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第179話 勇者特急マイトガイン その2 俺が噂の旋風児!編
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マイトガイン語りも2回目です。サブタイトルは主人公の舞人のセリフからいただきました。もしかしたら名字の「旋風寺」なのかもしれませんが、
さて、今回はメタネタやパロネタを中心に語りたいと書きました。まずは語りやすいパロネタから行きたいと思います。
本作はタイトルや主役ロボ名自体がパロネタだったりします。元ネタは「マイトガイ」。日活無国籍アクションで活躍していた時代の小林旭のニックネームなんですね。この「マイト」は「ダイナマイト」の略で、つまりは「爆弾男」って意味です。日活映画の『渡り鳥』シリーズや『銀座旋風児』シリーズが人気を取ったのですが、これ主に1950年代末から60年代の映画なんですよね。これWikiによると「旋風児」と書いて「マイトガイ」と読んだこともあったようです。舞人の名字である「旋風寺」はこの映画が元ネタだと考えられ、サブタイにいただいたセリフも、これから取ったのでしょう。なお、舞人には「嵐を呼ぶ旋風児」というキャッチフレーズもあるので、石原裕次郎もハイブリッドしています(笑)。
ライバルキャラである「雷張ジョー」は、まあ名字はそのまんま(笑)なんですが、名前の「ジョー」は、上記映画シリーズでライバル役を演じていた「エースのジョー」こと宍戸錠から取ったものです。この、「ライバルがジョー」は特撮の『快傑ライオン丸』『風雲ライオン丸』の「タイガージョー」でも採用されているほか、『ガッチャマン』の味方ライバル「コンドルのジョー」も実は元ネタはコレなんじゃないかと少し疑ってたりします(笑)。
あ、敵キャラの「ショーグン・ミフネ」も三船敏郎が元ネタじゃないかという気もしますが、こっちは、どちらかというとアメリカ人が持ってるサムライ・ニンジャのステレオタイプを元ネタにしているという印象があります。
ほかのメインキャラも、日活無国籍アクションの女優や俳優などから取られているネーミングが多くあります。
ただ、これらのパロネタって元ネタが相当に古いんですよ。大元ネタは60年代がメイン、二次パロネタは70年代前半なんですね。93年の作品で、これらをパロディにするというのは、どう考えても「子供向け」ではない。
70年代にパロディにするのは、まだわかります。大元ネタが近いので。例えば特撮『快傑ズバット』(1977年)なんかも、『渡り鳥』シリーズをモチーフにしています。
しかし、90年代前半にパロネタにするには大元ネタが古すぎるのですよ。私だって大元ネタの方は直接は知らないんですから。
逆に、前回書いた「波動砲」なんかは、ダイレクト直撃世代なので、すぐにわかってゲラゲラ笑ってましたけど。ただ、こちらも当時は高校生や大学生だった世代にはわかるネタなので「子供向け」ではない。
そう、このマイトガインでは、それまでの勇者シリーズの鉄則だった「子供向け」を最優先するという思想が崩れているんです。
それは、メタネタについても言えます。たとえば、勇者ロボの製造や修理を行う旋風寺コンツェルンの工場がある地名は「青戸」です。これ、スポンサーで玩具メーカーのタカラの所在地「東京都葛飾区青戸」から取ってるんですね。
そして、メタネタの最たるものは、最終回で明かされた悪の根源であるラスボス「ブラック・ノワール」の正体でした。何とその正体は「三次元人」だったのです。アニメの中に描かれた二次元人(=平面の中の存在)である舞人たちは、三次元人(=つまり我々)が楽しむための駒にすぎないということを語り「たまには悪が勝っても面白い」とうそぶくという。ただ、このブラック・ノワールも最後には舞人に倒されて「自分自身も駒にすぎなかった」ことに気付いて消滅します。
これ、リアルタイム当時に見たときは、正直「凄え!」と思いながらも、「でも、これ子供向けのアニメでやっていいのかな?」とも思いました。
その「子供向けのアニメでこれやっていいのかな?」は、細かいストーリー部分でも結構あったりします。
例えば、ショーグン・ミフネの部下のコジローが操縦する「剣豪ロボ ケンゴー」は必殺技の「ツバメ斬り」で一度マイトガインに完勝してるんですよ。そこでトドメは刺さないで去って行くという。それを見たミフネも「奥ゆかしい」とか言って賞賛するんですよ(笑)。そこはまだネタとして許容範囲なんですが、それに対する舞人の対策がツバメロボを囮として撃ち出すというもの。それでツバメロボを斬ってる隙に攻撃するという(笑)。それを見て「これ卑怯なんじゃね?」とか思ってたところに舞人が「お前は慢心する己の心に負けたのだ!」みたいなセリフをコジローに向けて言ったので、「ちょっと待てぃ! お前偉そうに説教できる立場か!?」と思わずツッコんでしまったという(笑)。
