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奇襲
夢魔はじめました。
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陽が落ちて、寒くなってきたので、テントに入る。
邪魔だとライアンが置いていったコートにくるまった。
ライアンの匂いに包まれる。
早く顔を見たいな。
自分は待ってるだけのくせに、そんな勝手なことを思う。
それにしても、ライアンとはなにも思わなかったのに、ルシードと一緒だと、このテントは狭すぎる。
なるべく距離を取ろうとするけど、身体を触れないようにするのが無理で、困惑する。
「なにもしないから、もうちょっと身体を伸ばしてもいいよ?」
小さく丸まってる私に、ルシードが苦笑した。
目立たないように小さな明かりをライアンが残していってくれたから、夜目の効く私達には十分な明るさがある。
その状態でしばらくしゃべっていたけど、話題も尽きて、「そろそろ寝ようか」とルシードが言った。
「でも、まだライアンが……」
「体力を回復しておかないと、明日ライアンについていくのが大変だよ?」と言われて、もっともだと頷く。
起きて待ってて、明日足手まといになるよりは、寝て待っていよう。
二人で横になると、片側がルシードに触れる。
ライアンとは違う温もりにドキドキした。
もちろん、緊張の動悸だ。
やっぱりライアン以外とはこんな反応よね。
自分の感覚に安堵する。
誰でもいいわけじゃなくてよかった。
それでも、目をつぶっているとうとうとしてくる。
どれくらい経っただろう。
ふいにザワザワした物音と、パリーンという空気を震わす耳には聴こえない音が響いて目を覚ます。
この音、聞き覚えがある!
「ヤバい……」
ルシードも起き上がって、私を守るように抱きしめた。
ザンッ
テントが斬り裂かれた。
周りを黒尽くめの人達で取り囲まれていた。
でも、彼らは私達の顔を見て、一瞬拍子抜けした。
「なんだ、人違いか。紛らわしい……」
ライアンを探しに来たんだ!
狭いテントに彼がいないのは一目瞭然で、関係ない人間だと思ったみたい。
このまま、ごまかせれば……。
「いや!あいつ、夢魔だぞ?」
「それじゃあ、例の?」
「じゃあ、その女も?」
一瞬で緊張が戻る。
「やっぱり魅了対策されてたか……」
ルシードがぼそりとつぶやく。
みんな手袋もつけているみたいで、ルシードが街で見たように夢魔対策がされているようだった。
彼は「僕が注意を引いてる間に逃げろ」と囁いた。
「でも!」
「僕は簡単に逃げられるから!」
ボソボソやり取りしてる間に、ジリジリと輪が狭まってくる。
ルシードがいきなり立ち上がった。
両手を上げて、「せっかく彼女といい雰囲気だったのに、なんの騒ぎだい?」とのんびりと言う。
と思ったら、すぐ近くの人の頬に手を当てると、その人は崩れ落ちた。
チラッと見えた顔はミイラのようになっていた。
その光景に皆が慄然として衝撃を受けている間に、ルシードはもう一人倒して、道を開けてくれた。
私はそこを通り抜けようとして、手を掴まれた。
「離して!」
ルシードの真似をして、私もその人の頬に手を当て、思いっきり精を吸った。
掴まれていた手が緩んだ隙に前に進もうとするけど、また捕まり、右手を捻られる。
左手をむちゃくちゃに振り回して、顔を捉えるとまた精を吸った。
逃げられるかもと思った瞬間、腰を蹴り飛ばされて、吹っ飛ぶ。
「うッ!」
地面に激突して、手首を捻った感覚がした。
でも、感覚が麻痺してるのか痛みは感じない。
すぐ立ち上がろうとした時、上にのしかかられて、両手を拘束された。
「やっ!離してっ!」
全身でもがいたけど、びくともせず、縄のような物で後ろ手に縛られた。
縛られる時、その人の顔がそばに来たので、耳に噛みついて、精を吸った。
「わっ、やめ………」
精を吸うのは成功したけど、身体の上に倒れ込まれて、結局身動きができなくなった。
「ちくしょう!」
近くから罵り声が聞こえて、上に乗ってる人ごとまた蹴られて転がる。
手が縛られてるから、防御ができなくて、地面で頬が擦れる。
呻く間もなく、グイッと手が引かれて、無理やり起こされた。
「痛っ!」
捻った手首に全体重がかかって、悲鳴をあげる。
「うるせーッ!」
「………ッ!」
頬を殴られる。
縛られているところを持たれているから、反動が手首に来て、激痛が走る。
それでも、唇を噛み締め、ルシードを目で探す。
ちょうど彼が引き倒されて、縛られてるところだった。
随分斬られたようで、すごい出血だった。
本人が言ってたように、ルシード一人だったら、簡単に逃げられるはずなのに……。
申し訳なくて泣きそうになる。
「コイツ、犯してやろうか!」
凶暴な目で睨めつけられた。
「止めとけ。突っ込む前にミイラにされるぞ。それよりアイツが戻ってきたら、この人数ではやっかいだ。戻るぞ!」
リーダーっぽい人が言った通り、立っているのは私を捕まえてる人を入れて4人に減っていた。
襲ってきた半数以上が倒れていた。
無我夢中だったけど、善戦したわよね……?
