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第137話 戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー2010 その2 ハイル・ガルバトロン!編
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さて、2010語りも2回目なので、今回はデストロンの新破壊大帝ガルバトロンと、その部下たちに行ってみましょう。サブタイトルは、第1話で、すっかり落ちぶれて「メガトロン様の時代は良かった……」とか愚痴をこぼしていたデストロンのメンバーに対して、新航空参謀サイクロナスが「今はガルバトロン様の時代だ。ハイル・ガルバトロン!」と言ったセリフからいただきました。
このガルバトロンですが、メガトロン様と違って「様」付けしてないのにお気づきでしょうか? 『ザ・ムービー』のところで書きましたが、この人はメガトロン様の転生体です。体のデザインは変わっていますが、顔は同じで記憶も継承しています。それなのに、性格が全然違うんですね。
おっそろしく凶暴になっているんですよ。前作のメガトロン様の懐の深さはどこに行ったって感じで、すぐブチ切れるという。これ、頭脳回路に異常をきたしているという設定なんですね。作中でも、頭部にビリビリと稲妻みたいなのが走ってる演出がときどきありました。お前はニュータイプかという(笑)。
前にも書きましたが、玩具とアニメでデザインが全然違います。その上、玩具の方は最初は前作『トランスフォーマー』の末期に「要塞参謀ガルバトロン」として玩具カタログに載っていたという。
メガトロン様がワルサーP-38に変形すると、ほかのトランスフォーマーの手に収まるサイズに縮小したのに対して、ガルバトロンはロボ形態と大差無いサイズの砲台に変形します。このため、他人に撃たれるのではなく、自分で照準をつけて射撃できるようになりました。
また、腕についている「SFガン」は、そのまま砲台モードの砲身になります。このあたり、メガトロン様の融合カノン砲はスコープだったので、その点はこっちの方が説得力があるかなと思ったりしました。
なお、玩具では実際に持つことができる「銃モード」にも変形できます。この銃モードや砲台モードのことも、ガルバトロンの武器と同じ「SFガン」と呼ばれています。
玩具は、電飾と効果音が仕込まれており、銃モードや砲台モードでトリガーボタンを押し込むと銃身が光って効果音が鳴りました。
アニメ版だとスマートな姿をしているんですが、玩具だと寸胴で脚が太く、どっしりとした印象があります。また、玩具サイズもメガトロン様よりだいぶ大きくなっており、破壊大帝としての迫力は結構あったりします。
ただ、やっぱりデザインが「いつの時代のSFだよ」なんですよねえ……。
ガルバトロンは2010だけでなく、次作『ヘッドマスターズ』でも実質全35話中の第25話まで登場しています。その末路については『ヘッドマスターズ』のところで語りましょう。
トップがこの性格なので、ナンバーツーも性格が前作のスタースクリームとは全然違います。
新航空参謀サイクロナスは、エンディングテーマの二番で「命令よく聞く」とか歌われているように、とにかくガルバトロンに忠実です。また「戦う以外に興味なく」とも歌われてもいます。
彼もユニクロンによって強化改造されたくちなのですが、作画ミスで二体出てきているので、元になったのがスカイワープなのかボンブシェル(昆虫に変形するインセクトロンの中の一体)なのかわからないという(笑)。いずれにせよ、彼についてはガルバトロンと違って前世の記憶(笑)が無いようです。
基本的に正々堂々と戦うことを好む武人で、サイバトロンのナンバーツーであるウルトラマグナスのライバルとして激闘を繰り広げます。
……ただ、それだけにスタースクリームほどの強烈な印象が無いんですよ。生真面目な良い子というのは、キャラ立ちしないんですよね。同じ生真面目系でもサウンドウェーブほど独特の個性があれば、また話は違うんですが。
こいつはデストロンのナンバーツーの原則に忠実に戦闘機に変形するんですが、これがまた変なデザインなんですよ。前進翼なのは未来っぽい雰囲気があったんですけど、全体デザインがやっぱり「いつの時代のSFだよ」だったという。ロボ形態も、玩具は変なデザインでしたね。アニメではそこそこカッコ良くリファインされていました。
