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新・いばら姫 〜廃城での狂乱の三日間〜

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次に発情したときは、ラウルは少しは余裕を持って対処できた。
ベッドにアリーシャをそっと横たえ、シュミーズの裾から手を入れ、先端の粒を指で挟んで、胸を揉む。
唇を彼女のいい香りのする首筋に押しつけ、ぺろりと舐めた。
そして、ゆっくりとしたストロークで、彼女をだんだんと高めていく。

「んんっ……あっ……ラウル……くぅん……」

子犬の鳴き声のようなかわいい喘ぎ声を出し、彼女は身をくねらせる。
シュミーズをまくって、胸を露出させると、乳首に吸いつき、引っ張って離す。
反対側の乳首も指で同じことをしてやると、彼女はもっとというように胸を突き出した。
いっぱいそこを弄ってやると、彼女は限界を迎えて、イッた。
ラウルの方も何度か強く突くと果てた。

「まだ満杯って感じじゃないな……」

ラウルがつぶやくと、アリーシャも同意した。

回復魔法が効いてるおかげで、体力的には問題ないが、精神的な疲労は取れない。

「大丈夫か?」

ラウルが彼女を心配そうに見ると、意外にも笑顔で返された。

「ラウルは心配してばかりですね。あなたが優しいから大丈夫です」
「………っ、別に普通だろ!」

彼はまともにその顔が見れなくて、視線を逸らせた。
思いがけず、赤くなった自分を感じる。

(ガキじゃあるまいし……)

「元気なら、昼にするか。腹が減った」
「はい!」

彼女が身を起こすのを助けて、身繕いして抱きあげると部屋を出た。

調理場に行くと、ラウルは手早くいくつかの野菜とベーコンを刻み、小麦粉と卵と塩を水で溶いて、それらを投入すると、フライパンで焼いた。
しばらくすると、香ばしい匂いが充満した。
それをひっくり返すと、切れ目を入れ、皿に盛った。

同時に鍋に沸かしていたお湯に、刻んだ食材の残りを入れ、さらにトマトを切って入れる。
塩コショウで、味を整えて、スープも作った。

「簡単なものだが……」
「いいえ、すごいです。あっという間にできて、魔法みたい。私も作れるようになりたいです」

アリーシャが目をキラキラさせている。
ラウルは笑った。

「こんなの切って焼いたり茹でたりするだけだ。簡単だ」
「切るのだけでも、難しそうです……」

宝物があれば、使用人を雇って、それなりの生活ができるだろうから、必要ないと思うが。

「食べるぞ」
「はい。いただきます」

舌が肥えてるはずのアリーシャが美味しそうに食べる。
それを見ていると、自然に笑みが浮かんでくる。
人に自分の料理を食べさせたことなどなかったが、こんなに美味しそうに食べてくれると作りがいがあるな。

それとは別に、ラウルはさっき言っていた栓になりそうなものを調理場を見渡して、物色する。

栓になりそうなもの……それなりの太さがあって、彼女を傷つけないもの。
野菜は切ったら如何様にでもなるか……。
あぁ、そうだ、ワインのコルク!
まさに栓だ!
太さが足りないか?
他には……。

とりあえず、コルクをシャツのポケットに入れた。




お昼を食べ終わると、宝物庫に行くことにする。
アリーシャの案内で初めてのエリアに向かう。

トレジャーハンターとしては、ワクワクしながらも、自分で探し出すのではなく案内されるというのが不思議な感じだった。

重厚な扉を開くと、中にもう一つ扉があった。
その横についているプレートにアリーシャが手を当てると、扉が開いた。

「奥に魔石がついているようで、登録した人が手を触れると開くようになってるんです」
「なんて楽な宝探しなんだ……」

普段こうした扉を開けるのに苦労しているラウルは苦笑した。

中には棚がたくさんあり、そこには様々な物が置かれていた。
どうやら宝物は移動させる暇もなく、茨に閉ざされたようだ。

甲冑、剣、盾などの武器から、王冠、ティアラ、笏などの装飾品、ビロードの箱を開けてみると、大粒の宝石も出てきた。

「トレジャーハンターには夢のような場所だな」

王家の宝が手つかずで残っているなんて!
ここに入り浸って、さらに稀少なものを発掘したい!

翠の瞳が明るくきらめいた。

アリーシャがふふっと笑う。

「なんだ?」
「だって、ラウルがあまりにも楽しそうだから」
「そりゃ、職業にするほど、宝探しが好きだからな」
「こんなにあっても私には使いきれませんから、お好きなものを持っていってください」
「本当か!」

ラウルの目が爛々と輝く。
より熱心に宝物を見ていく。

彼は、ふと開けた箱の前で立ち止まった。

「何かいいものありました?」

アリーシャも興味津々で、彼の手元を覗いた。
そこには、鳩の卵くらいの大きさの丸っとしたルビーがあった。

「栓にちょうどいいかと思ってな」
「栓!?」

これを入れるの!?
大きくないかしら?