この人数だったら、ライアンがやられることはないはず。
男達は不満そうだったけど、しぶしぶ従うことにしたのか、歩き始めた。
「歩け!」
私も突き飛ばされるように歩かされた。
ルシードは怪我がひどいみたいで、歩くのもつらそうだった。
「なぁ、人質は一人でいいんじゃないか?女だけで。コイツ連れて行くのは面倒だろ?」
ルシードを捕まえていた男がボヤいた。
「確かにそうだな。殺していくか」
今度はリーダーの男も簡単に同意して、剣を振り上げた。
その瞬間、ルシードはツバメになって、飛び去った。
「エマ、ごめん!待ってて!」と言い残して。
「ルシード、ありがとうございます!」
聞こえたかどうかわからないけど、その姿が消えた方向に叫んだ。
あんな怪我までして私に付き合っててくれたことに感謝したかった。
「ヤバい!アイツを呼びに行ったんじゃないか?」
「夢魔って化けられるのか?」
「コイツも?」
「いや、報告ではコイツは大きい動物に化けるらしいぞ。しかも、痛めつければ元に戻るらしいな」
残忍な顔でニヤリと見られた。
そこまで知られてるんだ!
アーデルトの宿で襲ってきた人から聞いたのね……。
「取りあえず、早くシュトラーセ側の奴らと合流しようぜ」
「そうだな。アーデルトではアイツに9人全滅させられたんだろ?追いつかれたらヤバいな。まったくとんだ貧乏くじだぜ」
私は乱暴に小突き回されながら、森の中を歩かされた。
9人全滅?
もしかしてあの時ライアンがあそこに残ったのって彼らを始末するため……?
ってことは、私が宿であの二人を逃さなかったら、こんな風に情報が漏れてなかったのかな?
ごめんなさい。
私が中途半端なことをしたから……。
道行く彼らの愚痴からわかったことは、セレナ側から追ってきた集団、セレナから馬車でシュトラーセ側に先回りして、森に入ってきた集団、すでにシュトラーセ側で待機している集団と三手に分かれていたらしい。
そして、彼らはシュトラーセ側から森に入って、挟み撃ちにしようとしていた集団だった。
人質のままでいるのはまずいと隙を見て逃げようとしたけど無駄で、殴られるだけの結果に終わった。
ライアン、ごめんなさい……。
私のことは気にしないで先に進んでほしいけど、きっと彼はそうしない。
どうしよう……。
そう思うものの、どうしようもなく、何度も激しく殴られたり蹴られたりすると恐怖で従順になるしかなかった。
一度、思い切って立ち止まって座り込み、抵抗して動かずにいたら、リーダーの男が「死ぬとまずい」と部下を止めるほど、殴る蹴るの暴力を受けた。
暴力が止んでホッとした私を、彼は凍えるような目で見て、「あまり抵抗するようなら、お前の大事なところに剣の柄でも突っ込んでやろうか?暴力以外にも女を思い通りにする方法はあるんだ」と淡々と言った。
「や、やめてください!歩きます!」
ゾッとして、私はよろよろと歩き始めた。
涙が溢れてくる。
怖い……。
死ぬより怖い。
そんな私の様子を見て、リーダーの男が口許を歪めた。
邪魔だとライアンが置いていったコートにくるまった。
ライアンの匂いに包まれる。
早く顔を見たいな。
自分は待ってるだけのくせに、そんな勝手なことを思う。
それにしても、ライアンとはなにも思わなかったのに、ルシードと一緒だと、このテントは狭すぎる。
なるべく距離を取ろうとするけど、身体を触れないようにするのが無理で、困惑する。
「なにもしないから、もうちょっと身体を伸ばしてもいいよ?」
小さく丸まってる私に、ルシードが苦笑した。
目立たないように小さな明かりをライアンが残していってくれたから、夜目の効く私達には十分な明るさがある。
その状態でしばらくしゃべっていたけど、話題も尽きて、「そろそろ寝ようか」とルシードが言った。
「でも、まだライアンが……」
「体力を回復しておかないと、明日ライアンについていくのが大変だよ?」と言われて、もっともだと頷く。
