10 / 344
第10話 大空魔竜ガイキング(1976-77年)
しおりを挟む
本作を紹介するかどうかは、実は微妙だったりします。というのも、視聴した記憶がまったく無いんです。ただ、『ゲッターロボG』の後番組であること、玩具は欲しかったこと、アニソン大集合CDを聞く前から主題歌は聞き覚えがあること、などから記憶には無いけど何回か視聴したことがあるんじゃないか、ということで一応書いてみることにします。
なので、本作を語る上でベースになっているのは、たった一回だけ読んだ覚えがあるコミカライズ版と、ケイブンシャの大百科やアニメ雑誌でのロボ特集などの二次資料、スパロボでの印象になります。
このコミカライズ版にしても、Wikiによるとテレビマガジン版とテレビランド版があるみたいですが、私が読んだのは尾瀬あきらが描いたテレビランド版のようです。祖母の家に遊びに行ったときに、その家に置いてあったのを偶然読んだことがあるんですね。
何でそのコミカライズ版を覚えているかというと、ちょうどパワーアップ回だったんですよ。それでフェイスオープンしたのかどうかは記憶に無いんですが、最後の最後の部分で「ガイキングがこんな風に恐ろしい力を持つようになるのは正しいことなのか?」というような感じで主人公の仲間が疑問を呈していたことが印象的だったからなんですね。
『ウルトラセブン』の有名なセリフ「血を吐きながら続けるマラソン」と同じで、破壊力を追求することへの警鐘が子供向けヒーロー漫画でも鳴らされているということが、深く印象に残っている理由かと思います。
さて、そのフェイスオープンこそガイキングの特徴のひとつかと思います。もともと、どちらかというと悪党面のガイキングが、さらに凶悪というか、見た目からして不気味なメカむき出しの顔になるという、ビジュアル的には実に怪しげなパワーアップです。
このフェイスオープンするガイキングは、一度敗れてパワーアップした後期型になり、手足が太くなっていたり、顔のデザインが少し変わっていたりするそうですが、スパロボの機体解説で読むまでは気付いていませんでした。やっぱり、そんなに見ていたわけではないようです。
ただ、それでも玩具を欲しいと思っていたのは、コンバトラー以前では最大級のビッグサイズである大空魔竜が魅力的だったからかと思います。
番組タイトルにもなっている大空魔竜は、ガイキングやほかのサポートメカの母艦にあたる巨大戦艦ですが、外見は正に竜型ロボ。その頭部が外れてガイキングの胴体部を形成します。この頭部が普通に竜の頭部じゃなくて骸骨になってるのがデザイン上のポイントで、やっぱり外見的には凶悪な印象があり、ダークヒーロー的なんですよね。
で、その頭部がガイキングの胴体部を形成するという玩具構成上、大空魔竜がかなり大型になるんですね。ガイキング本体は小さくなるんですけど、それでも大空魔竜がデカい!
あの大型玩具であること、テレビと同じく顔が胴体部を形成するというのは子供心に実に魅力的でした。これらが、リアルタイムの頃のガイキングの印象ですね。
あと、主人公たちが超能力者という設定だったりもするんですが、少しあとの『超人戦隊バラタック』とかもそうですけど、ユリ・ゲラーあたりの超能力ブームの影響があったりしたんでしょうか。
さて、時代は下ってスパロボに登場するようになったガイキング。ところが、この扱いが実に不遇だったりします。私がやっていた頃、『α』になる前の旧シリーズでは、『新スーパーロボット大戦』という異端作にしか出てないんですよ。
この『新』というのは、スパロボでほぼ唯一SDではなくリアル頭身でやってる作品で、初のフルボイス作品でもあるんですが、そのせいなのか読み込みが遅かったりしてゲームとしてのプレイ感覚があまりよろしくない。また、シナリオ等もそれまでの第●次シリーズに比べるとイマイチだったりします。
スパロボらしく、大空魔竜は母艦になっていますが、戦艦のくせに格闘攻撃が可能(笑)。腹から巨大な刃を出したり、ドリルを足に持って敵に突撃かけたりしていました(笑)。
ネッサーとかのサポートメカも出てきますが、サポートメカらしく弱いんで全然印象に残っていません。
のちの『α』以降にも登場しているらしいのですが、そのシリーズは遊んでいないので、どうもスパロボだと不遇の扱いという印象しか残ってないんですよねえ。
というように、リアルタイム印象もスパロボでの印象も薄めのガイキングなんですが、のちにその印象が完全に塗り替えられます。
リメイク作『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の登場です。これが、前述の『REIDEEN』とは異なり、大して期待して見ていなかったら面白かったという(笑)。こちらについては別項で熱く語りたいと思います。
ところで、ガイキングの後番組って『ジェッターマルス』だったんですね。これも絵本しか印象が残ってないなあ。アンソロジーCDのせいで主題歌は歌えますが(笑)。「本家がリメイクしたのにパチモンくさいデザイン」三大アニメのひとつですね。ほかの二つは『氷河戦士ガイスラッガー』と『サイコアーマー ゴーバリアン』(笑)。異論は認めます。なお、ゴーバリアンは見てないので本エッセイでは取り上げません。
……今回も脱線話で終わってしまいました。
なので、本作を語る上でベースになっているのは、たった一回だけ読んだ覚えがあるコミカライズ版と、ケイブンシャの大百科やアニメ雑誌でのロボ特集などの二次資料、スパロボでの印象になります。
このコミカライズ版にしても、Wikiによるとテレビマガジン版とテレビランド版があるみたいですが、私が読んだのは尾瀬あきらが描いたテレビランド版のようです。祖母の家に遊びに行ったときに、その家に置いてあったのを偶然読んだことがあるんですね。
