繋がれた絆はどこまでも

mahiro

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名すら知らない兄弟には、跡継ぎを残す使命が与えられ、血の繋がりが遠い者が時期当主になる。
それはどうなのだろうか、と疑問を持ちつつも本人が今、苦労がゼロではないにしろ幸せを感じられているのだとしたら、他人がとやかく思う必要もないのかなとライトは思い、それ以上、今回のことに関しては触れないでおこうと思うことにした。


「用件は今ので済んだのか?」


「うん。そこに行こうとしていただけだから」


「そうか」


そういえば、自分のことばかり考えていたが、アシルは恋人などいないのだろうかとライトは思った。
顔も良い方だし、頭も良い。
性格に関しては、好き嫌いが分かれそうだがライトは好きだ。
仕事は真面目に行うし、気もきく。
唯一、ライトが信頼している人材で、女性から好かれそうなタイプに見えるのだが、今のところ仕事関係者以外の女性と話している所や外出している姿は見たことない。
仕事だってライトが関わっている人材で、アシルが関わるときは大抵ライトを交えて話しているため二人きりということは滅多にない。
もしかしたら、ライトが気付いていないだけかもしれないが。
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