起きて待ってて、明日足手まといになるよりは、寝て待っていよう。
二人で横になると、片側がルシードに触れる。
ライアンとは違う温もりにドキドキした。
もちろん、緊張の動悸だ。
やっぱりライアン以外とはこんな反応よね。
自分の感覚に安堵する。
誰でもいいわけじゃなくてよかった。
それでも、目をつぶっているとうとうとしてくる。
どれくらい経っただろう。
ふいにザワザワした物音と、パリーンという空気を震わす耳には聴こえない音が響いて目を覚ます。
この音、聞き覚えがある!
「ヤバい……」
ルシードも起き上がって、私を守るように抱きしめた。
ザンッ
テントが斬り裂かれた。
周りを黒尽くめの人達で取り囲まれていた。
でも、彼らは私達の顔を見て、一瞬拍子抜けした。
「なんだ、人違いか。紛らわしい……」
ライアンを探しに来たんだ!
狭いテントに彼がいないのは一目瞭然で、関係ない人間だと思ったみたい。
このまま、ごまかせれば……。
「いや!あいつ、夢魔だぞ?」
「それじゃあ、例の?」
「じゃあ、その女も?」
一瞬で緊張が戻る。
「やっぱり魅了対策されてたか……」
ルシードがぼそりとつぶやく。
みんな手袋もつけているみたいで、ルシードが街で見たように夢魔対策がされているようだった。
彼は「僕が注意を引いてる間に逃げろ」と囁いた。
「でも!」
「僕は簡単に逃げられるから!」
ボソボソやり取りしてる間に、ジリジリと輪が狭まってくる。
ルシードがいきなり立ち上がった。
両手を上げて、「せっかく彼女といい雰囲気だったのに、なんの騒ぎだい?」とのんびりと言う。
と思ったら、すぐ近くの人の頬に手を当てると、その人は崩れ落ちた。
チラッと見えた顔はミイラのようになっていた。
その光景に皆が慄然として衝撃を受けている間に、ルシードはもう一人倒して、道を開けてくれた。
私はそこを通り抜けようとして、手を掴まれた。
「離して!」
ルシードの真似をして、私もその人の頬に手を当て、思いっきり精を吸った。
掴まれていた手が緩んだ隙に前に進もうとするけど、また捕まり、右手を捻られる。
左手をむちゃくちゃに振り回して、顔を捉えるとまた精を吸った。
逃げられるかもと思った瞬間、腰を蹴り飛ばされて、吹っ飛ぶ。
「うッ!」
地面に激突して、手首を捻った感覚がした。
でも、感覚が麻痺してるのか痛みは感じない。
すぐ立ち上がろうとした時、上にのしかかられて、両手を拘束された。
「やっ!離してっ!」
全身でもがいたけど、びくともせず、縄のような物で後ろ手に縛られた。
縛られる時、その人の顔がそばに来たので、耳に噛みついて、精を吸った。
「わっ、やめ………」
精を吸うのは成功したけど、身体の上に倒れ込まれて、結局身動きができなくなった。
「ちくしょう!」
近くから罵り声が聞こえて、上に乗ってる人ごとまた蹴られて転がる。
手が縛られてるから、防御ができなくて、地面で頬が擦れる。
呻く間もなく、グイッと手が引かれて、無理やり起こされた。
「痛っ!」
捻った手首に全体重がかかって、悲鳴をあげる。
「うるせーッ!」
「………ッ!」
頬を殴られる。
縛られているところを持たれているから、反動が手首に来て、激痛が走る。
それでも、唇を噛み締め、ルシードを目で探す。
ちょうど彼が引き倒されて、縛られてるところだった。
随分斬られたようで、すごい出血だった。
本人が言ってたように、ルシード一人だったら、簡単に逃げられるはずなのに……。
申し訳なくて泣きそうになる。
「コイツ、犯してやろうか!」
凶暴な目で睨めつけられた。
「止めとけ。突っ込む前にミイラにされるぞ。それよりアイツが戻ってきたら、この人数ではやっかいだ。戻るぞ!」
リーダーっぽい人が言った通り、立っているのは私を捕まえてる人を入れて4人に減っていた。
襲ってきた半数以上が倒れていた。
無我夢中だったけど、善戦したわよね……?
