繋がれた絆はどこまでも

mahiro

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やはりここは周辺を嗅ぎ回るよりも本人に問い合わせた方が確実だろうとライトは思い、部屋でじっとアシルがやってくるのを待っていた。


「………何やってるんだ、お前は」


扉の前で座り込んでいた所、アシルからいつも以上に冷たい視線を向けられてしまった。


「えっと、アシルを待ってた」


「俺を?それなら誰かに声でもかけて呼べば良かっただろう。部屋の前にいたんだから」


「いや、そこまで急ぎではなかったというか」


はぁ、と大きなため息と共にアシルは扉に背を預け両腕を組んで座っているライトを見下ろした。


「それで?何か用か?また出掛けたいとか言うじゃないだろうな」


「違うぞ!今回は」


「じゃあ何だ」


「え、えっと、アシルのことを教えて欲しいんだ!」
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