これだけではなく、この『マイトガイン』という作品は、全般的に「子供向けの皮をかぶせているが実はオタ向け」というテイストで作られているんですよ。そういうネタや雰囲気が随所に見られるという。
これは、後年の『勇者王ガオガイガー』とは、また違った雰囲気なんです。詳しくはガオガイガーの所で書きますが、ガオガイガーは真摯に「子供向け」と「大人の鑑賞に耐える」を両立させています。
それに対して、このマイトガインは、「子供向け」として作っていることは確かで、そこで手抜きをしているとは思わないのですが、やっぱり裏ターゲットである「オタ向け」の部分が、「子供向け」の部分を侵食してしまっているんですよ。
そこが、どうしても気になる所ではあるんですね。
その一方で、勇者シリーズとしては初めてヒロイン「吉永サリー」との恋愛きっちりと描いてたりとか、ジョーが乗るライバルロボ「飛竜」に敗れてパワーアップとかの燃える展開とか、評価すべき点も非常に多くあります。
ライバルから最終的には仲間になるジョーの二号ロボ「轟竜」のドリルについては、敵の幹部エグゼブが「ドリルは取れ」と言っていたのにビークル形態では機首に残っていて、それで最後にエグゼブはそのドリルに貫かれて殺されるのですが、今際の際「だからドリルは取れといったのだ……」とつぶやくという。この伏線の張り方は実に見事で、非常に記憶に残っています。Wikiとか、ほかのWebページでも書かれているので、印象に残った人が多いのかなと思います。
それから、オープニング主題歌の「嵐の勇者(ヒーロー)」は同時代的なカッコ良さと、伝統的なスーパーロボットソングが融合した名曲です。エンディングテーマは前期、後期とも悪側を歌っているのですが、これまたカッコ良さと作品内容(悪側)にマッチした名曲なんですね。そして、合体シーンなどで使われている挿入歌の「レッツ・マイトガイン!!」と「グレート・ダッシュ!!」がまた名曲という。音楽的な面でも名曲揃いなんですよ。
なお、本作はタカラがスポンサーだったにもかかわらずスパロボにも登場しているそうなのですが、残念ながらその頃のスパロボは未プレイです。
私個人としては、その「メタネタ・パロネタが多い」ことは大好物なので大好きな作品ではあります。当時の漫画などでマイトガイン自体がパロディにされているのも見かけたことがあるので、オタ受けする作品だったことは間違いないかと思います。
その一方で「じゃあ、本来ターゲットの子供向けとしてはどうよ?」という疑問もはらみつつ、総合的に考えると名作だったんじゃないかなと思える作品でした。
さて、次は大問題作『Vガンダム』行ってみましょう!
さて、今回はメタネタやパロネタを中心に語りたいと書きました。まずは語りやすいパロネタから行きたいと思います。
本作はタイトルや主役ロボ名自体がパロネタだったりします。元ネタは「マイトガイ」。日活無国籍アクションで活躍していた時代の小林旭のニックネームなんですね。この「マイト」は「ダイナマイト」の略で、つまりは「爆弾男」って意味です。日活映画の『渡り鳥』シリーズや『銀座旋風児』シリーズが人気を取ったのですが、これ主に1950年代末から60年代の映画なんですよね。これWikiによると「旋風児」と書いて「マイトガイ」と読んだこともあったようです。舞人の名字である「旋風寺」はこの映画が元ネタだと考えられ、サブタイにいただいたセリフも、これから取ったのでしょう。なお、舞人には「嵐を呼ぶ旋風児」というキャッチフレーズもあるので、石原裕次郎もハイブリッドしています(笑)。
ライバルキャラである「雷張ジョー」は、まあ名字はそのまんま(笑)なんですが、名前の「ジョー」は、上記映画シリーズでライバル役を演じていた「エースのジョー」こと宍戸錠から取ったものです。この、「ライバルがジョー」は特撮の『快傑ライオン丸』『風雲ライオン丸』の「タイガージョー」でも採用されているほか、『ガッチャマン』の味方ライバル「コンドルのジョー」も実は元ネタはコレなんじゃないかと少し疑ってたりします(笑)。
あ、敵キャラの「ショーグン・ミフネ」も三船敏郎が元ネタじゃないかという気もしますが、こっちは、どちらかというとアメリカ人が持ってるサムライ・ニンジャのステレオタイプを元ネタにしているという印象があります。
ほかのメインキャラも、日活無国籍アクションの女優や俳優などから取られているネーミングが多くあります。
ただ、これらのパロネタって元ネタが相当に古いんですよ。大元ネタは60年代がメイン、二次パロネタは70年代前半なんですね。93年の作品で、これらをパロディにするというのは、どう考えても「子供向け」ではない。
70年代にパロディにするのは、まだわかります。大元ネタが近いので。例えば特撮『快傑ズバット』(1977年)なんかも、『渡り鳥』シリーズをモチーフにしています。
しかし、90年代前半にパロネタにするには大元ネタが古すぎるのですよ。私だって大元ネタの方は直接は知らないんですから。