この人数だったら、ライアンがやられることはないはず。
男達は不満そうだったけど、しぶしぶ従うことにしたのか、歩き始めた。
「歩け!」
私も突き飛ばされるように歩かされた。
ルシードは怪我がひどいみたいで、歩くのもつらそうだった。
「なぁ、人質は一人でいいんじゃないか?女だけで。コイツ連れて行くのは面倒だろ?」
ルシードを捕まえていた男がボヤいた。
「確かにそうだな。殺していくか」
今度はリーダーの男も簡単に同意して、剣を振り上げた。
その瞬間、ルシードはツバメになって、飛び去った。
「エマ、ごめん!待ってて!」と言い残して。
「ルシード、ありがとうございます!」
聞こえたかどうかわからないけど、その姿が消えた方向に叫んだ。
あんな怪我までして私に付き合っててくれたことに感謝したかった。
「ヤバい!アイツを呼びに行ったんじゃないか?」
「夢魔って化けられるのか?」
「コイツも?」
「いや、報告ではコイツは大きい動物に化けるらしいぞ。しかも、痛めつければ元に戻るらしいな」
残忍な顔でニヤリと見られた。
そこまで知られてるんだ!
アーデルトの宿で襲ってきた人から聞いたのね……。
「取りあえず、早くシュトラーセ側の奴らと合流しようぜ」
「そうだな。アーデルトではアイツに9人全滅させられたんだろ?追いつかれたらヤバいな。まったくとんだ貧乏くじだぜ」
私は乱暴に小突き回されながら、森の中を歩かされた。
9人全滅?
もしかしてあの時ライアンがあそこに残ったのって彼らを始末するため……?
ってことは、私が宿であの二人を逃さなかったら、こんな風に情報が漏れてなかったのかな?
ごめんなさい。
私が中途半端なことをしたから……。
道行く彼らの愚痴からわかったことは、セレナ側から追ってきた集団、セレナから馬車でシュトラーセ側に先回りして、森に入ってきた集団、すでにシュトラーセ側で待機している集団と三手に分かれていたらしい。
そして、彼らはシュトラーセ側から森に入って、挟み撃ちにしようとしていた集団だった。
人質のままでいるのはまずいと隙を見て逃げようとしたけど無駄で、殴られるだけの結果に終わった。
ライアン、ごめんなさい……。
私のことは気にしないで先に進んでほしいけど、きっと彼はそうしない。
どうしよう……。
そう思うものの、どうしようもなく、何度も激しく殴られたり蹴られたりすると恐怖で従順になるしかなかった。
一度、思い切って立ち止まって座り込み、抵抗して動かずにいたら、リーダーの男が「死ぬとまずい」と部下を止めるほど、殴る蹴るの暴力を受けた。
暴力が止んでホッとした私を、彼は凍えるような目で見て、「あまり抵抗するようなら、お前の大事なところに剣の柄でも突っ込んでやろうか?暴力以外にも女を思い通りにする方法はあるんだ」と淡々と言った。
「や、やめてください!歩きます!」
ゾッとして、私はよろよろと歩き始めた。
涙が溢れてくる。
怖い……。
死ぬより怖い。
そんな私の様子を見て、リーダーの男が口許を歪めた。
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