彼も『ヘッドマスターズ』に登場し、戦死もしないので最後まで登場するのですが……前にZガンダムのヤザン先生のところで書いたように性格が一変してしまったんですね。マヌケなお調子者になってしまったという。ウルトラマグナスのライバル役も新登場のシックスショットに取られ、次に書くスカージと漫才コンビ――というか『キン肉マン』でいうキン骨マンとイワオコンビとか、『魁!男塾』の虎丸富樫コンビみたいな扱い――になってしまうという。
こんな落ちぶれ方だと、死なないで生き残ったのが良かったのかって感じです。むしろ『ヘッドマスターズ』の最初の方でカッコ良く戦死してた方がマシだったんじゃないかという感じですね。
その漫才コンビの相方、スカージですが、こいつは同型ロボ「スウィープス」が大勢います。デストロンの「その他大勢」メンバーがユニクロンに改造されたんですが、本当にその他大勢になってしまったという(笑)。
なので、個性と名前があるのはリーダーのスカージだけです。こいつが、スタースクリームを受け継ぐ卑怯姑息なタイプという(笑)。ただ、ヘタレなのでガルバトロンに取って代わろうなどという野望は、大してありません。
つまり、「少しはある」ということです(笑)。一度偶然マトリクスを手に入れて、なぜかパワーアップしてしまいガルバトロンを一度は倒して下克上に成功するという快挙(暴挙?)を成し遂げたりするのですが、所詮は付け焼き刃なので最後は元の黙阿弥になるという。ただ、ガルバトロンなら即行で処刑してもおかしくないのに、アメリカのTVコードに助けられて(笑)、命は助かりました。
こいつは、宇宙船に変形するのですが、これがまた変なデザインなんですよ。前にも書いたように『グレンダイザー』のベガ星人の侵略メカとしてだったら似合ってそうという感じだったり(笑)。ロボ形態もヒゲ面でカッコ悪い印象でした。
『ヘッドマスターズ』にも登場しますが、漫才コンビになってしまったのは上記のとおりです。ただ、こいつは元々がヘタレキャラだったので、サイクロナスとは違って、あまりキャラ崩壊したという印象が無かったり(笑)。
デストロン新メンバーについては、実はこんなもんなんですよね。あとはプレダキングとかオボミナスみたいな合体兵士と基地から変形するダイナザウラーぐらいという。彼らについては、別に書きたいと思います。
次回はサイバトロンの新メンバーについてかな。
このガルバトロンですが、メガトロン様と違って「様」付けしてないのにお気づきでしょうか? 『ザ・ムービー』のところで書きましたが、この人はメガトロン様の転生体です。体のデザインは変わっていますが、顔は同じで記憶も継承しています。それなのに、性格が全然違うんですね。
おっそろしく凶暴になっているんですよ。前作のメガトロン様の懐の深さはどこに行ったって感じで、すぐブチ切れるという。これ、頭脳回路に異常をきたしているという設定なんですね。作中でも、頭部にビリビリと稲妻みたいなのが走ってる演出がときどきありました。お前はニュータイプかという(笑)。
前にも書きましたが、玩具とアニメでデザインが全然違います。その上、玩具の方は最初は前作『トランスフォーマー』の末期に「要塞参謀ガルバトロン」として玩具カタログに載っていたという。
メガトロン様がワルサーP-38に変形すると、ほかのトランスフォーマーの手に収まるサイズに縮小したのに対して、ガルバトロンはロボ形態と大差無いサイズの砲台に変形します。このため、他人に撃たれるのではなく、自分で照準をつけて射撃できるようになりました。
また、腕についている「SFガン」は、そのまま砲台モードの砲身になります。このあたり、メガトロン様の融合カノン砲はスコープだったので、その点はこっちの方が説得力があるかなと思ったりしました。
なお、玩具では実際に持つことができる「銃モード」にも変形できます。この銃モードや砲台モードのことも、ガルバトロンの武器と同じ「SFガン」と呼ばれています。
玩具は、電飾と効果音が仕込まれており、銃モードや砲台モードでトリガーボタンを押し込むと銃身が光って効果音が鳴りました。