自分の中に収まってるものの方がよっぽど大きいのだが、ほとんどそれを見ていないアリーシャは慄いた。

「言っとくが、俺のモノはこれより大きいぞ?」
「そうなんですか……?」

ちょうどというか、そのタイミングで呪いが始まった。

ラウルはアリーシャをそこにあったチェストに乗せ、胸を揉んだり、耳を噛んだりして、彼女の準備を整えて、愛液で滑りがよくなったところで、抜き差しし始めた。

「ふ、ぅん……あ……あんっ」

新たな体位は、彼女の新たな場所を擦って、新たな快感を生み出す。
ラウルは今回は時間をかけるつもりはないようで、すぐ腰の動きを速めた。

「んんンッーー!」

彼女がイくと同時に彼も精を吐き出した。
子宮がパンパンになる。

ラウルがにやっと笑って、アリーシャのお腹をなでた。

「いっぱいになったな」

先程のルビーを持つと、いつの間にか手に入れていた絹のハンカチで拭いた。

「ちょっと我慢しろよ」

彼女をチェストの上に押し倒して脚を開くと、彼の楔が貫いたままの秘部を露出させる。
アリーシャは真っ赤になった。

ラウルは自分のものをギリギリまで抜くと、ルビーをそばに待機させて、完全に抜くと同時にそれを押し込んだ。

「ひゃん……!」

彼の男根に慣らされているそこは、すんなりとルビーを呑み込んだ。
さっきまでの熱い猛りとは対称的なルビーの冷たさに、アリーシャは声をあげた。

「漏れてないようだな。痛くないか?」

秘部をしげしげと見つめられて、アリーシャは頭が爆発しそうだったが、問いかけにかろうじて、首を振って答えた。

これまたいつの間に持ってきたのか、ショーツをポケットから出すと、彼女に履かせた。

「立てるか?」

手を貸して、彼女を起こしてやる。
アリーシャはぎこちなく立った。
股の間にすごく違和感はあるが、なんとか歩けそうだ。
久しぶりに自分で立った気がする。

「これで好きなように歩き回れるぞ」

そう言うラウルを見たアリーシャは、ぱっと顔を赤らめて横を向いた。
彼の男根は愛液と精液に塗れ、お腹に付きそうなくらい屹立していた。

確かに、ルビーより大きいわ……。
初めて間近に見た彼のものに彼女は驚いた。
あれがずっと私の中に入っていたなんて……。

ラウルも自分の格好に気がつき、シャツを腰に巻いた。
彼女のことばかり気にかけていて、自分の格好までは気がつかなかった。

「一度部屋に戻るか」
「はい」

アリーシャはゆっくり歩き出す。
ルビーは割と奥に入っているようだったけど、歩いている間に、押し出してしまいそうだったのだ。

ラウルが自分のノロノロとした歩みに合わせて歩いてくれているのが申し訳なくて、アリーシャは「先に行っていいですよ?」と言った。
しかし、彼は「急いでないからいい」と言った。

途中、トイレのそばを通ったので、そこに寄る。
自由にトイレに行けるのは純粋にうれしい。

ラウルはさらに浴場に寄るというから、アリーシャは先に部屋へ向かう。
でも、彼女が部屋につく前に、彼に追いつかれた。

部屋に着くと、ラウルは自分の服を身に着けた。

「ようやく落ち着けるな。この状態がいつまで有効かわからないが、しばらくは大丈夫だろ」
「はい。ありがとうございます」

さっきまで繋がりっぱなしだった二人は、お互いどうしたらいいかわからず、ベッドに微妙な距離で座った。

「そういえば、ここはお前の寝室だよな? 居室もあるのか?」
「はい。そちらの続き部屋がそうです」
「そっちの方が寛げるか?」
「そうですね。そっちに行ってみましょう」

二人は移動することにした。

アリーシャは居室の部屋に入ると、懐かしさを感じた。
彼女の感覚だと、一昨日ぶりなのだが、目覚めてからの時間が濃厚すぎたのだ。

ソファに座るも、二人はやはり落ち着かない。
下手したら、触れ合いそうになるが、そもそもそんな関係じゃないのだ。

(間が持たない……)

ラウルはそう思い「お茶でも飲むか?」と提案した。

「はい! あの……お茶の淹れ方を教えてもらえませんか?」
「淹れ方っていうほどのものじゃないが、いいぞ」

せっかく居室に移ってきたが、二人は連れ立って、調理場へ行った。

 

ポットでお湯を沸かす。
アリーシャにはそこから教えなければらなかった。

「ここに魔石があるから、起動させて、スイッチを入れると火が点くだろ? そこに水を入れたポットを置く。湯が沸いてきたら、湯気が出てくるから、あっ、触るなよ!」

何にも知らないお姫さまは、沸いているかどうか、ポットを触って確かめようとしていた。
ラウルは慌てて彼女の手を掴んで、腰を引き寄せる。
二人の身体が密着して、今度は慌てて身体を離す。