逆に、前回書いた「波動砲」なんかは、ダイレクト直撃世代なので、すぐにわかってゲラゲラ笑ってましたけど。ただ、こちらも当時は高校生や大学生だった世代にはわかるネタなので「子供向け」ではない。
そう、このマイトガインでは、それまでの勇者シリーズの鉄則だった「子供向け」を最優先するという思想が崩れているんです。
それは、メタネタについても言えます。たとえば、勇者ロボの製造や修理を行う旋風寺コンツェルンの工場がある地名は「青戸」です。これ、スポンサーで玩具メーカーのタカラの所在地「東京都葛飾区青戸」から取ってるんですね。
そして、メタネタの最たるものは、最終回で明かされた悪の根源であるラスボス「ブラック・ノワール」の正体でした。何とその正体は「三次元人」だったのです。アニメの中に描かれた二次元人(=平面の中の存在)である舞人たちは、三次元人(=つまり我々)が楽しむための駒にすぎないということを語り「たまには悪が勝っても面白い」とうそぶくという。ただ、このブラック・ノワールも最後には舞人に倒されて「自分自身も駒にすぎなかった」ことに気付いて消滅します。
これ、リアルタイム当時に見たときは、正直「凄え!」と思いながらも、「でも、これ子供向けのアニメでやっていいのかな?」とも思いました。
その「子供向けのアニメでこれやっていいのかな?」は、細かいストーリー部分でも結構あったりします。
例えば、ショーグン・ミフネの部下のコジローが操縦する「剣豪ロボ ケンゴー」は必殺技の「ツバメ斬り」で一度マイトガインに完勝してるんですよ。そこでトドメは刺さないで去って行くという。それを見たミフネも「奥ゆかしい」とか言って賞賛するんですよ(笑)。そこはまだネタとして許容範囲なんですが、それに対する舞人の対策がツバメロボを囮として撃ち出すというもの。それでツバメロボを斬ってる隙に攻撃するという(笑)。それを見て「これ卑怯なんじゃね?」とか思ってたところに舞人が「お前は慢心する己の心に負けたのだ!」みたいなセリフをコジローに向けて言ったので、「ちょっと待てぃ! お前偉そうに説教できる立場か!?」と思わずツッコんでしまったという(笑)。
これだけではなく、この『マイトガイン』という作品は、全般的に「子供向けの皮をかぶせているが実はオタ向け」というテイストで作られているんですよ。そういうネタや雰囲気が随所に見られるという。
これは、後年の『勇者王ガオガイガー』とは、また違った雰囲気なんです。詳しくはガオガイガーの所で書きますが、ガオガイガーは真摯に「子供向け」と「大人の鑑賞に耐える」を両立させています。
それに対して、このマイトガインは、「子供向け」として作っていることは確かで、そこで手抜きをしているとは思わないのですが、やっぱり裏ターゲットである「オタ向け」の部分が、「子供向け」の部分を侵食してしまっているんですよ。
そこが、どうしても気になる所ではあるんですね。
その一方で、勇者シリーズとしては初めてヒロイン「吉永サリー」との恋愛きっちりと描いてたりとか、ジョーが乗るライバルロボ「飛竜」に敗れてパワーアップとかの燃える展開とか、評価すべき点も非常に多くあります。
ライバルから最終的には仲間になるジョーの二号ロボ「轟竜」のドリルについては、敵の幹部エグゼブが「ドリルは取れ」と言っていたのにビークル形態では機首に残っていて、それで最後にエグゼブはそのドリルに貫かれて殺されるのですが、今際の際「だからドリルは取れといったのだ……」とつぶやくという。この伏線の張り方は実に見事で、非常に記憶に残っています。Wikiとか、ほかのWebページでも書かれているので、印象に残った人が多いのかなと思います。
それから、オープニング主題歌の「嵐の勇者(ヒーロー)」は同時代的なカッコ良さと、伝統的なスーパーロボットソングが融合した名曲です。エンディングテーマは前期、後期とも悪側を歌っているのですが、これまたカッコ良さと作品内容(悪側)にマッチした名曲なんですね。そして、合体シーンなどで使われている挿入歌の「レッツ・マイトガイン!!」と「グレート・ダッシュ!!」がまた名曲という。音楽的な面でも名曲揃いなんですよ。
なお、本作はタカラがスポンサーだったにもかかわらずスパロボにも登場しているそうなのですが、残念ながらその頃のスパロボは未プレイです。
私個人としては、その「メタネタ・パロネタが多い」ことは大好物なので大好きな作品ではあります。当時の漫画などでマイトガイン自体がパロディにされているのも見かけたことがあるので、オタ受けする作品だったことは間違いないかと思います。
その一方で「じゃあ、本来ターゲットの子供向けとしてはどうよ?」という疑問もはらみつつ、総合的に考えると名作だったんじゃないかなと思える作品でした。
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