アニメ版だとスマートな姿をしているんですが、玩具だと寸胴で脚が太く、どっしりとした印象があります。また、玩具サイズもメガトロン様よりだいぶ大きくなっており、破壊大帝としての迫力は結構あったりします。
ただ、やっぱりデザインが「いつの時代のSFだよ」なんですよねえ……。
ガルバトロンは2010だけでなく、次作『ヘッドマスターズ』でも実質全35話中の第25話まで登場しています。その末路については『ヘッドマスターズ』のところで語りましょう。
トップがこの性格なので、ナンバーツーも性格が前作のスタースクリームとは全然違います。
新航空参謀サイクロナスは、エンディングテーマの二番で「命令よく聞く」とか歌われているように、とにかくガルバトロンに忠実です。また「戦う以外に興味なく」とも歌われてもいます。
彼もユニクロンによって強化改造されたくちなのですが、作画ミスで二体出てきているので、元になったのがスカイワープなのかボンブシェル(昆虫に変形するインセクトロンの中の一体)なのかわからないという(笑)。いずれにせよ、彼についてはガルバトロンと違って前世の記憶(笑)が無いようです。
基本的に正々堂々と戦うことを好む武人で、サイバトロンのナンバーツーであるウルトラマグナスのライバルとして激闘を繰り広げます。
……ただ、それだけにスタースクリームほどの強烈な印象が無いんですよ。生真面目な良い子というのは、キャラ立ちしないんですよね。同じ生真面目系でもサウンドウェーブほど独特の個性があれば、また話は違うんですが。
こいつはデストロンのナンバーツーの原則に忠実に戦闘機に変形するんですが、これがまた変なデザインなんですよ。前進翼なのは未来っぽい雰囲気があったんですけど、全体デザインがやっぱり「いつの時代のSFだよ」だったという。ロボ形態も、玩具は変なデザインでしたね。アニメではそこそこカッコ良くリファインされていました。
彼も『ヘッドマスターズ』に登場し、戦死もしないので最後まで登場するのですが……前にZガンダムのヤザン先生のところで書いたように性格が一変してしまったんですね。マヌケなお調子者になってしまったという。ウルトラマグナスのライバル役も新登場のシックスショットに取られ、次に書くスカージと漫才コンビ――というか『キン肉マン』でいうキン骨マンとイワオコンビとか、『魁!男塾』の虎丸富樫コンビみたいな扱い――になってしまうという。
こんな落ちぶれ方だと、死なないで生き残ったのが良かったのかって感じです。むしろ『ヘッドマスターズ』の最初の方でカッコ良く戦死してた方がマシだったんじゃないかという感じですね。
その漫才コンビの相方、スカージですが、こいつは同型ロボ「スウィープス」が大勢います。デストロンの「その他大勢」メンバーがユニクロンに改造されたんですが、本当にその他大勢になってしまったという(笑)。
なので、個性と名前があるのはリーダーのスカージだけです。こいつが、スタースクリームを受け継ぐ卑怯姑息なタイプという(笑)。ただ、ヘタレなのでガルバトロンに取って代わろうなどという野望は、大してありません。
つまり、「少しはある」ということです(笑)。一度偶然マトリクスを手に入れて、なぜかパワーアップしてしまいガルバトロンを一度は倒して下克上に成功するという快挙(暴挙?)を成し遂げたりするのですが、所詮は付け焼き刃なので最後は元の黙阿弥になるという。ただ、ガルバトロンなら即行で処刑してもおかしくないのに、アメリカのTVコードに助けられて(笑)、命は助かりました。
こいつは、宇宙船に変形するのですが、これがまた変なデザインなんですよ。前にも書いたように『グレンダイザー』のベガ星人の侵略メカとしてだったら似合ってそうという感じだったり(笑)。ロボ形態もヒゲ面でカッコ悪い印象でした。
『ヘッドマスターズ』にも登場しますが、漫才コンビになってしまったのは上記のとおりです。ただ、こいつは元々がヘタレキャラだったので、サイクロナスとは違って、あまりキャラ崩壊したという印象が無かったり(笑)。
デストロン新メンバーについては、実はこんなもんなんですよね。あとはプレダキングとかオボミナスみたいな合体兵士と基地から変形するダイナザウラーぐらいという。彼らについては、別に書きたいと思います。
次回はサイバトロンの新メンバーについてかな。
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