何でそのコミカライズ版を覚えているかというと、ちょうどパワーアップ回だったんですよ。それでフェイスオープンしたのかどうかは記憶に無いんですが、最後の最後の部分で「ガイキングがこんな風に恐ろしい力を持つようになるのは正しいことなのか?」というような感じで主人公の仲間が疑問を呈していたことが印象的だったからなんですね。
『ウルトラセブン』の有名なセリフ「血を吐きながら続けるマラソン」と同じで、破壊力を追求することへの警鐘が子供向けヒーロー漫画でも鳴らされているということが、深く印象に残っている理由かと思います。
さて、そのフェイスオープンこそガイキングの特徴のひとつかと思います。もともと、どちらかというと悪党面のガイキングが、さらに凶悪というか、見た目からして不気味なメカむき出しの顔になるという、ビジュアル的には実に怪しげなパワーアップです。
このフェイスオープンするガイキングは、一度敗れてパワーアップした後期型になり、手足が太くなっていたり、顔のデザインが少し変わっていたりするそうですが、スパロボの機体解説で読むまでは気付いていませんでした。やっぱり、そんなに見ていたわけではないようです。
ただ、それでも玩具を欲しいと思っていたのは、コンバトラー以前では最大級のビッグサイズである大空魔竜が魅力的だったからかと思います。
番組タイトルにもなっている大空魔竜は、ガイキングやほかのサポートメカの母艦にあたる巨大戦艦ですが、外見は正に竜型ロボ。その頭部が外れてガイキングの胴体部を形成します。この頭部が普通に竜の頭部じゃなくて骸骨になってるのがデザイン上のポイントで、やっぱり外見的には凶悪な印象があり、ダークヒーロー的なんですよね。
で、その頭部がガイキングの胴体部を形成するという玩具構成上、大空魔竜がかなり大型になるんですね。ガイキング本体は小さくなるんですけど、それでも大空魔竜がデカい!
あの大型玩具であること、テレビと同じく顔が胴体部を形成するというのは子供心に実に魅力的でした。これらが、リアルタイムの頃のガイキングの印象ですね。
あと、主人公たちが超能力者という設定だったりもするんですが、少しあとの『超人戦隊バラタック』とかもそうですけど、ユリ・ゲラーあたりの超能力ブームの影響があったりしたんでしょうか。
さて、時代は下ってスパロボに登場するようになったガイキング。ところが、この扱いが実に不遇だったりします。私がやっていた頃、『α』になる前の旧シリーズでは、『新スーパーロボット大戦』という異端作にしか出てないんですよ。
この『新』というのは、スパロボでほぼ唯一SDではなくリアル頭身でやってる作品で、初のフルボイス作品でもあるんですが、そのせいなのか読み込みが遅かったりしてゲームとしてのプレイ感覚があまりよろしくない。また、シナリオ等もそれまでの第●次シリーズに比べるとイマイチだったりします。
スパロボらしく、大空魔竜は母艦になっていますが、戦艦のくせに格闘攻撃が可能(笑)。腹から巨大な刃を出したり、ドリルを足に持って敵に突撃かけたりしていました(笑)。
ネッサーとかのサポートメカも出てきますが、サポートメカらしく弱いんで全然印象に残っていません。
のちの『α』以降にも登場しているらしいのですが、そのシリーズは遊んでいないので、どうもスパロボだと不遇の扱いという印象しか残ってないんですよねえ。
というように、リアルタイム印象もスパロボでの印象も薄めのガイキングなんですが、のちにその印象が完全に塗り替えられます。
リメイク作『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の登場です。これが、前述の『REIDEEN』とは異なり、大して期待して見ていなかったら面白かったという(笑)。こちらについては別項で熱く語りたいと思います。
ところで、ガイキングの後番組って『ジェッターマルス』だったんですね。これも絵本しか印象が残ってないなあ。アンソロジーCDのせいで主題歌は歌えますが(笑)。「本家がリメイクしたのにパチモンくさいデザイン」三大アニメのひとつですね。ほかの二つは『氷河戦士ガイスラッガー』と『サイコアーマー ゴーバリアン』(笑)。異論は認めます。なお、ゴーバリアンは見てないので本エッセイでは取り上げません。
……今回も脱線話で終わってしまいました。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
天空からのメッセージ vol.70 ~魂の旅路~
天空の愛
エッセイ・ノンフィクション
そのために、シナリオを描き
そのために、親を選び
そのために、命をいただき
そのために、助けられて
そのために、生かされ
そのために、すべてに感謝し
そのためを、全うする
そのためは、すべて内側にある
呪配
真霜ナオ
ホラー
ある晩。いつものように夕食のデリバリーを利用した比嘉慧斗は、初めての誤配を経験する。
デリバリー専用アプリは、続けてある通知を送り付けてきた。
『比嘉慧斗様、死をお届けに向かっています』
その日から不可解な出来事に見舞われ始める慧斗は、高野來という美しい青年と衝撃的な出会い方をする。
不思議な力を持った來と共に死の呪いを解く方法を探す慧斗だが、周囲では連続怪死事件も起こっていて……?
「第7回ホラー・ミステリー小説大賞」オカルト賞を受賞しました!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
1976年生まれ、氷河期世代の愚痴
相田 彩太
エッセイ・ノンフィクション
氷河期世代って何?
氷河期世代だけど、過去を振り返ってみたい! どうしてこうなった!?
1976年生まれの作者が人生を振り返りながら、そんなあなたの疑問に答える挑戦作!
トーク形式で送る、氷河期愚痴エッセイ!
設定は横読み推奨というか一択。
エッセイとは「試み」という意味も持っているのである。
オチはいつも同じです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる