアス路線が不評を買ったので、前作以上にギャグ方面に振ったというのがあるようです。
特筆すべきこととして、日本オリジナルの話があるんですよ。Wikiではリミックスと称していますが、それまでの映像をつなぎ合わせて音声だけ新録にして全然違う話にして二話でっち上げているという(笑)。第14話「バナナはどこ?」と第26話「バナナをわすれた!」です。特に第26話は最終回ですよ!(笑)
このリミックス二話は完全にギャグオンリーの話で、声優のアドリブや芸が炸裂しまくっているという、日本アニメ史上に残る大怪作でした。しかし、これが面白かったんだなあ(笑)。特に、普段はアドリブを抑制されていたコンボイがアドリブ許可もらったらしくて、リミッター外して大暴れしてたのが印象に残っています(笑)。
なお、ストーリーの方は第25話で完全決着しており、逮捕されたメガトロンを宇宙船で引っ張って帰還するシーンが描かれていました。そこから「バナナを忘れた!」とコンボイが叫んで戻ってくるという(笑)。
さて、この『メタルス』では前作で明かされなかった舞台の惑星「エネルゴア」の秘密が明かされています。
何と、初代『トランスフォーマー』たちが墜落した四百万年前の地球だったんですよ!
そのため、墜落した宇宙船の中で行動不能状態になっている初代コンボイや初代メガトロンが登場するという。その魂であるスパークを今作コンボイや今作メガトロンが取り込むことでパワーアップしています。なお、作中で取り込んだスパークを戻しているシーンはありませんでしたが、設定上は本作終了後に戻したとのことです。Wikiのメガトロンの項目には「カットされた」とあるので海外版だと戻しているのかもしれません。
一番の疑問は、何で恐竜がいたのかということなんですが(笑)。四百万年前だったら既に絶滅してますよね? このあたり『ビーストウォーズ』第1話の記憶が曖昧なので、もしかしたらメガトロンとダイノボットについては化石からスキャンした可能性もあるんですけど、確か普通にティラノサウルスとかが生きてた気がするんだけどなあ。
……などと書いていたんですが、やっぱり恐竜は化石スキャンだそうです。「カクヨム」の応援コメントで教えていただいた狼煙様ありがとうございました。
さて、キャラの方は基本的に前作から引き継いでいるので、特筆すべき変更点がある一部と新キャラを除いてはパスしたいと思います。
ただ、初期レギュラーもキャラは引き継いでいますが、コンボイ、チータス、ラットル、メガトロン、タランスについては「メタルス化」というパワーアップがなされていて、全体的にメタリックなカラーリングになった上でビーストモードでも少しロボっぽい外見になっています。
コンボイとメガトロンについては、前記のように初代のスパークを取り込む形で更にパワーアップしており、ビーストモードとロボットモードだけでなく、ビークルモードも追加されており、コンボイに至っては戦車形態と戦闘機形態に四段変形しています。メガトロンはティラノサウルスではなくドラゴンに変形するようになりました。
なお、初期メンバーなのにデストロン側のテラザウラーとスコルポスは第1話で戦死して出番がありませんでした。哀れ(笑)。
また、サイバトロン側のタイガトロンとエアラザーは途中で第三勢力にさらわれて、合体させられて「タイガーファルコン」という新キャラになってしまいます。
このエアラザーについては前作『ビーストウォーズ』のところでTSしたことについて「続編『メタルス』では大変なことになってしまう」と書いたのですよ。その「大変なこと」をについて発表します。
何とタイガトロンと恋仲になってしまうんですよ!(笑) これ海外版だったら普通に恋仲で済んだのが、TSしたことによってBLになってしまったという(笑)。しかも、それまでは友情風味に描かれていたのが、最終的には声優もノリノリでBL風に演じてしまっているという(爆)。
結局、そのタイガトロンと一体化させられてしまうのですが、これ幸せなんだろうか? 手塚治虫の『火の鳥 復活編』のロビタも愛し合う男女(女性はロボットですが)が一体のロボットに合体させられたものなんですけど、こういうシチュエーションってどうなんでしょうね?