(散々身体を重ね合っていたのに、なんなんだ、これは……)

ラウルは笑うしかなかった。

アリーシャの方も彼に包まれて、すぐ離されて、さみしさを感じる自分に戸惑っていた。

気を取り直して、ラウルのお茶淹れ教室が再開する。

「ティーサーバーに人数分+1杯の茶葉を入れるだろ?そこにグラグラに沸いた湯を注ぐ。気をつけろ」

いっぱいにお湯が入ったポットは、アリーシャにとっては重すぎたらしく、両手で持ち上げるも、危なっかしくてたまらない。
後ろから手を伸ばして、ラウルが一緒に持ってやる。

一緒に持ったまま、サーバーにお湯を注ぐ。

「これで蒸らしたら、茶こしの上からカップにお茶を入れる」

気がつくと、後ろから抱えるようになっていて、アリーシャが赤くなっていた。

「悪い……」
「いいえ!」

ラウルは離れた。

どうにかお茶を入れて、アリーシャの居室に戻る。
最初は、ぎこちなかったが、お茶を飲みながら、アリーシャに問われるままに、今までの冒険の話をしたり、彼女に質問したりして過ごしているうちに、妙な緊張は取れていった。

驚くことに、アリーシャは今までほとんど城を出たことがなかったらしい。
ものを知らないにもほどがあると思ったが、そのせいか……。

だとすれば、あれほどのお宝を管理するとしたら、相当な後ろ盾がいるな。
この世間知らずなお姫さまだけでは荷が重すぎる。
ラウルは、得意先の貴族でアリーシャごと、財宝を託せそうな信頼できる者をリストアップする。
あまりいない。
宝物どころか、アリーシャが食い物にされる未来しか見えない。

(ダメだ! それくらいなら、俺が……)

「ラウル?」
「いや、なんでもない。それで、伝説の王冠を見つけたときの話だったか?」
「はい! そういう伝説ってどれくらい本当のことなんですか?」
「ほとんどがデマだな。だが、百に一つぐらいは本当だったりする。お前も伝説になってたんだぞ? 自覚なさそうだが」
「そういえばそうですね」

おかしそうにラウルが言うと、アリーシャは複雑な顔をした。

そうしている間に夜になった。
そろそろ夕食の支度でもするか、と思ったその時、呪いが発動した。
少しは漏れていたのか、彼女が吸収したのか……?
繋がりたいという強い衝動。

アリーシャを寝室に連れていき、ベッドに押し倒す。
ラウルは服を脱ぐと、彼女に覆いかぶさった。
首元に口づけながら、服を脱がせる。

初めて普通の男女のように手順を踏む。

胸を揉み、乳首を口に含む。
アリーシャは乳首を弄られるのが好きらしい。
すぐビクビクと身体を揺らす。
吸い上げながら、舌で転がすと、腰が跳ねた。
胸を離れて、唇で彼女の身体を辿っていく。
繋がったままではできないことだ。

彼女の脚を開いて、茂みの中に隠れた芽に舌を伸ばす。

「ひゃん!……あ、ダメっ!そんなところ、舐めないで、ください!」

そう言われたが、ラウルはもちろんやめる気はなく、挿れたい気持ちを抑えて、そこを舐り続けた。

「やっ、やあん……あっ、んーッ、あっ、アーーッ」

彼女が軽く達するとようやくラウルは、アリーシャの中からルビーをそっと取ると、自分の屹立をすぐねじ込んだ。

「ん、あぁァーッ」

欲しくてたまらなかった太いものを与えられ、アリーシャは連続してイった。
彼が腰を動かすと、彼女はおもしろいぐらいビクビクと跳ねて、「やああーッ、いま、だめッ、らうる、あっ、あっ、あんーッ」と善がった。

アリーシャが乱れれば乱れるほど、ラウルは興奮して、奥を突き続けた。
彼女が何度もイッて、息も絶え絶えになった頃、ラウルはその中に精を放った。

自分の下でぐったりしているアリーシャを見て、ラウルは我に返った。

「悪い! 大丈夫か?」

アリーシャは返事をする気力もなかったが、微笑んでみせて、その後、意識を手放した。

「アリーシャ? アリーシャ!」

彼女が気を失っているのがわかって、ラウルは焦った。
自分の欲望のままに抱いてしまった。
呪いの衝動など大してなかったのに。
気をつけると言っていたのに。

自分を戒める。
彼女は俺の欲望をぶつける相手ではない。
たまたま魔女の呪いのせいでこんな状態になってしまっただけの気の毒な娘だ。
これ以上ひどいことをするべきじゃない。

ラウルは、彼女にルビーを戻して、周囲を清めてやる。
身繕いをしてやって、自分も服を着た。

金色に輝く髪が乱れて頬に貼りついているのをそっと直してやる。
しばらくその美しい顔を見つめ、ラウルは部屋を出た。



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