それから、前作ではデストロン側だったブラックウイドーは新キャラのシルバーボルトと一緒にサイバトロン側に寝返ります。このシルバーボルトに一方的に惚れられていたのですが、最終的には相思相愛っぽくなります。また、一度戦死するんですが、メタルス化して復活しました。
あと、ダイノボットはメタルス化しなかったのですが、結構シリアスな展開の末に戦死します。ところが、その遺伝子を元にしてデストロン側でメタルスダイノボットが作られます。こいつはメガトロンに忠実だったのですが、のちにダイノボットの人格を取り戻してサイバトロンに寝返ります。
次回は『メタルス』から登場の新キャラについて語りたいと思います。
前作『ビーストウォーズ』の直接の続編であり、ストーリーも継続しています。登場キャラも基本は継続なのですが、一部に入れ替えがあります。
そして、基本的な仕様は前作とまったく一緒です。すなわち、すさまじい声優アドリブの入ったギャグ作品ということです(笑)。
実の所、ベースになるストーリーラインは結構ハードで、敵味方とも結構戦死者が出てるんですが、それを感じさせない翻訳シナリオとアドリブ演技なんですね。
これは、海外版ではシリアス路線が不評を買ったので、前作以上にギャグ方面に振ったというのがあるようです。
特筆すべきこととして、日本オリジナルの話があるんですよ。Wikiではリミックスと称していますが、それまでの映像をつなぎ合わせて音声だけ新録にして全然違う話にして二話でっち上げているという(笑)。第14話「バナナはどこ?」と第26話「バナナをわすれた!」です。特に第26話は最終回ですよ!(笑)
このリミックス二話は完全にギャグオンリーの話で、声優のアドリブや芸が炸裂しまくっているという、日本アニメ史上に残る大怪作でした。しかし、これが面白かったんだなあ(笑)。特に、普段はアドリブを抑制されていたコンボイがアドリブ許可もらったらしくて、リミッター外して大暴れしてたのが印象に残っています(笑)。
なお、ストーリーの方は第25話で完全決着しており、逮捕されたメガトロンを宇宙船で引っ張って帰還するシーンが描かれていました。そこから「バナナを忘れた!」とコンボイが叫んで戻ってくるという(笑)。
さて、この『メタルス』では前作で明かされなかった舞台の惑星「エネルゴア」の秘密が明かされています。
何と、初代『トランスフォーマー』たちが墜落した四百万年前の地球だったんですよ!
そのため、墜落した宇宙船の中で行動不能状態になっている初代コンボイや初代メガトロンが登場するという。その魂であるスパークを今作コンボイや今作メガトロンが取り込むことでパワーアップしています。なお、作中で取り込んだスパークを戻しているシーンはありませんでしたが、設定上は本作終了後に戻したとのことです。Wikiのメガトロンの項目には「カットされた」とあるので海外版だと戻しているのかもしれません。
一番の疑問は、何で恐竜がいたのかということなんですが(笑)。四百万年前だったら既に絶滅してますよね? このあたり『ビーストウォーズ』第1話の記憶が曖昧なので、もしかしたらメガトロンとダイノボットについては化石からスキャンした可能性もあるんですけど、確か普通にティラノサウルスとかが生きてた気がするんだけどなあ。
……などと書いていたんですが、やっぱり恐竜は化石スキャンだそうです。「カクヨム」の応援コメントで教えていただいた狼煙様ありがとうございました。
さて、キャラの方は基本的に前作から引き継いでいるので、特筆すべき変更点がある一部と新キャラを除いてはパスしたいと思います。
ただ、初期レギュラーもキャラは引き継いでいますが、コンボイ、チータス、ラットル、メガトロン、タランスについては「メタルス化」というパワーアップがなされていて、全体的にメタリックなカラーリングになった上でビーストモードでも少しロボっぽい外見になっています。
コンボイとメガトロンについては、前記のように初代のスパークを取り込む形で更にパワーアップしており、ビーストモードとロボットモードだけでなく、ビークルモードも追加されており、コンボイに至っては戦車形態と戦闘機形態に四段変形しています。メガトロンはティラノサウルスではなくドラゴンに変形するようになりました。
なお、初期メンバーなのにデストロン側のテラザウラーとスコルポスは第1話で戦死して出番がありませんでした。哀れ(笑)。
また、サイバトロン側のタイガトロンとエアラザーは途中で第三勢力にさらわれて、合体させられて「タイガーファルコン」という新キャラになってしまいます。
このエアラザーについては前作『ビーストウォーズ』のところでTSしたことについて「続編『メタルス』では大変なことになってしまう」と書いたのですよ。その「大変なこと」をについて発表します。
何とタイガトロンと恋仲になってしまうんですよ!(笑) これ海外版だったら普通に恋仲で済んだのが、TSしたことによってBLになってしまったという(笑)。しかも、それまでは友情風味に描かれていたのが、最終的には声優もノリノリでBL風に演じてしまっているという(爆)。
結局、そのタイガトロンと一体化させられてしまうのですが、これ幸せなんだろうか? 手塚治虫の『火の鳥 復活編』のロビタも愛し合う男女(女性はロボットですが)が一体のロボットに合体させられたものなんですけど、こういうシチュエーションってどうなんでしょうね?
それから、前作ではデストロン側だったブラックウイドーは新キャラのシルバーボルトと一緒にサイバトロン側に寝返ります。このシルバーボルトに一方的に惚れられていたのですが、最終的には相思相愛っぽくなります。また、一度戦死するんですが、メタルス化して復活しました。
あと、ダイノボットはメタルス化しなかったのですが、結構シリアスな展開の末に戦死します。ところが、その遺伝子を元にしてデストロン側でメタルスダイノボットが作られます。こいつはメガトロンに忠実だったのですが、のちにダイノボットの人格を取り戻してサイバトロンに寝返ります。
次回は『メタルス』から登場の新キャラについて語りたいと思います。
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